sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

明けない夜はない?(20)・・・R2.5.31①

エピソードその17 以前に比べて住宅、商店、町工場等が増えたとは言え、山が近く、まだまだ緑が多い北河内では蝉の声が煩いほどになって来た。梅雨時よりは風が乾いて心地好くも感じられる盛夏となり、いよいよ勝負の夏を迎えていた。 そんな7月上旬の或る…

明けない夜はない?(19)・・・R2.5.29①

エピソードその16 もの皆誘惑され、揺れに揺れる春が過ぎ、いよいよダッシュを掛ける初夏になった。安藤清美、そして清美の献身的な努力もあってすっかり蘇った丸山康介は軌道に乗り始め、今度は清美を引っ張る立場に替わっていた。休みの日には時折近所の…

人は見かけが9割!?(30)・・・R2.5.28①

その30 令和2年5月28日、木曜日の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手を消毒する。 これは大分前から置いてあり…

人は見かけが9割!?(29)・・・R2.5.27①

その29 令和2年5月27日、水曜日の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手を消毒する。 これは大分前から置いてあり…

人は見かけが9割!?(28)・・・R2.5.26②

その28 令和2年5月25日、月曜日の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手を消毒する。 これは大分前から置いてあり…

人は見かけが9割!?(27)・・・R2.5.26①

その27 令和2年5月の或る朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手を消毒する。 これは大分前から置いてあり、来客も含…

明けない夜はない?(18)・・・R2.5.25①

エピソードその15 3月下旬から4月上旬に掛けて、地域でトップの公立進学校である北河内高校であっても、2年生の全過程を終えた春休みは本格的な受験準備を前に、僅かの間にせよホッとひと息吐き、リラックス出来る機会になる。 そんな空気に春の陽気も…

明けない夜はない?(17)・・・R2.5.24①

エピソードその14 昭和62年3月上旬、今から振り返ってみれば長かった昭和も残り2年を切った終盤であるが、そんな気配を何となく感じていながらも、普通は日々の時間の流れに追われ、またそれぞれのことで精一杯であるから、まだ殆んど感じていなかった…

明けない夜はない?(16)・・・R2.5.23①

エピソードその13 大阪府内の学区が細かく分けられることによって地域トップの進学校となっていた北河内高校の修学旅行は受験準備から逆算される為にどんどん早くなり、昭和61年度は2年生の10月下旬に行われた。行先は沖縄で、平均気温はまだ25℃を…

人は見かけが9割!?(26)・・・R2.5.21①

その26 令和2年5月21日、木曜日の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手を消毒する。 これは大分前から置いてあり…

人は見かけが9割!?(25)・・・R2.5.20②

その25 令和2年5月12日、火曜日の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手指を丁寧に消毒する。 これは大分前から置…

明けない夜はない?(15)・・・R2.5.20①

エピソードその12 北河内高校では10月中旬に2学期の中間テストが行われる。 したがって10月上旬からまた女子バスケットボール部の練習が停止され、顧問である青木健吾の受け持つ科目、物理では広い方の教室である実験室に2年生部員の有志がテスト勉…

人は見かけが9割!?(24)・・・R2.5.191①

その24 令和2年5月19日、火曜日の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手を消毒する。 これは大分前から置いてあり…

人は見かけが9割!?(23)・・・R2.5.18②

その23 令和2年5月15日、金曜日の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手を消毒する。 これは大分前から置いてあり…

明けない夜はない?(14)・・・R2.5.18①

エピソードその11 地域トップの進学校である大阪府立北河内高校では夏休みの直後、9月上旬に2年生、3年生と浪人生を合わせた受験生に分けて校内実力テストが行われた。2年生は英数国の3教科、受験生は英数国理社の5教科で、それぞれ難関国公立大学受…

人は見かけが9割!?(22)・・・R2.5.17②

その22 令和2年5月11日、月曜日の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、そばに置いてあるアルコール消毒液で手を消毒する。 これは大分前から置いてあり…

明けない夜はない?(13)・・・R2.5.17①

エピソードその10 我が国の教育と言うものが受け持っているものはただ一般教科の勉強のみならず、芸術系教科、技術系教科、更に道徳、キャリア、余暇活動、行事、性等までカーバーして、嗜み、生き方、考え方等にまで及ぶ。いわば政治家達がことあるごとに…

明けない夜はない?(12)・・・R2.5.16①

エピソードその9 昭和61年当時、地域トップの進学校であった北河内高校において3年生は夏休みが1週間ほど削られ、長い2学期が8月下旬から始まる。 ただ、1月からは授業が行われずに登校しなくなるから、3年生にとっては実質2学期制のようなもので…

明けない夜はない?(11)・・・R2.5.15①

エピソードその8・・・② 話は変わるが、青木健吾、袴田久美子共に学生時代にバスケットボールをしていたわけではないので、合宿における練習の方は全く生徒任せであった。 進学校である北河内高校の生徒等は世間的に見て家庭的に恵まれている割合が高く、勉強…

明けない夜はない?(10)・・・R2.5.14①

エピソードその8・・・① 元気盛りの大抵の高校生にとっては勉強以外何でも面白い。いや、その勉強でさえも一緒にする誰かがいれば面白くなる。そんな大抵の高校生達が大勢集まれば騒がしくて仕方が無い。 と言うわけで、北河内高校女子バスケットボール部御一…

明けない夜はない?(9)・・・R2.5.13①

エピソードその7 昭和61年当時、大阪府の学区割が分割される方向に変更された結果、青木健吾が高校生の頃よりまた少しレベルが上がって、地域トップの進学校にラックアップしたとは言え、北河内高校の校風は他の地区のトップ校に比べて十分に緩かった。の…

明けない夜はない?(8)・・・R2.5.12①

エピソードその6 ゴールデンウイークが終わって暫らくすると、北河内高校では中間テストに備えてクラブ活動が1週間の休止となった。同じ学校の教師と生徒の関係となった青木健吾と中野昭江はもう近所のファミレスで2人っきりの勉強会と言うわけには行かな…

明けない夜はない?(7)・・・R2.5.11①

エピソードその5 平成60年4月、青木健吾は母校である北河内高校の臨時雇いの教師になった。正式には常勤講師と言うそうであるが、父親の新吉に報告した時にあっさりと、 「嗚呼、臨時雇いの教師やなあ・・・」 と簡単に片付けられたので、自分でもその言い…

明けない夜はない?(6)・・・R2.5.10①

エピソードその4 中野昭江の父親、俊介は高度経済成長期の大きなうねりの中で第一線に立って日々戦う企業戦士であった。過去形になっているのは昭和48年の初春のこと、昭江が3つ、兄の陽介が8つの時に残業続きの過労が祟り、それに季節の変わり目にあり…

明けない夜はない?(5)・・・R2.5.9①

エピソードその3 なだらかな御椀山を臨む北河内も大分人が増えて、住宅が山裾まで迫っている。青木健吾が大阪市内の親元からから地域トップの進学校北河内高校に学生として通っていた7、8年前と比べても田んぼや畑が更に減っていた。 もっとも健吾が通っ…

明けない夜はない?(4)・・・R2.5.8①

エピソードその2 キリスト教系の聖書研究会、「希望の光」の夏季キャンプから戻った後、北河内の駅前の食堂街にあるうどん屋、「さぬき庵」で青木健吾はアルバイトで店員をしていた中野昭江に声を掛けられ、挨拶を交わした。そして昭江の定期テスト前には近…

明けない夜はない?(3)・・・R2.5.7①

エピソードその1・・・② 7月の末のこと、「希望の光」の夏季キャンプの当日、集合は梅田であった。JR大阪駅の北側に集まり、そこから大型の観光バスが出た。2台にぎっしりと乗り込み、結構な人数であった。 あまり緊張が解れない内に、昼前、能勢の青年の家…

明けない夜はない?(2)・・・R2.5.6①

エピソードその1・・・① 昭和50年代、世間はまだ高度経済成長期の真っただ中にあり、好景気に浮かれていた。株価、地価は右肩上がりで、ちょっと投機に興味を持つものにとっては楽しくて仕方が無い。収入が安定し、家を購入出来る層はやどかりのようにより大…

明けない夜はない?(1)・・・R2.5.5①

エピソードその0 青春の暗くて長いトンネルを 誰しも迷い迷って通るもの 出口が見えた気がしても 中々出口見えなくて 中途半端に壁壊し 抜け出したくなる誘惑に 何度も何度も誘われて その都度グッと堪えては また歩き出すその向こう まだまだ続くトンネル…

人は見かけが9割!?(21)・・・R2.5.2①

その0 令和2年3月末の朝のこと、藤沢慎二は何時も通り今の職場である心霊科学研究所東部大阪第2分室に7時50分頃に着き、タイムカードにスリットした後、執務室に入る。既に正木省吾、すなわちファンドさんが来て居り、スマホを何やら熱心に見詰めてい…