9月も後半となり、大分過ごし易くなって来た。
私が住む奈良県でも特に朝夕はかなり涼しく感じられ、寝易くなっている。
それどころか、油断をすれば風邪を引きそうなぐらいになって来て、その分調整し易い。
先週から2週続けて台風や台風になりそうな熱帯低気圧が付近にないのも好い。
今のところ大陸側の北方に等圧線の詰まった低気圧が発生しているぐらいで、太平洋側の南方には高気圧が発達しているから、今週もそんな心配をしなくても好さそうだ。
ちょっと調べてみると、ここ2、3日は全国的に雨の予報が広がっているが、これから週末、そして来週前半に向かって次第に回復して行きそうな感じになっている。
気温の方はこれから朝夕、真夏に比べて5℃以上下がって来て、例えば奈良県では週末になると最高気温が30℃を切り、最低気温が20℃を切るようで、これは大分楽になりそうである。
今週我が国で開催されるゴルフツアーでは先週よりは熱中症で悩まされる選手が減って来そうで、ホッとさせられる。
ゴルフの他にもうひとつ、そんなに変わらないレベルで気になっている野球の方は日米共に終盤の競り合いが続いており、中盤まで十二分に楽しませて貰ったメジャーリーグではエンゼルスが大失速し続け、二刀流の大谷翔平が出場しなくなって大分経つが、遂に右肘の手術まで終えたようである。
何でもトミー・ジョン手術ではなく、人工の靱帯を移植し、早めの復帰が期待出来るのではないか、なんて期待されている。
段々ターミネーターのようになって行く気がしないか!?
それでも復帰が打者としては2024年シーズンから、投手としては2025年シーズンからと、前回とあまり変わらない、いわば順調な流れで考えているようだなあ。
たとえば二刀流までは1年以上待つことになるが、打者としては来シーズンが始まる頃にはもう本格的に参戦出来るような見通しとなっていて、ホッとさせられる。
それはまあともかく、今回のメインであるゴルフツアーの方に話を戻すと、我が国では漸く秋の気配がはっきりと感じられるようになり、日中はまだまだ熱中症への注意が必要だとしても、全体に心配が大分減って来て、また後半の各種ポイント争い、賞金王レース、生き残りを掛けた競り合い等に期待が膨らむ頃ではないか!?
海外のツアーにおいても、大体がそんな感じであるが、地球は広く、南半球では我が国と季節が逆になっており、今は春、我が国で言えば3月で、まだまだ寒さが残り、新シーズンに向かって漸く動き出している頃かも知れない。
そんな中、今週も世界中の彼方此方で世界ランキングの変動に関係しそうな男女ゴルフツアーの開催が予定されている。
その中から今回は女子の世界ランキングの変動に関係しそうなツアーに付いて簡単に書き留めておく。
先ずは国内のツアーから見ておくと、9月21日(木)の8時頃から広島県にある「芸南カントリークラブ(6590ヤード、パー72)」において国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」が3日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は2000万円、優勝賞金は360万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に50位タイまでに入っている選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来る予定となっている。
このツアーでは2021年6月の最終プロテストに合格した93期生の有望株は大体国内女子ツアーの方に昇格し、2021年11月の最終プロテストに合格した94期生に続いて、2022年11月の最終プロテストに合格した95期生が既に活躍し、優勝もしているので、毎回結構ワクワクさせて貰っている。
国内の下部のツアーも華やかで
新たなスター期待膨らみ
また9月22日(金)の8時頃から宮城県にある「利府ゴルフ倶楽部クラブ(6569ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」が3日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は7000万円、優勝賞金は1260万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に50位タイまでに入っている選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進められる予定となっている。
このツアーでは、2021年6月の最終プロテストに合格した93期生、2021年11月の最終プロテストに合格した94期生に続いて、2022年11月の最終プロテストに合格した95期生も既に活躍し、優勝もしているので、毎回結構ワクワクさせて貰っている。
今回の注目選手としてはプラチナ世代で米国女子ツアーを主戦場としているエースの畑岡奈紗、勝みなみが出場を予定している。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビではCS放送の日テレジータスによって土日の前半に予定されている。
それにインターネットの動画配信サイトDAZN、UーNEXTにおいては3日間に亘ってのんびりと楽しむことが出来る。
国内の女子のツアーは賑やかで
米国帰り加わるのかも
次に海外のツアーに付いて見ておくと、9月21日(木)の朝から韓国・仁川(インチョン)にある「ベアーズベスト青羅GC」において韓国女子ツアー、「ハナファイナンシャルグループ・チャンピオンシップ」が4日間の日程で開催される予定である。
公式によると賞金総額は15億ウォンとなっており、1ウォンを約0.111円とすれば、これは約1億6700万円となり、今週は国内女子ツアーの2倍以上高額となっている。
外国人選手にも広く出場機会が与えられ、日本人選手としては世界ランキング154位で黄金世代をリードするひとり、昨年念願の国内女子ツアーにおける初優勝を果たした高橋彩華(サヤカ、25歳、162㎝、55㎏)、世界ランキング256位で実力派若手選手をリードするひとり、国内女子ツアーにおける初優勝が待たれるモデル系の脇元華(25歳、174㎝、64㎏)、世界ランキング399位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、国内女子ツアーにおいて通算23勝を誇るレジェンド級の横峯さくら(37歳、155㎝、51㎏)が出場する予定である。
このツアーも年々規模が拡大し、今春の情報では32大会で賞金総額が311億ウォンとなっていたから、この時点でも約34億5000万円と大きなものになっていたが、発表時より高額に変更されている大会が幾つかあったので、終了時には更に大きくなっているはずである。
ただ以前にも書いたように、このツアーの公式サイトはちょっと近寄り難いものに変更されたので、詳しいところは分からず、上記の多くのことは或る記事による。
また9月21日(木)の午前中から時差-2時間のタイにある「レイクビュー・ゴルフ&カントリークラブ」においてWPGAツアー(オーストラリア女子ツアー)、「タイランド・ミックスド2023ザ・ファイナル」が4日間の日程で開催される予定である。
公式サイトから詳しい情報は読み取れなかったが、まだ肌寒いであろう本国は避けて暖かいタイでの開催が数試合組まれていると言うところであろうか!?
また9月22日(金)の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のスペイン・アンダルシアにある「フィンカ・コルテシン(6903ヤード、パー72)」において欧州女子ツアーと米国女子ツアーの対抗戦、「ソルハイムカップ」が3日間の日程で開催される予定である。
欧米では人気の大会なのかも知れないが、公式サイトから詳しく読み取ることは出来ず、あまり記事が出ていないので、よくは分からない。
多分日本人選手が出場しないであろうから、興味は薄れがちになる。
欧米の対抗戦は日本人
多分出られず興味が薄れ
また、9月22日(金)の夜から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・アーカンソー州エルドラドにある「マイスティック・クリーク・ゴルフクラブ(6509ヤード、パー72)」において、米国女子ツアーの下部に当たるエプソンツアー、「マーフィーUSAエルドラド・シュートアウト」が3日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は22.万ドルとなっており、1ドルを約148円とすれば、これは約3330万円となる。
残念ながら、どうやら日本人選手の出場予定はないようである。
それから欧州女子ツアーの下部に当たるLETアクセスシリーズは残念ながらオープンウイークとなっている。
そして先週開催されたツアーの成績も影響して、今週の女子世界ランキングにはまあまあ大きな変動があったので、以下に簡単に書き留めておく。
先ず、日本人選手の中で世界ランキングが1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
16位 ↑ 2 畑岡奈紗(24歳、158㎝)
22位 ↓ 1 古江彩佳(23歳、153㎝、54㎏)
23位 ↓ 1 山下美夢有(22歳、150㎝、52㎏)
24位 ー 笹生優花(22歳、166㎝、63㎏)
39位 ↑ 7 岩井明愛(アキエ、21歳、161㎝、59㎏、93期生)
50位 ー 櫻井心那(ココナ、19歳、166㎝、62㎏、94期生)
53位 ↑ 4 小祝さくら(25歳、158㎝、58㎏)
56位 ↓ 3 岩井千怜(チサト、21歳、162㎝、59㎏、93期生)
58位 ↑ 1 西郷真央(21歳、158㎝、57㎏)
59位 ↓ 1 神谷そら(20歳、167㎝、60㎏、95期生)
65位 ー 吉田優利(23歳、158㎝、58㎏)
68位 ↑ 3 西村優菜(23歳、150㎝未満 50㎏)
71位 ↓ 1 渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)
79位 ー 勝みなみ (25歳、157㎝、57㎏)
83位 ↓ 1 稲見萌寧(モネ、24歳、166㎝、58㎏)
84位 ↑ 2 菅沼菜々(23歳、158㎝)
87位 ↓ 2 上田桃子(37歳、161㎝、54㎏)
89位 ↑ 2 鈴木愛(29歳、155㎝)
96位 ↓ 1 川﨑春花(20歳、158㎝、51㎏、94期生)
104位 ↓ 1 川岸史果(フミカ、28歳、166㎝)
次に、先週は以下の日本人選手の世界ランキングの変動に関係しそうなツアーが幾つか開催され、実際にまあまあの変動が見られたので、500位までの範囲で10位以上上がった選手に付いて見ておく。
国内女子ツアーにおいて7位タイに入った黄金世代の小滝水音(ミオ、25歳、167㎝、65㎏)は18位上がって153位に、国内女子ツアーにおいて7位タイに入った木村彩子(27歳、155㎝、50㎏)は10位上がって236位に、国内女子ツアーにおいて3位タイに入った実力派ベテラン選手をリードするひとり、反省著しい笠りつ子(35歳、160㎝、58㎏)は30位上がって237位に、国内女子ツアーにおいて7位タイに入った初優勝が待たれる94期生をリードするひとりの宮澤美咲(21歳、160㎝、60㎏)は17位上がって254位に、国内女子ツアーにおいて7位タイに入った初優勝が待たれる狭間世代の鶴岡果恋(24歳、166㎝、62㎏)は29位上がって325位に、ステップアップツアーにおいて8位タイに入ったベテランの下川めぐみ(40歳、160㎝、56㎏)は10位上がって417位になっている。
また、ステップアップツアーにおいて2位タイに入った石川明日香(25歳、161㎝、57㎏)は39位上がって432位に、ステップアップツアーにおいて6位タイに入った種子田(タネダ)香夏(28歳、158㎝、55㎏)は10位上がって434位に、国内女子ツアーにおいて23位タイに入った辻梨恵(29歳、169㎝、64㎏)は16位上がって454位に、ステップアップツアーにおいて単独5位に入った竹内美雪(27歳、160㎝、58㎏)は11位上がって464位に、国内女子ツアーにおいて7位タイに入った吉田弓美子(36歳、164㎝、65㎏)は74位上がって493位になっている。
こうして見て来ると、今週も若手有望株の活躍に刺激を受けたか、焦りを覚えたか、ともかく背中を押すエネルギーとなって、若手から中堅、そしてベテランに掛かるぐらいまでの選手が健闘しているように思われる。
今週もそんな熱い競り合いを期待したい。