2月16日(木)の9時頃から時差-2時間のタイにある「アマタ・スプリングCC(7505ヤード、パー72)」において、DPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「タイ・クラシック」が4日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
公式サイトによると賞金総額は200万ドルとなっており、1ドルを約134.36円とすれば、これは約2億6872万円となった。
また優勝賞金は約31万9738ユーロとなっており、1ユーロを約143.47円とすれば、これは約4587万円となった。
日本人選手としては世界ランキング79位で海外のツアーでも活躍している昨年賞金王の比嘉一貴(27歳、158㎝、70㎏)、世界ランキング119位で先週はアジアンツアーにおいて念願の海外ツアー初優勝を果たした新鋭の金谷拓実(24歳、173㎝、75㎏)、世界ランキング285位で元アマチュア世界ランキング1位まで上り詰めてプロに転向した大学生の蝉川泰果(タイガ、東北福祉大4年、22歳、175㎝、77㎏)、世界ランキング293位で旅人ゴルファーと呼ばれ、このツアーを主戦場とする川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)が出場しており、比嘉一貴、金谷拓実が無事予選を通過することが出来た。
世界ランキングで上位の2人が通過出来たのは順当と言えば順当で、ある意味ホッとさせられる!?
なお、全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に59位タイまでに入っていた74名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
比嘉一貴金谷拓実が通過して
ランク通りでホッとするかも
それから、川村昌弘がゴルフ、旅行等に付いて綴る人気のコラム、「いま僕はココにいます」は「Vol,161 タイ編」に更新されていた。
移動の様子、ゴルフ場、現地の料理等に付いて触れており、興味深い。
さて、単独首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング127位のトービヨン・オルセン(デンマーク、33歳、175㎝、70㎏)で、最終日6バーディーの-6、トータル-24と大きく伸ばした。
最終日も全員アウトスタート(第1ホールから)でトータル-18からスタートし、前半では3バーディーの-3、トータル-21と伸ばして、後半に入ってからも3バーディーの-3、トータル-24と順調に伸ばした。
なおこれがこのツアーで通算7勝目となり、この試合の結果、世界ランキングは92位まで上がっている。
オルセンや大きく伸ばし首位を維持
オルセンや首位を維持して強さ魅せ
オルセンや首位を維持して勝って魅せ
単独で2位を維持したのは世界ランキング150位のヤニク・ポール(ドイツ、28歳、185㎝、79㎏)で、最終日5バーディー、1ボギーの-4、トータル-20と伸ばした。
最終日はトータル-16からスタートして前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-18と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-20と順調に伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは119位まで上がっている。
ヤニクポール確り伸ばし二位を維持
ヤニクポール二位を維持して強さ魅せ
ヤニクポール二位に入って強さ魅せ
3位タイに入ったのは世界ランキング379位のアレクサンデル・ナップ(ドイツ、33歳、188㎝、82㎏)、世界ランキング427位のヨースト・ルイテン(オランダ、37歳、178㎝、70㎏)で、トータル-18まで伸ばした。
アレクサンデル・ナップは最終日8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-5と大きく伸ばして5位上げて来た。
最終日はトータル-13からスタートして、前半では1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル-11と落としたが、後半に入ってからは加速して7バーディーの-7、トータル-18と爆発的に伸ばした。
特に第10~15ホールと6連続バーディーを決めたのは圧巻であった!?
なおこの試合の結果、世界ランキングは317位まで上がっている。
下っても最後は上げるナップかな
後加速力を魅せたナップかな
三位入り力を魅せたナップかな
ヨースト・ルイテンは最終日5バーディー、2ボギーの-3と伸ばして1位上げて来た。
最終日はトータル-15からスタートし、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-16と少し伸ばして、後半に入ってからも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-18と順調に伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは345位まで上がっている。
ルイテンや確り伸ばし上げて魅せ
ルイテンや最後まで上げ力魅せ
ルイテンや三位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング152位のアントワヌ・ロズネル(フランス、29歳、183㎝)は最終日-6、トータル-17と大きく伸ばし、9位上げて5位タイに入った。
ロズネルや大きく伸ばし上げて魅せ
ロズネルや決勝で上げ力魅せ
ロズネルや五位に入って力魅せ
世界ランキング142位のニコライ・ホイガールト(デンマーク、21歳、188㎝、82㎏、ラスムス・ホイガールトと双子)は最終日-1、トータル-17と少し伸ばしながらも、3位下がって5位タイとなった。
ニコライや伸ばしながらも三位下げ
ニコライや伸ばし足りずに三位下げ
ニコライや五位に入って強さ魅せ
そして比嘉一貴は最終日3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-14と伸ばせず、6位下がって11位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-14からスタートして、前半では2ホールをパーで凌いだ後、第3、4ホールと連続でバーディーを決め、残りの5ホールをパーで凌いだので、結局2打伸ばし、トータル-16として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは、いきなり第10ホールでボギーを叩き、1つ空いて第12ホールでバーディーを決めて取り返したが、続く第13ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでもボギーを叩き、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局後半では2打落とし、スタート時点のトータル-14に戻ってホールアウトした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは75位まで上がっている。
比嘉一貴スコア伸ばせず六位下げ
比嘉一貴後半落とし六位下げ
比嘉一貴上位に入り強さ魅せ
世界ランキング180位のダニエル・ギャビンス(イングランド、31歳、183㎝、76㎏)は最終日-4、トータル-11と伸ばし、11位上げて22位タイに入った。
ギャビンスや確り伸ばし上げて魅せ
ギャビンスや最後は上げて力魅せ
ギャビンスや中位に入り意地を魅せ
そして金谷拓実は最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-10と伸ばし、5位上げて28位タイに入った。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-7からスタートして、前半ではいきなり第1、2ホールと連続でバーディーを決め、続く5ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでボギーを叩いたので、結局1打伸ばし、トータル-8として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは、いきなり第10ホールでバーディーを決め、1つ空いて第12ホールでもバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでもバーディーを決めて、続く第16ホールでボギーを叩いたが、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局後半では更に2打伸ばし、トータル-10としてホールアウトした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは125位まで下がっている。
金谷拓実確り伸ばし上げて魅せ
金谷拓実最後は上げて強さ魅せ
金谷拓実中位に入り意地を魅せ
世界ランキング133位のアレクサンデル・ビョーク(スウェーデン、32歳、185㎝、76㎏)は最終日-3、トータル-10と伸ばし、5位上げて28位タイに入った。
確りと伸ばして上げるビョークかな
決勝で上げ強さ魅すビョークかな
中位入り意地魅せられたビョークかな
世界ランキング164位のマルセル・シュナイダー(ドイツ、33歳、183㎝、74㎏)は最終日-2、トータル-10と伸ばしながらも、2位下がって28位タイとなった。
シュナイダー伸ばしながらも二位下がり
シュナイダー伸ばし足りずに二位下がり
シュナイダー中位に入り意地を魅せ
世界ランキング176位のマチュー・パボン(フランス、30歳、183㎝、85㎏)は最終日+3、トータル-9と落とし、22位も下がって33位タイとなった。
世界ランキング82位のスリストン・ロウレンス(南アフリカ、26歳、180㎝、97㎏)は最終日-2、トータル-8と伸ばし、4位上げて38位タイに入った。
ロウレンスじわりと伸ばし上げて魅せ
ロウレンス最後は上げて強さ魅せ
ロウレンス中位に入り意地を魅せ
世界ランキング83位のパブロ・ララサバル(スペイン、39歳、178㎝、75㎏)は最終日-1、トータル-8と少し伸ばしながらも、5位下がって38位タイとなった。
ララサバル伸ばしながらも五位下がり
ララサバル伸ばし足りずに五位下がり
ララサバル中位に入り意地を魅せ
世界ランキング91位のロバート・マッキンタイア(スコットランド、26歳、178㎝)は最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず、7位下がって57位タイとなった。
そlして世界ランキング76位のエイドリアン・オタエギ(スペイン、30歳、183㎝、79㎏)は最終日+3、トータル-3と落とし、24位も下がって66位タイとなった。
なお、予選落ちした日本人選手2人の世界ランキングであるが、蝉川泰果は284位まで上がり、川村昌弘は300位まで下がっている。
ともかく、結構な猛者が出場して、上手く行けばある程度の高額賞金を見込めるが、かなり上位に食い込まないと世界ランキングが下がることも多いこのツアーに出場する日本人選手が少しずつ増えて来ているのは喜ばしい。