sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

今日アメリカン・リーグで気になった投手達・・・R元年10.14①

 海の向こう、米国ではメジャーリーグのリーグ優勝決定シリーズが行われている。

 

 今日はアメリカン・リーグの1試合が行われた。

 

 西地区1位の投手王国、アストロズが東地区1位の強力打線を要するヤンキースと対戦し、11回まで行って3対2とサヨナラ勝ちしている。

 

 先制したのはアストロズで、2回表に1点入れたが、4回に2ランを浴びて逆転され、5回表に1点返して膠着状態に入った。

 

 出て来るピッチャー、出て来るピッチャー皆速い印象で、155km/h後半が普通の気がした。

 

 そして11回裏、サヨナラホームランが出て5時間近くの熱い攻防が決着した。

 

 アストロズの先発投手はサイ・ヤング賞投手で、今シーズンも候補に上がっているベテラン剛腕エース、ジャスティン・バーランダー(36歳、196㎝、102kg)で、6回3分の2で109球投げ、5安打(1本塁打)7三振2四球2失点2自責点の力投ながら勝敗は付かず、防御率は2.70となった。

 

 ここ2試合は打たれているが、今日は抑えている印象が強かった。

 

 やっぱり中4日だと無理が無いようである。

 

 打たれた2ランが我が国でよく言われる印象的と言うか、感情的化け物ではなく、正真正銘の化け物!? アーロン・ジャッジ(27歳、201㎝、128㎝)によるものであるから、観ていてこれはまあ仕方が無いように思われる。

 

        バーランダー化け物以外まあ抑え

 

        バーランダー何とか抑え繋ぐ秋

 

 参考までに2017年シーズから今シーズンここまでの成績を観ておこう。

 

 2017年シーズンは途中移籍しているので通算で206回投げて15勝8敗で、奪三振数が219、防御率が3.36、WHIPが1.18とエースクラスではあった。

 

 アストロズに移籍してからの方が大分好く、34回投げて5勝0敗で、奪三振数が43、防御率が1.06、WHIPが0.65と驚異的な成績を残している。

 

 新天地となり、気合が入ったようである。

 

 2018年シーズンは調子を維持し、214回投げて16勝9敗で、奪三振数が290、防御率が2.52、WHIPが0.90とスーパーエースクラスであった。

 

 今シーズンも同様で、223回投げて21勝6敗で、奪三振数が300、防御率が2.58、WHIPが0.80となっている。

 

 3番手に登板したのが守護神、ロベルト・オズナ(メキシコ、24歳、188㎝、99㎏)で、1回3分の2で21球投げ、無安打2三振無失点の快投ながら勝敗は付かなかったが、防御率は0.00のままであった。

 

 速球の平均が154km/h、最速が160km/hと速く、多彩な変化球も駆使して、フライを打ち取るそうな。

 

         安定の力を魅せるオズナかな

 

         力投で抑えて魅せるオズナかな

 

 参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。

 

 2017年シーズンは前半に不安障害が出たようであるが、64回投げて3勝4敗39セーブで、奪三振数が83、防御率が3.38、WHIPが0.87と好成績を残している。

 

 2018年シーズンは女性への暴力容疑で出場停止があり、途中で移籍し、通算で38回投げて2勝2敗21セーブで、奪三振数が32、防御率が2.37、WHIPが0.97であった。

 

 そして今シーズンは65回投げて4勝3敗38セーブで、奪三振数が73、防御率が2.63、WHIPが0.88と好成績を収めている。

 

 ヤンキースの先発投手は100mph(100マイル毎時、約161km/h)のジェームズ・パクストン(カナダ、193㎝、103kg)で、2回3分の1で51球投げ、4安打3三振2四球1失点1自責点と打たれ乱れ出して早めの交代を告げられ、勝敗は付かず、防御率は3.86となった。

 

 今日も97mph(約156㎞/h)とか普通に出ていたが、何処か自信無げなところが観えた。

 

 昨シーズンのノーヒット・ノーラン達成時には最後のバッターに100mph超を連発していたが、力があるだけにずっと期待されている投手である。

 

 参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。

 

 2017年シーズンはブレークし、136回投げて12勝5敗で、奪三振数が156、防御率が2.98、WHIPが1.10と初の2桁勝利を上げている。

 

 2018年シーズンは160回3分の1投げて11勝6敗で、奪三振数が208、防御率が3.76、WHIPが1.10と好成績を残した。

 

 そして今シーズンは150回3分の2投げて15勝6敗で、奪三振数が186、防御率が3.82、WHIPが1.28であった。

 

 投球回数が毎シーズン微妙に少なく感じられるのは、何らかの故障を起こしていることが多いからである。

 

 今シーズンは後半に調子を上げ、思っていたより好成績に落ち着いている。

 

        パクストン力の割に自信無げ

 

        パクストン力の割に早く降り

 

 2番手に登板したのが強力ブルペン陣の一角を担うチャド・グリーン(28歳、191㎝、98kg)で、2回で26球投げ、無安打2三振無失点の快投ながら勝敗は付かず、防御率は0.00のままであった。

 

 参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。

 

 2017年シーズンはロングリリーフも辞さず、69回投げて5勝0敗で、奪三振数が103、防御率が1.83、WHIPが0.74と素晴らしい成績を上げている。

 

 2018年シーズンも同様で、75回3分の2投げて8勝3敗で、奪三振数が94、防御率が2.50、WHIPが1.04であった。

 

 そして今シーズンはで春先調子が悪く、一時3Aに落ちたが、オープナーも務めながら69回投げて4勝4敗2セーブで、奪三振数が98、防御率が4.17、WHIPが1.23であった。

 

        グリーンや試合を締めて繋ぐ秋

 

 6番手として登板したのが超人的な守護神、アロルデス・チャップマン(キューバ、31歳、193㎝、99kg)で、1回で25球投げ、無安打3三振1四球無失点と抑え切り、勝敗は付かなかったが、防御率は0.00のままであった。

 

 速球の平均が100mph(約161km/h)、最速が105mph(約169km/h)と言われ、この選手もまさに超人、化け物の類いである。

 

 それでも昨シーズン当たりから速度低下が起こり、平均が100mphを切った、等と危ぶまれている!?

 

 参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。

 

2017年シーズンは50回3分の1投げて4勝3敗22セーブで、奪三振数が69、防御率が3.22、WHIPが1.13であった。

 

 球の凄さの割に飛び抜けた成績にならないのは、粗さがあるからのようだ。

 

 速さが落ちたと言われ出した2018年シーズンは51回3分の1投げて3勝0敗32セーブで、奪三振数が93、防御率が2.45、WHIPが1.05と結構好成績であった。

 

 そして今シーズン更に速さは落ちているそうだが、57回投げて3勝2敗37セーブで、奪三振数が85、防御率が2.21、WHIPが1.11と成績はそう変わっていない!?

 

        チャップマン確り抑え繋ぐ秋

 

        チャップマン変わらぬ仕事繋ぐ秋

 

 9番手として登板したのがローテ中堅を担うベテランのJ.A.ハップ(36歳、196㎝、93kg)で、3分の2回で12球投げ、1安打(1本塁打)1三振1失点1自責点サヨナラホームランを打たれて負けが付き、0勝1敗となって、防御率は13.50となった。

 

 元々は速球が最速でも90mph(約145km/h)位の技巧派投手であったが、近年それが95mph(約153km/h)位に上がっているそうな。

 

 参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。

 

 2017年シーズンは145回3分の2投げて10勝11敗で、奪三振数が142、防御率が3.52、WHIPが1.31とローテ中堅クラスであった。

 

 2018年シーズンは途中移籍して来て調子を上げ、通算で177回3分の2投げて17勝6敗で、奪三振数が193、防御率が3.65、WHIPが1.13とエースクラスであった。

 

 そして今シーズンは安定せず、161回3分の1投げて12勝8敗で、奪三振数が140、防御率が4.91、WHIPが1.30とローテ中堅クラスに落ちている。

 

       不安定抑え切れないハップかな