海の向こう、米国では今、メジャーリーグのワールドシリーズが開催されている。
その第５戦が昨日、ワシントンで行われた。
ナショナル・リーグをワイルドカードゲームから勝ち上がって来たナショナルズがアメリカン・リーグを西地区１位から勝ち上がって来たアストロズと対戦し、１対７で負けている。
ナショナルズの先発投手はジョー・ロス(２６歳、１９３㎝、１００kg)で、５回で７８球投げ、５安打(１本塁打)１三振２四球４失点４自責点と打たれ、失点が嵩んで負けが付き、０勝１敗となって、防御率は５．１４となった。
ポストシーズン通算では７回投げて０勝１敗で、奪三振数が１、防御率が５．１４、WHIPが１．１４となっている。
ウィキペデアによると速球の平均球速は９３mph(９３マイル毎時、約１５０㎞/h)、最速は９７．５mph(約１５７㎞/h)とあった。
ただ、２０１７年シーズン中にトミー・ジョン手術を受けているから、まだ回復期にあるのかも知れない。
それでも予定していたサイ・ヤング賞投手のベテラン剛腕エース、マックス・シャーザー(３５歳、１９１㎝、９８kg)の首が回らず、投げられないと言うから、仕方が無くの登板である。
それにしては長く任されたとも考えられる。
参考までに２０１７年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
途中でトミー・ジョン手術を受けた２０１７年シーズンは７３回３分の２投げて５勝３敗で、奪三振数が６８、防御率が５．０１、WHIPが１．４７と前年に比べて大分悪化している。
２０１８年シーズンはあまり出られず、１６回投げて０勝２敗で、奪三振数が７、防御率が５．０６、WHIPが１．３１であった。
そして今シーズンは６４回投げて４勝４敗で、奪三振数が５７、防御率が５．４８、WHIPが１．６７と、まだ本調子とは言えない。
ジョーロスや急遽登板こんなもの
３番手に登板したのが前守護神？ ショーン・ドゥーリトル(３３歳、１８８㎝、９５kg)で、１回で１４球投げ、１安打１三振１四球無失点と抑えて勝敗は付かず０勝０敗１セーブのままで、防御率は０．００のままであった。
ポストシーズン通算でも、９回３分の２投げて０勝０敗２セーブで、奪三振数が８、防御率が１．８６、WHIPが０．６２と、好い仕事を続けていることが分かる。
参考までに２０１７年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
２０１７年シーズンは途中で移籍し、通算で５１回３分の１投げて２勝０敗２４セーブで、奪三振数が６２、防御率が２．８１、WHIPが０．８６であった。
２０１８年シーズンは６月から９月まで左足の爪先の炎症で悩まされながら、４５回投げて３勝３敗２５セーブで、奪三振数が２５、防御率が１．６０、WHIPが０．６０と、出れば凄い成績を残している！？
そして今シーズンは６０回投げて６勝５敗２９セーブで、奪三振数が６６、防御率が４．０５、WHIPが１．３０と、内容的にはガクンと落ちている。
ただ、ポストシーズンでは経験がものを言っているように観える。
ドゥーリトル巧く抑えて繋ぐ秋
ドゥーリトル経験活かし繋ぐ秋
アストロズの先発投手は何時でも１００mph投手の奪三振王、ゲリット・コール(２９歳、１９３㎝、１００kg)で、７回で１１０球投げ、３安打(１本塁打)９三振２四球１失点１自責点の好投で勝ちが付いて１勝１敗となり、防御率は３．８６となった。
流石若さと自信である。
７回に１００mphが出ていたそうな。
制球の好さを言われているか、出していたと言うべきか！？
参考までに２０１７年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
２０１７年シーズンはパイレーツのエースを務め、２０３回投げて１２勝１２敗で、奪三振数が１９６、防御率が４．２６、WHIPが１．２５であった。
アストロズに移籍した２０１８年シーズンはサイ・ヤング賞投手のベテラン剛腕エース、ジャスティン・バーランダー(３６歳、１９６㎝、１０２kg)等から色々吸収し、２００回３分の１投げて１５勝５敗で、奪三振数が２７６、防御率が２．８８、WHIPが１．０３と、見違えるような進化を遂げている。
そして今シーズンは更に進化を重ね、２１２回３分の１投げて２０勝５敗で、奪三振数が３２６、防御率が２．５０、WHIPが０．８９となっている。
自信付け実力発揮コールかな
自信持ち実力発揮コールかな
