久し振りに先週の主な女子ゴルフツアーの様子、および今週の女子ゴルフ世界ランキングに付いて振り返ることにした。
先ず先週の国内では10月6日(木)から沖縄県において国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、「かねひで美やらびオープン」が3日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング221位(先週時点。以下、特に断らない限り同様)で昨年の11月に2021年度の最終プロテストに合格した櫻井心那(18歳、166㎝、62㎏)で、これで4勝目となり、獲得賞金ランキングトップを直走っている。
この試合の結果、世界ランキングは191位まで上がり、既にレギュラーツアーで健闘している同期の選手達と肩を並べて来た印象がある。
櫻井や下で頑張りレギュラーの
メンバー達と肩並ぶかも
単独2位に入ったのは世界ランキング453位でレギュラーツアーでも優勝経験のあるベテランの西山ゆかり(40歳、162㎝、58㎏)で、世界ランキングは423位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング443位で昨年の11月に最終プロテストに合格した仁井優花(19歳、163㎝)で、世界ランキングは409位まで上がっている。
また、10月7日(金)から静岡県において国内女子ツアー、「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」が3日間の日程で開催された。
初日から悪天候に悩まされたが、思い切って途中で打ち切り、最終日まで遅れ遅れで予定していた3ラウンドを何とか終えられたから、この点に付いても流石と感心させられる。
優勝したのは世界ランキング69位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれる不思議ちゃんの小祝さくら(24歳、158㎝、58㎏)で、国内女子ツアーではこれで今年2勝目、通算8勝目となった。
小祝やずっと出ながら調整し
時に勝つのが流石なのかも
なお、この試合の結果、世界ランキングは60位まで上がっている。
2位タイに入ったのは世界ランキング24位で新世紀世代を国内組を代表し、念願の国内初優勝を今年漸く果たしたかと思えば、瞬く間に5勝している西郷(せご)どんこと西郷真央(21歳、158㎝、57㎏)、世界ランキング86位で狭間世代をリードするひとり、初優勝が待たれるナチュラル系で人気の菅沼菜々(22歳、158㎝)、世界ランキング243位で実力派若手選手のひとり、ここ暫らく低迷していた感のある永井花奈(25歳、155㎝、55㎏)であった。
なおこの試合の結果、世界ランキングは西郷真央が24位を維持し、菅沼菜々が82位まで上がり、永井花奈が206位まで上がっている。
次に海外のツアーに目を向けると、10月6日(木)の朝から韓国において韓国女子ツアー、「ハイト・ジンロ・チャンピオンシップ」が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング18位で黄金世代と同世代のパク・ミンジ(韓国、24歳、160㎝)で、世界ランキングは16位まで上がっている。
単独2位に入ったのは世界ランキング102位でプラチナ世代と同世代のジョン・ユンジ(21歳、165㎝)で、世界ランキングは89位まで上がっている。
また、10月6日(木)の夜から米国・カルフォルニア州において米国女子ツアー、「LPGAメディヒール選手権」が4日間の日程で開催され、日本人選手が4人出場し、嬉しいことに4人共予選を通過出来た。
優勝したのは世界ランキング93位のジョディ・エワート(イングランド、34歳、165㎝)で、これが米国女子ツアー初優勝であった。
なお、この試合の結果、世界ランキングは62位まで上がっている。
単独2位に入ったのは世界ランキング35位で新世紀世代を代表し、昨年の米国女子オープンに優勝した飛ばし屋の笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)で、まだまだ勉強中と心得、楽しみながら学んでいる最中のようである。
特に今回は最終日、仲が好い先輩の渋野日向子と同じ組で回ったのが好影響を与えたようだなあ。
なお、この試合の結果、世界ランキングは29位まで上がっている。
笹生優花渋野日向子と語らって
気持ち弾ませ首位を追うかも
世界ランキング36位で黄金世代をリードするひとり、2019年の全英女子オープンで優勝して今年は3位に入った渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)は8位タイに入り、世界ランキングは36位を維持している。
世界ランキング424位でまだまだチャレンジを楽しんでいるベテラン、上原彩子(38歳、155㎝)は32位タイに入り、世界ランキングは393位まで上がっている。
世界ランキング23位でプラチナ世代を代表し、今年米国女子ツアーでも優勝した安定が売りの古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)は52位タイに沈んだが、これまでの実績もあり、世界ランキングは23位を維持している。
次に世界ランキングであるが、日本人選手トップ20の変動から挙げておく。
順位 変動 氏名
9位 ー 畑岡奈紗(23歳、158㎝)
23位 ー 古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)
24位 ー 西郷真央(21歳、158㎝、57㎏)
26位 ↓ 1 稲見萌寧(23歳、166㎝、58kg)
29位 ↑ 6 笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)
31位 ↓ 2 山下美夢有(21歳、150㎝、52㎏)
36位 ー 渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)
42位 ー 西村優菜(22歳、150㎝弱 50㎏)
56位 ↓ 2 勝みなみ (24歳、157㎝)
60位 ↑ 9 小祝さくら(24歳、158㎝、58㎏)
70位 ↓ 2 吉田優利(22歳、158㎝、58㎏)
71位 ↓ 1 堀琴音(26歳、165㎝、56kg)
73位 ↓ 1 上田桃子(36歳、161㎝、54㎏)
78位 ↓ 1 岩井千怜(チサト、20歳、162㎝、59㎏)
79位 ー 高橋彩華(24歳、162㎝、55㎏)
82位 ↑ 4 菅沼菜々(22歳、158㎝)
99位 ↓ 2 植竹希望(24歳、170㎝、59kg)
102位 ↑ 4 尾関彩美悠(アミユ、19歳、158㎝、50㎏)
103位 ↑ 5 川﨑春花(19歳、158㎝、51㎏)
109位 ↓ 2 藤田さいき(36歳、168㎝、67㎏)
先週も彼方此方で女子のゴルフツアーが開催され、その幾つかで日本人選手が活躍した結果、結構大きな変動も観られたので、以下500位までの範囲で10位以上上がった選手に付いて簡単に書き留めておく。
実力派若手選手のひとり、野澤真央(25歳、168㎝、58㎏)は11位上がって159位に、昨年の11月に2021年度の最終プロテストに合格してステップアップツアーで今週優勝し、既に4勝している櫻井心那(18歳、166㎝、62㎏)は30位上がって191位に、実力派若手選手のひとりで、ここ暫らくは低面していた感のある永井花奈(25歳、155㎝、55㎏)は37位上がって206位に、昨年の6月に2020年度の最終プロテストに合格した内田ことこ(20歳、159㎝、55㎏)は15位上がって231位に、米国女子ツアー参戦を経験して出産も経験して来たベテランの横峯さくら(36歳、155㎝、51㎏)は13位上がって244位に、長身でスパーアマチュアの馬場咲希にも目標のひとりとされる脇元華(25歳、174㎝、64㎏)は38位上がって288位になっている。
また、米国女子ツアーを主戦場とするまだまだチャレンジャーのベテラン、上原彩子(38歳、155㎝)は31位上がって393位に、昨年の11月に最終プロテストに合格した仁井優花(19歳、163㎝)は34位上がって409位に、ステップアップツアーとレギュラーツアーで優勝経験のあるベテランの西山ゆかり(40歳、162㎝、58㎏)は30位上がって423位に、鈴木麻綾(27歳、159㎝)は10位上がって460位に、狭間世代のレナゴンこと石川怜奈(22歳、168㎝)は18位上がって462位になっている。