先週の女子ゴルフツアーの振り返りに付いては既に簡単に書き留めたので、今回は男子ゴルフツアーに付いて簡単に振り返っておく。
先ずは国内男子ツアーに付いてであるが、10月20日(木)の朝から兵庫県にある「三甲ゴルフ俱楽部ジャパンコース(7178ヤード、パー70)」において国内男子ツアーの公式戦(メジャー大会)、「日本オープンゴルフ選手権競技」が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング516位(選手時点。以下、特に断らない限り同様)で今やスーパーアマチュアと化している蝉川泰果(タイガ、21歳、177㎝、75㎏)で、トータル-10まで伸ばした。
今年はアマチュアの大会でアマチュア世界ランキング1位であった中島啓太に勝る活躍で、これまでに国内男子ツアーでも優勝していたから、これで国内男子ツアーで2勝目となって、史上初だそうな。
なお、この試合の結果、世界ランキングは347位まで上がっている。
蝉川や名だたるプロを総なめし
一気に名前広まったかも
単独2位に入ったのは世界ランキング84位で海外ツアーも含めて活躍して存在感を高めている比嘉一貴(27歳、158㎝、70㎏)で、トータル-8まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは80位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング1069位で新鋭の長野泰雅(タイガ、19歳、1790㎝、75㎏)、世界ランキング1586位でアマチュアの杉浦悠太(21歳、170㎝、62㎏)で、トータル-4まで伸ばしている。
なおこの試合の結果、世界ランキングは長野泰雅が785位まで、杉浦悠太が990位まで上がっている。
単独5位に入ったのは世界ランキング152位で海外ツアーへの本格的な参戦を目指している新鋭の金谷拓実(24歳、173㎝、72㎏)で、トータル-1まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは145位まで上がっている。
それから、国内男子ツアーの下部に当たるABEMAツアーはシーズンオフとなっている。
次に海外ツアーに付いて見て行くと、10月19日(水)の午後から時差-7時間の南アフリカにある「Umhlali Cuntry Club」において南アフリカ男子ツアー(サンシャインツアー)、「SunBet Charenge」が3日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング977位のDylan Naidoo(南アフリカ、24歳、173㎝、75㎏)で、トータル-6まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは860位まで上がっている。
2位タイに入ったのは世界ランキング376位のJaco Prinsloo(南アフリカ、33歳)、世界ランキング1988位のJonathan Broomhead(南アフリカ、アマチュア、21歳)、世界ランキング611位のLake Brown(南アフリカ、24歳)、世界ランキング460位のIan Snyman(南アフリカ、26歳)で、トータル-4まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは、Jaco Prinslooが373位まで、Jonathan Broomheadが1703位まで、Lake Brownが603位まで、Ian Snymanが449位まで上がっている。
また、10月20日(木)の朝からオーストラリアにおいてオーストラリアの男子ツアー(ISPS HANDA PGA Tour of Australasia)、「2022WA Open Golf Championship」が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング917位のDeyen Lawson(オーストラリア、31歳、187㎝)で、トータル-20まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは860位まで上がっている。
単独2位に入ったのは世界ランキング1560位のMichael Sim(オーストラリア、38歳、183㎝、68㎏)で、トータル-18まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは1393位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング919位のChristopher Wood(オーストラリア、31歳、175㎝、84㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは895位まで上がっている。
また10月20日(木)の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のスペインにある「ソン・ムンタナーGG(6952ヤード、パー71」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「マヨルカゴルフ・オープン」が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング190位のヤニク・ポール(ドイツ、28歳、185㎝、79㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは139位まで上がっている。
2位タイに入ったのは世界ランキング268位のポール・ウェアリング(イングランド、37歳、183㎝、79㎏)、世界ランキング433位のニコライ・フォン・デリングシャウゼン(ドイツ、29歳)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングはポール・ウェアリングが209位まで、ニコライ・フォン・デリングシャウゼンが338位まで上がっている。
世界ランキング4位タイに入ったのは世界ランキング25位のライアン・フォックス(ニュージーランド、35歳、178㎝、98㎏)、世界ランキング365位のデール・ウィットネル(イングランド、34歳、180㎝)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングはライアン・フォックスが26位まで下がり、デール・ウィットネルが323位まで上がっている。
そして、世界ランキング267位で旅人ゴルファーの川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)はトータル-3まで伸ばして52位タイに入り、世界ランキングは270位まで下がっている。
ポイント配分の関係か、予選を通過しても中位ぐらいまでで終わるとランキングが下がることも増えた気がするが、それでも4日間の奮闘振りが楽しめるから、今週も先ずは予選通過から期待したい。
川村や予選は通り最後まで
奮闘魅せて次回も期待
10月20日(木)の夜から時差-13時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-14時間)の米国・サウスカロライナ州にある「コンガリー・ゴルフ・クラブ (7655ヤード、パー71)」において米国男子ツアー、「ザ・CJカップinサウスカロライナ」が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング2位で笹生優花も憧れるロリー・マキロイ(北アイルランド、33歳、178㎝、73㎏)で、トータル-17まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは1位まで上がっており、2年振りの返り咲きだそうな。
マキロイやランク一位に返り咲き
変わらぬ強さ感じるのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング56位で日系のカート・キタヤマ(米国、29歳、170㎝、77㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは41位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング42位の李京勲(イ・キョンフン、韓国、31歳、175㎝、80㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは33位まで上がっている。
そして4位タイに入ったのは世界ランキング5位のジョン・ラーム(スペイン、27歳、188㎝、100㎏)、世界ランキング31位のトミー・フリートウッド(イングランド、31歳、180㎝、76㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングはジョン・ラームが5位を維持し、トミー・フリートウッドが24位まで上がっている。
それから、世界ランキング19位で自他共に日本のエースと認める松山英樹(30歳、180㎝、90㎏)はトータル-4まで伸ばして34位タイに入り、世界ランキングは19位を維持している。
第3日目までの3日間はずっとパーで、ちょっともどかしい流れであったが、最終日の-4、トータル-4と伸ばして気持ちを次に繋げ易い終わり方をしたのは流石ではないか!?
松山や最後に伸ばし順位上げ
次に気持ちが繋がったかも
それから、アジアンツアーは残念ながらオープンウイークとなっていた。
次に男子日本人選手の世界ランキングの変動に付いてであるが、トップ20の変動を挙げておく。
順位 変動 氏名
19位 ー 松山英樹(30歳、180㎝、90㎏)
80位 ↑ 4 比嘉一貴(27歳、158㎝、70㎏)
109位 ↓ 6 桂川有人(24歳、167㎝、70㎏)
117位 ↓ 3 稲森佑貴(27歳、169㎝、68㎏)
121位 ↓ 2 今平周吾(30歳、165㎝、67㎏)
132位 ↓ 5 星野陸也(26歳、186㎝、76㎏)
141位 ↓ 2 大槻智春(32歳、172㎝、94㎏)
145位 ↑ 7 金谷拓実(24歳、173㎝、75㎏)
148位 ↓ 8 木下稜介(31歳、174㎝、75㎏)
156位 ↓ 2 大西魁斗(23歳、177㎝、70㎏)
161位 ー 堀川未来夢(29歳、176㎝、84㎏)
179位 ↓12 香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏)
191位 ー 池田勇太(36歳、177㎝、77㎏)
192位 ↓ 7 片岡尚之(24歳、171㎝、67㎏)
201位 ↓ 1 池村寛世(トモヨ、27歳、166㎝、72㎏)
202位 ↓ 8 岩田寛(41歳、178㎝、74㎏)
205位 ↓ 6 久常涼(20歳、175㎝、75㎏)
246位 ↓ 2 谷原秀人(43歳、178㎝、80㎏)
270位 ↓ 3 川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)
272位 ↓ 6 時松隆光(29歳、168㎝、75㎏)
6月以来世界ランキングの変動に付いて触れるのを暫らく置いていたら、その間にポイント配分が変わったのも響いているのか、日本人選手が全体的に下がっているように思われた。
それはまあともかく、以下、800位までの範囲で10位以上上がった選手に付いて見ておく。
その活躍振りで気に止まることも増えた新鋭の岩﨑亜久竜(アグリ、24歳、181㎝、86㎏)は12位上がって320位に、上記のスーパーアマチュアの蝉川泰果(タイガ、21歳、177㎝、75㎏)は169位も上がって347位に、杉山知靖(29歳、173㎝、75㎏)は15位上がって407位に、嘉数光倫(テルミチ、32歳、168㎝、72㎏)は61位上がって543位に、小西貴紀(30歳、174㎝、81㎏)は12位上がって574位になっている。
また新鋭の古川雄大(ユウキ、24歳、172㎝、78㎏)は10位上がって613位に、幡地隆寛(29歳、188㎝、98㎏)は16位上がって655位に、竹安俊也(30歳、175㎝、77㎏)は70位上がって712位に、新鋭の坂本雄介(24歳、174㎝、74㎏)は11位上がって763位に、上記の長野泰雅(タイガ、19歳、170㎝、75㎏)は284位上がって785位になっている。
そして今週であるが、残念ながら国内男子ツアー下部のABEMAツアーはシーズンオフで、アジアンツアー、オーストラリア男子ツアーはオープンウイークとなっているが、国内男子ツアー、南アフリカ男子ツアー、DPワールドツアー、米国男子ツアーの開催が予定されており、日本人選手が出場を予定しているツアーもあるので、楽しみに待ちたい。