今回は先週の男子ゴルフツアーから簡単に振り返っておく。
先ずは国内で開催されたツアーに付いてであるが、11月24日(木)の朝から高知県にある「Kochi黒潮カントリークラブ(7335ヤード、パー72)」において国内男子ツアー、「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」が4日間の日程で開催された。
見事完全優勝したのは世界ランキング184位(先週時点。以下、特に断らない限り同様)で実力派中堅外国人選手のひとり、大型で飛ばし屋選手のチャン・キム(米国、32歳、188㎝、105㎏)で、トータル-32まで伸ばした。
なお、国内男子ツアーにおける最小ストローク、最多アンダーパーと記録尽くめで、この試合の結果、世界ランキングは154位まで上がっている。
チャンキムや爆発力で完全な
優勝を決め流石なのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング274位でその活躍によってこのところ気に止まることが増えた新鋭の岩﨑亜久竜(24歳、181㎝、86㎏)で、トータル-26まで伸ばした。
これでも十分に凄かったのであるが、ともかくチャン・キムが凄かった!?
なお、この試合の結果、世界ランキングは235位まで上がっている。
岩﨑や世界の力傍で見て
世界への夢膨らんだかも
単独3位に入ったのは世界ランキング214位で実力派ベテラン選手のひとり、満身創痍ながら奮闘している池田勇太(36歳、177㎝、77㎏)で、トータル-24まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは206位まで上がった。
単独4位に入ったのは実力派ベテラン外国人選手のひとり、朴相賢(パク・ソンヒョン、韓国、39歳、171㎝、70㎏)で、トータル-23まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは220位まで上がっている。
単独5位に入ったのは世界ランキング300位で米国男子ツアーを主戦場とし、シード権の復活を目指している小平智(33歳、173㎝、70㎏)で、トータル-22まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは191位まで上がっている。
それから、国内男子ツアーの下部に当たるABEMAツアーは残念ながらシーズンオフとなっている。
次に海外ツアーの方を見て行くと、11月24日(木)の朝から時差+1時間のオーストラリアのクイーンズランド州にある「ロイヤル・クイーンズランド・ゴルフ・クラブのロイヤル・クイーンランド・ゴルフ・コース(7134ヤード、パー71)」において、オーストラリアの男子ツアー(ISPS HANDA PGA of Australasia)とDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)が共催する「フォーティーネット・オーストラリアPGA選手権」が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング3位で今年はリブゴルフでも1勝しているキャメロン・スミス(オーストラリア、29歳、180㎝、79㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは3位を維持している。
キャメロンや故郷に帰り優勝し
涙で流す微妙な気持ち
2位タイに入ったのは世界ランキング217位で積極的に海外ツアーにも参戦してまあまあの成果を見せて来た新鋭の久常涼(20歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング220位のジェーソン・スクリベナー(オーストラリア、33歳、183㎝、70㎏)で、トータル-11まで伸ばした。
久常涼飛距離を武器に二位となり
海外ツアー引き寄せるかも
なお、この試合の結果、世界ランキングは久常涼が194位まで、ジェーソン・スクリベナーが197位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング61位のミンウー・リー(オーストラリア、24歳、世界ランキング4位で米国女子ツアーを主戦場とするミンジー・リーの弟)、世界ランキング469位のジョン・バリー(イングランド、36歳、170㎝、64㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングはミンウー・リーが61位を維持し、ジョン・バリーが412位まで上がっている。
そして、世界ランキング151位で海外ツアーへの本格参戦を目指している新鋭の金谷拓実(24歳、173㎝、75㎏)、世界ランキング287位で旅人ゴルファーと呼ばれる川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)は共にトータル-7まで伸ばして7位タイに入った。
なお、この試合の結果、世界ランキングは金谷拓実が151位を維持し、川村昌弘は272位まで上がっている。
金谷拓実ぐんぐん上げて七位入り
爆発力を見せられたかも
川村や上位争い楽しませ
タイへの旅で癒されたかも
また、11月24日(木)の昼頃から時差-3時間のバングラデッシュにある「クルミトラ・ゴルフ・クラブ(6642ヤード、パー71)」においてアジアンツアー、「バングラデッシュ・オープン」が4日間の日程で開催された。
優勝したのは世界ランキング787位で国内男子ツアーでも活躍しているダンタイ・ブーマ(タイ、26歳、187㎝、76㎏)で、トータル-13まで伸ばした。
何でもこのツアーでは7年振りの2勝目とのことである。
なお、この試合の結果、世界ランキングは672位まで上がっている。
アジアでも勝ち強さ魅すブーマかな
単独2位に入ったのは世界ランキング633位で日系のコウスケ・ハマモト(タイ、23歳)で、トータル-12まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは569位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング548位のラタノン・ワナスリチャン(タイ、27歳)で、トータル-10まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは524位まで上がっている。
そして唯一出場していた日本人選手が世界ランキング1977位の水野眞惟智(29歳、172㎝)であるが、残念ながらぎりぎりのところで予選落ちし、世界ランキングは1989位まで下がっている。
また11月24日(木)の13時20分頃から時差-7時間の南アフリカにある「 ホートン・ゴルフ・クラブのホートン・ゴルフ・コース(7241ヤード、パー72)」において南アフリカ男子ツアーがDPワールドツアーと共催する「ヨハネスブルグ・オープン」が4日間の日程で開催された。
見事完全優勝したのは世界ランキング1397位で新鋭のダン・ブラッドベリー(イングランド、23歳)で、トータル-21まで伸ばした。
なお、これがツアー3戦目でだそうで、この試合の結果、世界ランキングは551位まで上がっている。
三戦目ブラッドベリー勝って魅せ
この後飛躍期待膨らみ
単独2位に入ったのは世界ランキング386位のサーミ・ベリメキ(フィンランド、24歳、188㎝)で、トータル-18まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは323位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング74位のクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ、28歳、185㎝、88㎏)、世界ランキング230位のダニエル・ファン・トンダー(南アフリカ、31歳、178㎝、104㎏)で、トータル-17まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングはクリスティアン・ベゾイデンハウトが69位まで上がり、ダニエル・ファン・トンダーが241位まで下がっている。
単独5位に入ったのは世界ランキング272位のルイス・デジャガー(南アフリカ、35歳、180㎝、85㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは250位まで上がっている。
それから米国男子ツアーは残念ながらオープンウイークとなっていた。
次に男子日本人選手の世界ランキングの変動に付いてであるが、トップ20の変動を挙げておく。
順位 変動 氏名
19位 ー 松山英樹(30歳、180㎝、90㎏)
72位 ↓ 3 比嘉一貴(27歳、158㎝、70㎏)
110位 ー 星野陸也(26歳、186㎝、76㎏)
118位 ↓ 1 桂川有人(24歳、167㎝、70㎏)
123位 ↓ 2 稲森佑貴(28歳、169㎝、68㎏)
130位 ー 今平周吾(30歳、165㎝、67㎏)
133位 ↑ 1 堀川未来夢(29歳、176㎝、84㎏)
142位 ↓ 2 大槻智春(32歳、172㎝、94㎏)
146位 ↑ 4 大西魁斗(23歳、177㎝、70㎏)
151位 ー 金谷拓実(24歳、173㎝、75㎏)
163位 ↓ 3 木下稜介(31歳、174㎝、75㎏)
194位 ↑23 久常涼(20歳、175㎝、75㎏)
202位 ↓ 7 香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏)
206位 ↑ 8 池田勇太(36歳、177㎝、77㎏)
210位 ↓10 岩田寛(41歳、178㎝、74㎏)
217位 ↓ 5 池村寛世(トモヨ、27歳、166㎝、72㎏)
231位 ↓ 7 片岡尚之(24歳、171㎝、67㎏)
235位 ↑39 岩﨑亜久竜(アグリ、24歳、181㎝、86㎏)
239位 ↑ 4 河本力(リキ、22歳、183㎝、86㎏)
255位 ↑ 1 谷原秀人(43歳、178㎝、80㎏)
先週は日本人選手の出場していた試合が幾つかあり、世界ランキングの変化にもまあまあ関係していたので、以下1100位までの範囲で10位以上上がった選手に付いて見ておく。
タイ旅行で癒されて大活躍していた旅人ゴルファーの川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)は15位上がって272位に、高山忠洋(タダヒロ、44歳、177㎝、83㎏)は15位上がって570位に、竹安俊也(30歳、175㎝、77㎏)は10位上がって698位に、新鋭の平田憲聖(
また、白佳和(43歳、179㎝、85㎏)は11位上がって931位に、宇佐美祐樹(33歳、175㎝、75㎏)は23位上がって974位に、新鋭で飛ばし屋の小斉平優和(ユウワ、24歳、180㎝、85㎏)は27位上がって976位に、新鋭の木村太一(24歳、173㎝、72㎏)は30位上がって1049位に、阿部裕樹(33歳、167㎝、66㎏)は18位上がって1077位になっている。
そして今週であるが、残念ながら国内男子ツアー下部のABEMAツアーはシーズンオフとなっているが、国内男子ツアー、欧州男子・南アフリカ男子ツアー、欧州男子・オーストラリア男子ツアー、アジアンツアー、米国男子ツアーの開催が予定されており、日本人選手が出場を予定しているツアーも幾つかある。
国内男子ツアーが開催されていても、もう少しレベルが高いかと思われる海外ツアーの方に参戦する選手もぼちぼち出て来ているので、今週も楽しみである。