木曜日21時から時差-14時間の米国・フロリダ州にある「ペリカンGC(6353ヤード、パー70)」において米国女子ツアー、「ペリカン女子選手権」が4日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
賞金総額は175万ドルとなっているから、1ドルを約114円とすると約2億円で、国内女子ツアーのまあまあ高額な大会と変わらない。
日本人選手としては、世界ランキング6位で新世紀世代をリードする笹生優花(フィリピン国籍も併せ持つ、20歳)、世界ランキング8位で黄金世代をリードする日本のエース畑岡奈紗(22歳)が出ている。
笹生優花海の向こうと行き来して
疲れが残る不安あるかも
畑岡や久々に出てどうなのか
少し不安を感じるのかも
なんて、心配ばかりしていても仕方が無いなあ。
折角出るのだから、素直に応援することにしよう。
と言うことで、初日に付いては笹生優花が5バーディー1ボギー、1ダブルボギーの-2と伸ばして23位タイとまずまずの発進で、畑岡奈紗は5バーディーの-5と大きく伸ばして3位タイと上位での発進であった。
これは今週も大いに期待出来そうだ!?
さて、首位タイに立ったのは世界ランキング13位で飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国)、世界ランキング34位のジェニファー・カプチョ(米国)で、共に2日目-6、トータル-11と大きく伸ばして2位上げて来た。
レキシー・トンプソンは2日目8バーディー、2ボギーで、ドライビングディスタンスは314.5ヤードと流石に飛ばしている。
2人の日本人選手と後で比較してみよう。
トンプソン大きく伸ばし首位に立ち
トンプソン大きく伸ばし首位奪い
ジェニファー・カプチョは2日目6バーディーで、彼女も結構飛ばし屋らしいが、この日のドライビングディスタンスは287ヤードと、丁寧に攻めている感じであった。
首位に立ち強さを魅せたカプチョかな
首位奪い強さを魅せたカプチョかな
3位タイに付けているのは世界ランキング101位のシュ・ウェイリン(台湾)、世界ランキング46位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド)で、トータル-10まで伸ばしている。
シュ・ウェイリンは2日目6バーディの-6と大きく伸ばして7位上げて来た。
身長は157㎝と畑岡奈紗とほとんど変わらないが、この日のドライビングディスタンスは290ヤードと結構飛ばしている。
ウェイリンや大きく伸ばし三位付け
ウェイリンや三位まで上げ力魅せ
レオナ・マグワイヤーは2日目4バーディー、2ボギーの-2と伸ばしながらも2位下がっている。
身長が168㎝、体重が58㎏と、公表値は稲見萌寧とかそんなに変わらず、この日のドライビングディスタンスは275ヤードで、そんなに飛ばしている方でもない。
マグワイヤー伸ばしながらも二位下がり
マグワイヤーの伸ばし足りずに二位下がり
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)は2日目-4、トータル-9と伸ばしながらも2位下がって5位タイとなっている。
世界ランキング4位のキム・セヨン(韓国)は2日目-3、トータル-9と伸ばしながらも3位下がって5位タイとなっている。
そして、笹生優花は2日目8バーディー、2ボギーの-6、トータル-8と大きく伸ばし、13位上げて10位タイに付けて来た。
参考までに、2日目の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-2から出て、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第5~7ホールと連続でバーディーを決め、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局4打伸ばし、トータル-6として後半へと繋いでいる。
後半では2ホールをパーで凌いだ後、第12、13ホールとボギーを叩いたが、続く第14ホールでバーディーを決めて少し取り返し、バウンスバック!
第15ホールも連続してバーディーを決め、1つ空いて第17、18ホールと連続でバーディーを決めたので、結局更に2打伸ばし、トータル-8として決勝ラウンドへと繋いでいる。
この日のドライビングディスタンスは310.5ヤードと、初日以上に飛ばし、攻めている。
ネリー・コルダ、ダニエル・カンと一緒に回り、臆せずに確り攻めて順位を上げているところが凄い!
反対に、ネリー・コルダとダニエル・カンは順位を落としているが、これまでにもそんな展開があったように思われ、笹生優花の大物振りを表している!?
笹生優花大きく伸ばし十位付け
笹生優花十位に付けて強さ魅せ
笹生優花確り攻めて期待させ
また世界ランキング19位のイ・ジョンウン6(韓国)も2日目-6、トータル-8と大きく伸ばし、13位上げて10位タイに付けて来た。
イジョンウン大きく伸ばし上げて魅せ
イジョンウン確り上げて強さ魅せ
世界ランキング11位のダニエル・カン(米国)は2日目-3、トータル-8と伸ばしながらも、7位下がって10位タイとなっている。
世界ランキング12位で飛ばし屋のパティ・タバタナキト(タイ)は2日目-5、トータル-7と大きく伸ばし、8位上げて15位タイに付けて来た。
因みにこの日のドライビングディスタンスは297.5ヤードであった。
タバタナキト大きく伸ばし上げて魅せ
タバタナキト確り上げて強さ魅せ
世界ランキング5位で先週欧州女子ツアーで優勝したリディア・コ(ニュージーランド)は2日目-4、トータル-7と伸ばしながらも、1位下がって15位タイとなっている。
世界ランキング2位のコ・ジンヨン(韓国)、世界ランキング31位のセリーヌ・ビュティエ(フランス)は2日目-4、トータル-6と伸ばし、3位上げて20位タイに付けて来た。
コジンヨン確り伸ばし上げて魅せ
確りと伸ばして上げるビュティエかな
世界ランキング21位のジェシカ・コルダ(米国、ネリー・コルダの姉)は2日目-3、トータル-6と伸ばしながらも、6位下がって20位タイとなっている。
世界ランキング23位のアリー・ユーイング(米国)は2日目-3、トータル-5と伸ばして23位タイを維持している。
ユーイング確り伸ばし順位維持
ユーイング順位維持して強さ魅せ
そして、畑岡奈紗は2日目3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-5と伸ばせず、20位も下がって23位タイとなっている。
2日目に付いてもうすこし詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、トータル-5から出て、前半ではいきなり第10ホールでボギーを叩き、続く5ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでもボギーを叩き、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局2打落とし、トータル-3として後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第1ホールでバーディーを決めたが、続く第2ホールでボギーを叩いたので伸ばせず、1つ空いて第4ホールでバーディーを決めて、続く4ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでもバーディーを決めたので、結局更に2打伸ばし、トータル-5に戻して決勝ラウンドへと繋いでいる。
試合が始まる前は左手首、肩等の痛みを口にしていたが、この日もドライビングディスタンスは288ヤードと結構飛ばし、攻めている様子なので、決勝ラウンドでの再浮上を期待したい。
畑岡奈紗スコア伸ばせず後退し
畑岡やスコア維持して期待させ
世界ランキング10位でカナダの妖精と呼ばれているのブルック・ヘンダーソン(カナダ)は2日目-1、トータル-4と少し伸ばしながらも、15位下がって29位タイとなっている。
世界ランキング25位で飛び過ぎるのか、ドライバーを使わないことも多いアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)は2日目-2、トータル-3と伸ばし、2位上げて36位タイに付けて来た。
因みにこの日のドライビングディスタンスは283ヤードと、普通に飛ばしている。
それはまあともかく、先週、欧州女子ツアーでリディア・コ(ニュージーランド)に続いて2位に入っていたタイの新鋭、19歳のアッタヤ・ティティクルが世界ランキングを24位まで上げ、アリヤ・ジュタヌガーンを抜いていたのにはちょっと驚いた。
アッタヤ・ティティクルは2002年度生まれであるから、笹生優花よりまだ1学年下になる。
今年米国女子ツアーに5試合出て4回ベスト5に入っており、今でも十分に怖い存在であるが、これから益々怖い存在となって来るのだろうなあ。
要注目選手である。
じわり上げ期待をさせるアリヤかな
アイアンで確り飛ばすアリヤかな
世界ランキング22位のユ・ソヨン(韓国)は2日目-4、トータル-1と伸ばし、32位も上げて54位タイに付けて来て、少し余裕を持って予選通過を果たしている。
ユソヨンや確り伸ばし通過魅せ
ユソヨンや余裕の通過強さ魅せ
世界ランキング39位のメガン・カン(米国)は2日目-1、トータル-1と少し伸ばしながらも、3位下がって54位タイとなっている。
世界ランキング17位のリゼット・サラス(米国)は2日目イーブン、トータル-1と伸ばせず、16位下がって54位タイとなっている。
そして、世界ランキング35位のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ、アリヤ・ジュタヌガーンの姉)は2日目+2、トータルイーブンと落とし、43位も下がって66位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している
それから、世界ランキング37位のイエリミ・ノー(米国)、世界ランキング38位で全英女子チャンピオンのソフィア・ポポフ(ドイツ)はトータル+3で80位タイ、世界ランキング29位のオースティン・アースト(米国)はトータル+4で88位タイとなり、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。