ドジャースの先発投手はサイ・ヤング賞投手で絶対エースのクレイトン・カーショー(32歳、193㎝、102㎏)で、4回で78球投げ、8安打(2本塁打)3三振4失点1自責点と打たれ気味ながらも勝敗は付かず6勝2敗のままで、防御率は2.15から2.16へと僅かに悪化している。
一時はサイ・ヤング賞候補とも言われて来たが、また球速が回復しているのではないかとも言われて来たが、どうだろう?
以前に比べれば普通に打たれているし、早く交代してもいる。
参考までに昨シーズンまでの3シーズンの成績を見ておくと、2017年シーズンは投球回数が全盛期よりも減っている感じではあるが、175回投げて18勝4敗で、奪三振数が202、防御率が2.31、WHIPが0.95と内容的に素晴らしく、最多勝、最優秀防御率に輝いている。
2018年シーズンは上腕二頭筋、腰等の故障に悩まされ、161回3分の1投げて9勝5敗で、奪三振数が155、防御率が2.73、WHIPが1.04と不本意な成績に終わっている。
そして2019年シーズンは肩の痛みで出遅れて開幕投手を務められず、178回3分の1投げて16勝5敗で、奪三振数が189、防御率が3.03、WHIPが1.04と絶対的なエースではなくなりつつあった。
この間、速球の平均が93mph(93マイル毎時、約150㎞/h)から90mph(約145㎞/h)に低下している。
カーショーや時に打たれて普通なり
カーショーや時に打たれて秋の風
またアスレチックスがマリナーズと対戦し、延長10回3対1でサヨナラ勝ちしている。
アスレチックスの先発投手は蘇ってエースの役目を担う? クリス・バジット(31歳、196㎝、98kg)で、7回で81球投げ、5安打6三振無失点の快投ながら勝敗は付かず5勝2敗のままであったが、防御率は2.57から2.29へと好くなっている。
2016年にはトミー・ジョン手術を受け、2017年シーズンはメジャーリーグでの出場はない。
参考までの昨シーズンまでの2シーズンの成績を見ておくと、2018年シーズンは回復過程にあったようで、47回3分の2投げて2勝3敗で、奪三振数が41、防御率が3.02、WHIPが1.24であった。
2019年シーズンはもうかなり復調しているようで、144回投げて10勝5敗で、奪三振数が141、防御率が3.81、WHIPが1.19と、内容的にはエース級となって来た。
バジットや確り抑え繋ぐ秋
バジットや勝ちに繋がる力魅せ
マリナーズの先発投手は存在感を大分示せたように見える菊池雄星(29歳、183㎝、91kg)で、6回で99球投げ、4安打5三振3四球無失点の快投ながら勝敗は付かず2勝4敗のままであったが、防御率は5.93から5.17へと改善されている。
WHIPに付いても1.32から1.30へと少し好くなっている。
意識しているらしい球速が増したこと、それが自信に繋がったことは大きいのかも知れない。
参考までに昨シーズンまでの3シーズンの成績を見ておくと、2017年シーズンは西武ライオンズでメジャーリーグからも注目を浴びるほど成長を見せ、187回3分の2投げて16勝6敗で、奪三振数が217、防御率が1.97、WHIPが0.91と、絶対エース化している。
2018年シーズンは少し打たれていた印象で、163回3分の2投げて14勝4敗で、奪三振数が153、防御率が3.08、WHIPが1.03と普通のエースに戻っている。
この2シーズンをから考えると、是非メジャーリーグに行って欲しいレベルから、果たして通用するのか不安になって来るレベルへと落ちている気がする。
そして2019年シーズンはマリナーズに移籍し、161回3分の2投げて6勝11敗で、奪三振数が116、防御率が5.46、WHIPが1.52と、不安が当たり? 不本意な成績に終わっている。
来季へと期待を繋ぐ菊池かな
来季へと期待膨らむ菊池かな