Dバックスがロッキーズと７回制のダブルヘッダーで対戦し、その第１戦において４対０で完封勝ちしている。
Dバックスの先発投手は注目の若手、ザック・ゲーレン（２５歳、１８８㎝、９０kg）で、６回で９０球投げ、５安打１０三振２四球無失点の快投で勝ちが付いて３勝２敗となり、防御率は３．００から２．７５へと少し好くなっている。
シーズン途中ではサイ・ヤング賞候補のひとりとして名前が挙がっていた。
参考までにメジャーリーグに昇格した昨シーズンの成績を見ておくと、６月２０日にマーリンズで昇格し、７月３１日に早くもDバックスに移籍しており、通算で８０回投げて３勝６敗で、奪三振数が９６、防御率が２．８１、WHIPが１．２３と頭角を現している。
ゲーレンやきっちり抑え勝って魅せ
ゲーレンや綺麗に抑え勝って魅せ
またインディアンスがパイレーツと対戦し、４対３でサヨナラ勝ちしている。
他の試合の生中継を視ている時に結果を知ったが、解説者によると、この頃サヨナラ勝ちをよくしている印象のようであった。
それだけチームが好い状態にあるようだ。
これも異分子を次から次へと出して行ったお陰！？
それはまあともかく、先発投手は病魔とも闘っている好漢、カルロス・カラスコ（ベネズエラ・ボリバル、３３歳、１９３㎝、１０２㎏）で、６回で９４球投げ、３安打(１本塁打)８三振３四球２失点２自責点の力投ながら勝敗は付かず３勝４敗のままで、防御率が２．９０から２・９１へと僅かに悪化している。
このチームは常に結構好い投手がいる感じで、エースとまでは中々行かないが、それに近い成績を上げ続けているのは流石ではないか！？
２０１７年シーズンは調子好く、２００回投げて１８勝６敗で、奪三振数が２２６、防御率が３．２９、WHIPが１．１０とエース級の成績を上げ、最多勝タイとなっている。
２０１８年シーズンも同様で、１９２回投げて１７勝１０敗で、奪三振数が２３１．防御率が３．３８、WHIPが１．１３であった。
そして２０１９年シーズンは故障者リスト入りし、更に白血病が発覚して病魔と闘いながらの登板となり、投球回数が減って、８０回投げて６勝７敗１セーブで、奪三振数が９６、防御率が５．２９、WHIPが１．３５となった。
カラスコや力投魅せて繋ぐ秋
カラスコや勝ちに繋げる仕事魅せ
それからWソックスがカブスと対戦し、０対１０と完封負けしている。
カブスの先発投手はサイ・ヤング賞に望みを残す？ ダルビッシュ有(３４歳、１９６㎝、９８㎏)で、７回で９４球投げ、３安打５三振１四球無失点の快投で勝ちが付いて８勝３敗となり、防御率は２．２２から２．０１へと少し好くなった。
プロ野球であれば完投更に完封を狙わせるところであろうが、ポストシーズンがきついメジャーリーグであるから仕方が無い！？
最速９８mph（９８マイル毎時、約１５８㎞/h）の速球を要所では決めて、変化球を巧く配し、打たせて取る場面も多かった。
何でもこれで日本人投手としては初めての最多勝となる見込みだそうな。
速さだけで言えばWソックスの先発投手、ディラン・シーズ(２４歳、１８８㎝、９１㎏)の方が１００mph超をどんどん投げ込み、圧倒的であったが、結局ホームランを３本も打たれ、４回３分の２で５失点して引っ込められた。
その対比が興味深い試合でもあった。
参考までに昨シーズンまでの３シーズンの成績を見ておくと、２０１７年シーズンは途中でドジャースへ移籍し、通算で１８６回３分の２投げて１０勝１２敗で、奪三振数が２０９、防御率が３．８６、WHIPが１．１６であった。
シーズン中はまあまあ期待にも応えていたが、ポストシーズンでは期待に応えられなかった。
２０１８年シーズンはカブスに移籍したが、右肘の故障が出た為にあまり投げられず、４０回投げて１勝３敗で、奪三振数が４９、防御率が４．９５、WHIPが１．４３と不本意な成績に終わっている。
２０１９年シーズンはチームからの信頼、ＳＮＳ友達、トレバー・バウアーのアドバイス等もあってか？ 後半になって復調し、１７８回３分の２投げて６勝８敗で、奪三振数が２２９、防御率が３．９８、ＷＨＩＰが１．１０と好い感じになって来た。
そして今年の快進撃に繋がっている！？
ダルビッシュ丁寧に投げ勝って魅せ
ダルビッシュビシッと抑え勝って魅せ
