今、メジャーリーグでは地区シリーズが行われている。
短期決戦ではあるが、密度が濃く、普段は中4日で100球を目途に投げている先発投手達も、中2日で投げることもあり、結構無理をして見せる。
アリーグではアストロズがレイズと対戦し、6対2で勝っている。
アストロズの先発投手はサイ・ヤング賞投手で、今シーズンも候補になっているベテラン剛腕エース、ジャスティン・バーランダー(36歳、196㎝、102kg)で、7回で100球投げ、1安打8三振3四球無失点の快投で勝ちが付いて1勝0敗となり、防御率は0.00のままであった。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
途中移籍した2017年シーズンは通算で206回投げて15勝8敗で、奪三振数が219、防御率が3.36、WHIPが1.18とエースクラスではあった。
2018年シーズンは前年途中に移籍して来た新天地のアストロズで進化し、214回投げて16勝9敗で、奪三振数が290、防御率が2.52、WHIPが0.90と、スーパーエースクラスになっている。
今シーズンも同様で、223回投げて21勝6敗で、奪三振数が300、防御率が2.58、WHIPが0.80となっている。
その勢いがそのまま出ているのは流石!?
バーランダー好調維持し勝って魅せ
バーランダー勢い維持し勝って魅せ
レイズの先発投手は昨シーズン途中にパイレーツから移籍した大型速球派のタイラー・グラスノー(26歳、203㎝、104kg)で、4回3分の1で76球投げ、4安打(1本塁打)5三振3四球2失点2自責点の程々の投球で負けが付いて0勝1敗となり、防御率は4.15となった。
4回まで0対0と締まった試合をしていたが、5回に本塁打を打ち込まれた。
まあ相手が凄過ぎたと言うところか!?
速球の最速は100mph(100マイル毎時、約161km/h)近く、パイレーツでは球の力が当時のエース、ゲリット・コール(29歳、193㎝、100kg)と比べられるほど期待されていたようだが、制球に難があり、差を付けられている。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは調子が出ず、62回投げて2勝7敗で、奪三振数が56、防御率が7.69、WHIPが2.02であった。
2018年シーズンは2チーム通算で111回3分の2投げて2勝7敗で、奪三振数が136、防御率が4.27、WHIPが1.27と内容的には纏まって来た。
今シーズンは春先調子が好かったものの5月に前腕を痛めて9月まで休んだが、60回3分の2投げて6勝1敗で、奪三振数が76、防御率が1.78、WHIPが0.89と素晴らしい成績を残している。
9月に復帰してから好調を維持し、今回の登板に繋がったのであろう。
ただ、勝ち星が得られる5回までは投げ切っていなから、今回もその辺りで崩れている!?
グラスノー抑え切れずに負けが付き
ブレーブスの先発投手はマイク・フォルタネビッチ(27歳、193㎝、89kg)で、7回で81球投げ、3安打7三振無失点の快投で勝ちが付いて1勝0敗となり、防御率は0.00のままであった。
2016年シーズンにブレークし、それから調子が上がって来た。
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは154回投げて10勝13敗で、奪三振数が143、防御率が4.79、WHIPが1.48と初の2桁勝利を上げた。
2018年シーズンは183回投げて13勝10敗で、奪三振数が202、防御率が2.85、WHIPが1.08と一流エースクラスとなった。
そして今シーズンは春先は調子が上がらず、6月下旬から8月上旬までマイナーに落ちていたが、何とか復調して117回投げて8勝6敗で、奪三振数が105、防御率が4.54、WHIPが1.25となっている。
ともかく、今十分な戦力となっているから、この後にも期待したい。
復調しフォルタネビッチ勝って魅せ
間に合ってフォルタネビッチ勝って魅せ
カージナルスの先発投手はエースクラスの力を魅せた期待の若手、ジャック・フラーティ(23歳、193㎝、100kg)で、7回で117球投げ、8安打(1本塁打)8三振1四球3失点3自責点と力投ながらも粘り切れずに負けが付き、0勝1敗となって、防御率は3.86となった。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
メジャールーキーであった2017年シーズンは21回3分の1投げて0勝2敗で、奪三振数が20、防御率が6.33、WHIPが1.55と片鱗を見せたぐらいか!?
2018年シーズンは大ブレークし、151回投げて8勝9敗で、奪三振数が182、防御率が3.34、WHIPが1.11であった。
そして今シーズンは196回3分の1投げて11勝8敗で、奪三振数が231、防御率が2.75、WHIPが0.97と、内容的にはスーパーエースクラスになっている。
フラーティ粘り切れずに負けが付き
それからドジャースがナショナルズと対戦し、2対4で負けている。
ドジャースの先発投手はサイ・ヤング賞投手で絶対エースのクレイトン・カーショー(31歳、193㎝、103kg)で、6回で99球投げ、6安打4三振1四球2死球3失点3自責点と粘り切れずに負けが付いて0勝1敗となり、防御率は4.50となった。
そろそろ陰りが見え始めたのがそのまま出ている!?
参考までに2017年シーズから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは故障が出始めたが、175回投げて18勝4敗で、奪三振数が202、防御率が2.31、WHIPが2.31と出た時はスーパーエースクラスを保っていた。
2017年シーズンは故障が目立つようになり、161回投げて9勝5敗で、奪三振数が155、防御率が2.73、WHIPが1.04と2桁勝利が途切れた。
そして今シーズンここまでは178回3分の1投げて15勝5敗で、奪三振数が189、防御率が3.03、WHIPが1.04となっている。
カーショーや抑え切れずに負けが付き
ナショナルズの先発投手は準エースで、時にはエース代理も務めたスティーブン・ストラスバーグ(31歳、196㎝、107kg)で、6回で85球投げ、3安打10三振1失点1自責点の力投で勝ちが付いて1勝0敗となり、防御率は1.50となっている。
ワイルドカードゲームでも投げているから、中2日である。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは175回3分の1投げて15勝4敗で、奪三振数が204、防御率が2.52、WHIPが1.02と一流エースクラスであった。
2018年シーズンは疲れが出たのか故障がちで、130回投げて10勝7敗で、奪三振数が156、防御率が3.74、WHIPが1.20と落ちた。
そして今シーズンここまでは209回投げて18勝6敗で、奪三振数が251、防御率が3.32、WHIPが1.04と大車輪の働きであった。
調子維持ストラスバーグ勝って魅せ
熱情でストラスバーグ勝って魅せ
3番手にはサイ・ヤング賞投手の剛腕エース、マックス・シャーザー(35歳、191㎝、98kg)が中2日かで上がり、1回で14球投げ、無安打3三振無失点の快投で、勝敗は付かなかったが、防御率は0.00のままであった。
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでに成績を観ておこう。
2017年シーズンは200回3分の2投げて16勝6敗で、奪三振数が268、防御率が2.51、WHIPが0.90とスーパーエースクラスであった。
2018年シーズンも同様で、220回3分の2投げて18勝7敗で、奪三振数が300、防御率が2.53、WHIPが0.91であった。
この時まで6シーズン連続で200回以上投げている。
そして今シーズンは後半に故障が出て、172回3分の1投げて11勝7敗で、奪三振数が243、防御率が2.92、WHIPが1.03と流石に少し落ちている。
それでもここまで2桁勝利を10シーズン連続、200奪三振を8シーズン連続で続けているから、凄い!?
シャーザーや何とか意地で抑え切り
シャーザーや快投魅せて繋ぐ秋
それにしてもナショナルズ、何処まで持つか分からないが、折角掴んだチャンスに全力で挑み、ともかく凄い!?
ナショナルズ全力掛けてチャレンジし