ツインズがタイガースと対戦し、7対6で競り勝っている。
ツインズの先発投手は居場所を得て生き返り、エース級の仕事を続けているマエケンこと前田健太(32歳、185㎝、84kg)で、6回で94球投げ、4安打(1本塁打)9三振3失点3自責点の力投で勝ちが付いて6勝1敗となったが、防御率は2.52から2.70へと少し悪化している。
ただ、面白いことに他を圧倒しているWHIPは0.76から0.75へと僅かに好くなっている。
それに、6回に打たれ、この回を自分が投げ切った場合でもランナーを返しているから、この辺りで疲れが出て? 慣れられて? ともかく打たれるのは仕方が無いところのようにも思える。
そこをドジャースでは諦められたか? 巧く利用されたか? ともかく不本意な面が残ったのかも知れない。
参考までに昨シーズンまでの3シーズンの成績に付いて見ておくと、2017年シーズンは器用さを便利に使われたように見え、134回投げて13勝6敗1セーブで、奪三振数が140、防御率が4.22、WHIPが1.15であった。
2018年シーズンも同様の使われ方であったが、内容的にはもう少し抑えているイメージがあり、125回3分の1投げて8勝10敗2セーブで、奪三振数が153、防御率が3.81、WHIPが1.26であった。
そして2019年シーズンは今シーズンのように、よりランナーを出さなくない方向に変身し、153回3分の2投げて10勝8敗3セーブで、奪三振数が169、防御率が4.04、WHIPが1.07となっている。
今シーズンは速球系を減らしているようであるし、こんな適応力にも器用さが感じられる。
マエケンや器用に投げて勝って魅せ
マエケンやエースの仕事勝って魅せ
またインディアンスがWソックスと対戦し、3対2でサヨナラ勝ちしている。
インディアンスの先発投手はアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞候補、シェーン・ビーバー(25歳、191㎝、91kg)で、5回で98球投げ、2安打10三振3四球1失点0自責点の快投ながら勝敗は付かず8勝1敗のままで、防御率は1.74から1.63へと少し好くなっている。
相変わらず三振奪取率は凄まじく、1試合当たり14.2個となっており、ヤンキースの剛腕エース、ゲリット・コールの11.6個と比べても、如何に凄いか分かろうと言うものではないか!?
参考までに昨シーズンまでの2シーズンの成績を見ておくと、メジャーリーグに昇格した2018年シーズンは114回3分の2投げて11勝5敗で、奪三振数が118、防御率が4.55、WHIPが1.33と早速頭角を現している。
2019年シーズンは更に飛躍し、214回3分の1投げて15勝8敗で、奪三振数が259、防御率が3.28、WHIPが1.05とすっかりエース化している。
今シーズン、アメリカン・リーグでは迷わずサイ・ヤング賞候補筆頭に挙げられそうである。
ビーバーや勝ちに繋がる仕事魅せ
ビーバーや予定の仕事魅せて置き
Wソックスの先発投手は100mph(100マイル毎時、約161㎞/h)のひとり、ルーカス・ジオリト(26歳、198㎝、111㎏)で、6回で119球投げ、4安打(1本塁打)11三振3四球2失点2自責点の力投ながら勝敗は付かず4勝3敗のままで、防御率は3.53から3.48へと少し好くなっている。
速球の最速は100mph、平均は94mph(約151㎞/h)と球に力のある投手で、体格的にもう少し速いメッツの速球王、ノア・シンダーガードと同じぐらいか?
今シーズンは8月25日に僅か1四球に抑えた準完全試合となるノーヒットノーランを達成する等、好いところを見せている。
参考までに昨シーズンまでの3シーズンの成績を見ておくと、2017年シーズンはメジャーリーグに昇格して2シーズン目で、45回3分の1投げて3勝3敗で、奪三振数が34、防御率が2.38、WHIPが0.95と頭角を現している。
2018年シーズンは凄さと粗さが出たようで、173回3分の1投げて10勝13敗で、奪三振数が125、防御率が6.13、WHIPが1.48であった。
そして2019年シーズンは大分纏まり、176回3分の2投げて14勝9敗で、奪三振数が228、防御率が3.41、WHIPが1.06とエース級の仕事をしている。
ジオリトや力を魅せて繋ぐ秋
ジオリトやエースの仕事繋ぐ秋