あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、令和元年１２月３１日(水)～令和２年１月１日(木)の年跨ぎの日程で時差－８時間のドイツのガルミッシュ₌パルテンキルヘン(HS１４２m)において個人第９戦が行われており、その予選が終わった。
この大会はジャンプ週間の第２戦にも当たる。
ここまで小林陵侑はワールドカップ男子個人戦で通算１６勝目を上げ、レジェンド、船木和喜の１５勝を抜き、師匠のレジェンド、葛西紀明の日本記録である１７勝にあと１勝と迫っている。
またジャンプ週間では昨シーズンからの通算で５連勝しており、これはトップタイで、もしこの大会も勝てば世界新記録となるそうな。
今シーズン始まってからは４位、６位、６位と中々表彰台に上がれず、ちょっと不安になり始めていたが、どうやら腰を痛めていたそうで、超音波治療の甲斐あり、第４戦で漸く３位となって表彰台に上がり、第５戦で見事初優勝している。
そして第６戦では４位であったが、第７戦、更に第８戦でも優勝している。
風にも負けず、地元選手を応援する大歓声にも負けず、ファン、選手を諦めさせ、鎮めてしまう強さではないか！？
この後も大いに期待したい。
陵侑や風にもめげず勝って魅せ
陵侑や風を支配し勝って魅せ
陵侑や諦めさせる強さかな
陵侑や客を鎮める強さかな
なおこの大会にはA代表から小林陵侑(土屋ホーム)、佐藤幸椰(雪印メグミルク)、兄の小林潤志郎(雪印メグミルク)、伊藤大貴(雪印メグミルク)、中村直幹(東海大)、コンチネンタルカップ等を主戦場とするB代表から竹内拓(飯山市)、佐藤慧一(雪印メグミルク)が出ている。
個人第９戦の予選における主な選手の成績は以下のようで、日本人選手は７人全員通過している。
名 前 距 離(ｍ) 得 点
１位 カール・ガイガー(独) １３９．０ １４２．７
２位 フィリップ・アッシェンバルト(墺) １４０．０ １４２．６
３位 小林陵侑 １３８．０ １４０．９
３位 ペテル・プレヴツ(スロベニア) １３８．０ １４０．９
５位 マルクス・アイゼンビヒラー(独) １３７．５ １４０．０
６位 佐藤幸椰 １３８．０ １３７．７
７位 伊東大貴 １３６．０ １３７．４
７位 シュテファン・クラフト(墺) １３７．０ １３７．４
１０位 ダビッド・クバッキ(ポーランド) １３５．５ １３６．６
１１位 カミル・ストッフ(ポーランド) １３６．０ １３５．６
１８位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) １３４．５ １３０．７
２１位 ロベルト・ヨハンソン(ノルウェー) １３２．０ １２８．５
２３位 アンチェ・ラニセク(スロベニア) １３１．０ １２７．５
２４位 小林潤志郎 １３０．５ １２７．３
２７位 佐藤慧一 １２８．０ １２０．６
３１位 中村直幹 １２７．０ １１８．１ ３５位 マリウス・リンドヴィック(ノルウェー) １２８．０ １１７．０
４３位 竹内拓 １２２．０ １１１．９
なおジャンプ週間の場合、予選を通過できるのは５０位までと、ここまでは普段と同じであるが、その後が違う。
本番の１本目は５０人を２人組に分け、各組で勝った２５名と負けた方の上位５名を合わせて３０名が２本目に進む。
また個人ランキングに関係する得点は１位１００点、２位８０点、３位６０点、4位５０点、５位４５点、・・・、３０位１点と配分されて行き、８試合を終えて以下のようになっている。
１位 小林陵侑 ５４０
２位 カール・ガイガー(独) ４２７
３位 シュテファン・クラフト(墺) ４１９
４位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺) ３１２
５位 カミル・スットフ(ポーランド) ２８７
６位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) ２７３
７位 ペテル・プレヴツ(スロベニア) ２２７
８位 アンチェ・ラニセク(スロベニア） ２２０
９位 佐藤幸椰 ２１４
１０位 マリウス・リンドヴィック ２０９
１１位 ダビッド・クバッキ(ポーランド) ２０４
１２位 ロベルト・ヨハンソン(ノルウェー) １７６
２３位 伊東大貴 ９２
３０位 小林潤志郎 ５５
３２位 中村直幹 ３５
３９位 竹内拓 １５
４１位 佐藤慧一 １２
本番は今日の２２時頃からで、CSのJスポーツでライブ中継があるようだ。
楽しみに待ちたい。
