2022年3月2日(水)~3日(木)(現地時間)の2日間の日程で時差-8時間のリレハンメル(ノルウェー)のラージヒル(K点123m、HS140m)においてスキージャンプ・ワールドカップが開催され、男子の個人戦1試合、女子の個人戦2試合が行われた。
男子の個人戦は通算で22試合目となり、シュテファン・クラフト(オーストリア)が優勝し、今シーズン3勝目、通算で24勝目となっている。
因みに小林陵侑は2位であった。
予選が12位でちょっと心配されたが、決勝の1本目で首位に立ち、期待が一気に膨らんだ。
しかし、残念ながら2本目ではこのところ好調のシュテファン・クラフトに逆転されている。
なんて書くとちょっと残念な気がして来るが、ワールドカップで上位争いをしているのがもう普通のようで、それだけ凄い選手になっている!?
陵侑や二位であっても残念で
其れだけ凄い選手なのかも
小林陵侑が表彰台へ登壇したのはこれで今シーズン11回目となり、通算では45回目となっており、これは単独で18位に当たる。
他の日本人選手であるが、小林潤志郎が25位、佐藤幸椰が29位となった。
なお、1本目で伊東大貴は34位、佐藤慧一は38位、中村直幹は44位となり、この3人は2本目に進めなかった。
決勝での主な選手の成績は以下のようであった。
順位 氏名 1本目(m) 2本目(m) 得点
1 シュテファン・クラフト(墺) 135.0 137.0 294.1
2 小林陵侑 136.0 134.5 289.0
3 カール・ガイガー(独) 135.0 134.5 286.2
4 ハルボルエグナー・グランルード(ノルウェー) 131.5 136.5 279.6
5 ヤン・ホエル(墺) 130.5 142.5 277.7
6 マルクス・アイゼンビヒラー(独) 129.5 140.0 277.6
7 ツェネ・プレブツ(スロベニア) 132.0 133.0 274.1
10 カミル・ストッフ(ポーランド) 129.5 133.5 265.7
13 アンツェ・ラニセク(スロベニア) 127.0 137.0 261.8
21 マリウス・デンドヴィック(ノルウェー) 126.0 132.0 249.8
25 小林潤志郎 126.0 131.5 243.9
29 佐藤幸椰 125.0 127.0 238.8
それから、ここまでの主な選手の総合ランキングは以下のようになっている。
順位 氏名 総合点
1 ー 小林陵侑 1422
2 ー カール・ガイガー(独) 1339
3 ー ハルボルエグナー・グランルード(ノルウェー) 1140
4 ー マリウス・デンドヴィック(ノルウェー) 957
5 ー マルクス・アイゼンビヒラー(独) 766
6 ↑1 シュテファン・クラフト(墺) 753
7 ↓1 アンツェ・ラニセク(スロベニア) 677
8 ー ヤン・ホエル(墺) 605
9 ー ツェネ・プレブツ(スロベニア) 527
14 ー 佐藤幸椰 368
20 ↑1 カミル・ストッフ(ポーランド) 257
27 ↓1 中村直幹 181
28 ↑1 小林潤志郎 177
38 ー 伊東大貴 87
48 ー 佐藤慧一 30
次戦は3月4日(金)~6日(日)(現地時間。以下同)に時差-8時間のオスロ(ノルウェー)にあるホルメンコーレンジャンプ競技場(K点120m、HS134m)で予定されており、この大会もRAW AIRのシリーズに含まれる。
今夜混合団体が行われ、明日、明後日で男女の個人戦が2戦ずつ行われる予定である。
それから、小林陵侑はユーチューブを使って自ら発信し始めており、全体にのんびりした雰囲気で、身近に感じられたり、珍しい内容だったり、興味深い時もあるので、時間と気持ちに余裕のある時は覘いて見るのも好いだろう。