2月28日(金)~3月1日(日)の日程で、時差-7時間のフィンランド、ラハティ(HS130m、K点116m)においてスキージャンプワールドカップ男子が開催され、個人第24戦、25戦、それぞれの予選、および団体第4戦が行われる予定である。
日本人選手としてはA代表が戻って来て、小林陵侑(土屋ホーム)、佐藤幸椰(雪印メグミルク)、伊東大貴(雪印メグミルク)、小林潤志郎(雪印メグミルク、陵侑の兄)、中村直幹(東海大学)、そして佐藤慧一(雪印メグミルク)が出ている。
昨日24時頃から個人第24戦の予選、25時半頃から本戦が行われた。
シーズン当初は団体、個人それぞれ1戦ずつ行われる予定であったが、2019年12月1日(日)にフィンランド、ルカで予定されていた個人第3戦が強風の為に中止になったので、その代替として個人戦が1試合追加されることになった。
優勝したのは総合で1位に立っているオーストリアのエース、シュテファン・クラフトで、今シーズン5勝目、通算21勝目となった。
2位には総合で2位に付けているドイツのエース、カール・ガイガー、3位には久し振りの表彰台となるノルウェーのダニエルアンドレ・タンデが入っている。
それにしてもぶっちぎり始めたシュテファン・クラフト、それを何とか追うカール・ガイガー、凄い!?
クラフトや益々首位を固くして
クラフトや総合トップぶっちぎり
ガイガーや何とか首位に追い縋り
日本人選手としてはスノージャパンのエース、小林陵侑が14位、今シーズン覚醒した佐藤幸椰、ベテランの伊東大貴が共に21位、佐藤慧一が24位と、あまり振るわなかった。
残念ながら小林潤志郎はスーツ違反で失格となり、中村直幹は予選通過がならなかった。
もう総合2連覇は厳しくなって来たように思われる小林陵侑であるが、何とか早めに調子を戻して、また目の覚めるような大ジャンプを期待したいものである。
陵侑や早く復調期待して
陵侑やまた大ジャンプ期待して
個人第24戦の主な選手の結果は以下のようになっている。
名前 1本目m 得点 2本目m 得点 総合点
1位 シュテファン・クラフト(墺) 129.5 141.1 129.5 143.0 284.1
2位 カール・ガイガー(独) 128.5 136.5 130.5 142.6 279.1
3位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) 124.5 134.6 128.0 138.7 273.3
4位 アンチェ・ラニセク(スロベニア) 124.5 132.4 128.5 140.1 272.5
5位 カミル・ストッフ(ポ-ランド) 126.5 134.9 127.5 136.7 271.6
6位 ダビッド・クバッキ(ポーランド) 127.5 137.4 126.0 132.9 270.3
10位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺) 122.0 126.2 127.0 135.2 261.4
14位 小林陵侑 122.0 125.6 123.0 128.6 254.2
15位 マリウス・リンドヴィック(ノルウェー) 121.0 123.6 124.0 130.5 254.1
16位 シュテファン・ライエ(独) 122.5 127.8 122.0 126.1 253.9
18位 ペテル・プレヴツ(スロベニア) 120.5 121.4 121.5 124.8 246.2
21位 佐藤幸椰 124.0 127.1 121.0 117.1 244.2
21位 伊東大貴 122.0 125.6 119.0 118.6 244.2
24位 佐藤慧一 120.0 120.5 121.5 120.9 241.4
36位 ヨハンアンドレ・フォルファン(ノルウェー) 116.5 114.4 114.4
37位 ピオトル・ジワ(ポーランド) 116.0 109.2 109.2
男子の場合は一般的に予選で50位までが本番に出られ、本番の2本目に進めればポイントが貰える。
スキージャンプ個人のランキングに関係するポイントは1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、24試合を終えて以下のようになっている。
名前 総合得点
1位 シュテファン・クラフト(墺) 1533
2位 カール・ガイガー(独) 1395
3位 ダビッド・クバッキ(ポーランド) 1107
4位 小林陵侑 1063
5位 カミル・スットフ(ポーランド) 873
6位 マリウス・リンドヴィック(ノルウェー) 834
7位 シュテファン・ライエ(独) 783
8位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) 666
9位 ペテル・プレヴツ(スロベニア) 628
10位 ピオトル・ジワ(ポーランド) 564
11位 ヨハンアンドレ・フォルファン(ノルウェー) 554
12位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺) 553
13位 佐藤幸椰 501
14位 アンチェ・ラニセク(スリベニア) 485
23位 伊東大貴 263
28位 小林潤志郎 142
34位 佐藤慧一 89
42位 中村直幹 39
47位 竹内択 28
54位 岩佐勇研 14
69位 渡部弘晃 3
73位 栃本翔平 2
今日の24時頃から団体の第4戦が行われ、明日の22時頃から個人第25戦の予選、23時半頃から本戦が行われる予定である。
楽しみに待ちたい。