sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

スキージャンプW杯男子オーベルストドルフ個人予選、小林陵侑好い感じ!?・・・R3.12.29②

 12月28日(火)~12月29日(水)に時差-8時間のドイツのオーベルストドルフラージヒル(K点120m、HS137m)においてスキージャンプ・ワールドカップ男子が開催されており、今日の未明、その個人予選が行われ、好調を維持している日本のエース、小林陵侑が見事1位に立っている。

 

 今シーズン、予選ではずっとこんな感じだし、決勝にはこれまで6戦出て3勝し、2位に2回入っており、総合点ではドイツのエース、カール・ガイガーに次いで2位に付けている。

 

 勝利数では勿論我が国で1位を更新しており、表彰台でも師匠の葛西紀明に次いで単独2位となった。

 

 なお、この大会はジャンプ週間の第1戦(通算で第10戦)となっている。

 

 ところで、今シーズン、小林陵侑にとって何かと厳しい状況が続いているが、その中でこの成績を挙げているのは流石ではないか!?

 

 開幕戦のニジニタギル(ロシア)の第1戦では2位に入ったので、北京冬季五輪に合わせて調子が上がって来ていることに喜び、第2戦への期待を膨らませていたら、その予選でスーツの規定違反により失格となり、あっさりと出場出来なくなってしまった。

 

 それでも、2か所目のルカ(フィンランド)では第1戦(通算で第3戦目)で見事優勝し、通算20勝目を挙げている。

 

 ここでまた期待が膨らませ掛けたら、第2戦の前のPCR検査で引っ掛かってしまい、再検査も無く、この後暫らく休むことになってしまった。

 

 そして3か所目のクリンゲンタール(ドイツ)の個人第1戦(通算で第6戦)で復帰して7位に入り、第2戦(通算で第7戦)では優勝して今シーズン2勝目、通算21勝目となったから凄過ぎて、ただただ感心してしまう。

 

 更に、4か所目のエンゲルベルク(スイス)の個人第1戦(通算で第8戦)では好調を維持しており、カール・ガイガーに次ぐ2位に入っていたので、個人第2戦(通算で第9戦)は大いに期待が膨らんでいたところである。

 

 ただ、風の影響が時折強く出る難しい状況となり、放送ではもしかしたら1本目で終わるのではないか、なんて一時言われていたほどであったが、小林陵侑はものともせず、突出した実力を見せ付けて優勝し、通算22勝目を挙げている。

 

 そして、通算で39回目の表彰台となっている。

 

 これはもうジャンプ週間にも期待するしかない!?

 

        陵侑や予選またもや首位に立ち

 

        陵侑やジャンプ週間期待させ

 

 今回の主な選手の成績は以下のようであった。

 

  順位 氏名            飛距離   得点

  1 小林陵侑         129.0 149.3

  2 カール・ガイガー(独)       127.5 144.9

  3 ハルボルエグナー・グランルード(ノルウェー) 126.5 144.5

  3 ヨハンアンドレ・フォルファン(ニルウェー)   132.0 144.5

  5 キリアン・パイアー(スイス)        130.5 143.8

  6 マルクス・アイゼンビヒラー(独)    132.0 140.1

  7 シュテファン・クラフト(墺)        129.5 139.3

 15 アンチェ・ラニセク(スロベニア)          121.0 131.4

 16 マリウス・テリンドヴィック(ノルウェー)    123.0 131.3

 22 ロベルト・ヨハンソン(ノルウェー)      120.0 126.4 

 26 中村直幹         122.0 124.4 

 29 小林潤志郎        118.5 123.4 

 31 佐藤幸椰         116.5 121.0

 37 カミル・ストッフ(ポーランド)       117.0 118.1

 43 佐藤慧一         115.5 115.6

 50 伊東大貴         109.5 106.5

 

 決勝の1本目では予選を通過した50人が2ずつの25組に分かれ、各組で競い合って、勝った25人は2本目に進み、負けた25名の内、上位5名が2本目に進むノックアウト方式だと言う。

 

 今晩日が替わった頃に決勝が行われ、CS放送のJスポーツでライブ中継があるので、楽しみに待ちたい。

 

 また、ここまでの主な選手の総合ランキングは以下のようになっている。

 

  順位 氏名             総合点

  1 ー   カール・ガイガー(独)        594

  2 ー   小林陵侑         496

  3 ↑2 ハルボルエグナー・グランルード(ノルウェー) 361

  4 ー   アンチェ・ラニセク(スロベニア)       359

  5 ↓2 シュテファン・クラフト(墺)        358

  6 ↑1 マリウス・デンドヴィック(ノルウェー)   337

  7 ↓1 マルクス・アイゼンビヒラー(独)    291

  8 ↑1 キリアン・パイアー(スイス)      290

 11 ↑1 カミル・ストッフ(ポーランド)       216

 12 ↓1 ロベルト・ヨハンソン(ノルウェー)     213

 18 ー   中村直幹           136

 23 ↓1 佐藤幸椰             100

 24 ↑1 小林潤志郎                93

 32 ↓1 伊東大貴                 44

 43 ↓1 佐藤慧一                 10

 

 また、小林陵侑はユーチューブを使って自ら発信し始めており、身近に感じられる内容なので、テレビにも取り上げられていた。

 

 時間がある時には覘いてみると好いかも知れない。