２０２２年１月５日（水）～１月９日（日）（現地時間）の４日間の日程で時差－８時間のビショフスホーフェン（オーストリア）のラージヒル(Ｋ点１２５m、ＨＳ１４２m)においてスキージャンプ・ワールドカップ男子の個人戦（通算１２～１４戦目）、および団体戦が開催され、今日の２１時頃から、第１２戦の予選が行われて、日本のエース、小林陵侑が好調を維持し、１位で通過している。
第１２戦はジャンプ週間の第３戦ともなっている。
決勝は日が替わって直ぐ、１月６日（木）の０時半頃から始まる予定であるが、今のところテレビでのライブ中継があるとは言われていない。
なお、小林陵侑は今シーズンここまでに８戦に出て３連勝の５勝目、７回目の表彰台登壇となり、通算では２４勝目、４１回目の表彰台登壇となっている。
勝利数では勿論我が国１位で、その記録を更新中であり、表彰台登壇では師匠の葛西紀明に次いで単独２位で、これも記録を更新中で、また一歩葛西紀明の記録に近付いている。
世界的に見れば勝利数がベスト１０に入り、表彰台登壇でベスト２０に入っているから、益々世界的な選手となっており、我が国ファンの声が大きくなって、ネットの記事でも色々な意見が飛び交うようになった。
そして総合点ではずっと首位に立っていたカール・ガイガー（ドイツ）を前回のガルミッシュ＝パルテンキルヘン大会（第１１戦、スキージャンプ週間の第２戦）の勝利によって抜き、遂にトップに躍り出た。
スキージャンプ週間に付いても首位を維持している。
強風で決勝が中止となったインスブルック大会でも予選を首位で通過しており、ともかく凄い！？
陵侑や好調維持し首位通過
陵侑や首位で通過し強さ魅せ
陵侑や首位の継続期待させ
なお、この試合では１本目５０名が２人ずつの２５組に分かれ、各組で勝った方が２本目に進み、負けた方の中から上位５名が２本目に進むノックアウト方式を採用している。
今回の主な選手の成績は以下のようであった。
順位 氏名 距離 得点
１ 小林陵侑 １４１．５ １３９．０
２ ﾏﾘｳｽ･ﾃﾞﾝﾄﾞｳﾞｨｯｸ(ﾉﾙｳｪｰ) １３９．５ １３６．７
３ ﾀﾞﾆｴﾙｱﾝﾄﾞﾚ･ﾀﾝﾃﾞ(ﾉﾙｳｪｰ) １３１．０ １２８．７
４ ﾊﾙﾎﾞﾙｴｸﾞﾅｰ･ｸﾞﾗﾝﾙｰﾄﾞ(ﾉﾙｳｪｰ) １３４．０ １２８．０
５ ｶｰﾙ･ｶﾞｲｶﾞｰ(独) １３１．５ １２７．３
６ ﾏﾙｸｽ･ｱｲｾﾞﾝﾋﾞﾋﾗｰ(独) １３２．５ １２５．２
７ ﾛﾌﾞﾛ･ｺｽ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) １２７．０ １１９．１
１０ ﾔﾝ･ﾎｱﾙ(墺) １２８．５ １１９．０
１３ ﾛﾍﾞﾙﾄ･ﾖﾊﾝｿﾝ(ﾉﾙｳｪｰ) １２７．０ １１７．５
１５ ﾀﾞﾆｴﾙ･ﾌｰﾊﾞｰ(墺) １２４．５ １１７．２
１７ 小林潤志郎 １２８．０ １１６．１
２０ ｼｭﾃﾌｧﾝ･ｸﾗﾌﾄ(墺) １２４．０ １１４．０
２２ 佐藤幸椰 １２４．０ １１３．１
２３ ｷﾘｱﾝ･ﾊﾟｲｱｰ(ｽｲｽ) １２２．５ １１３．０
２６ ｱﾝﾁｪ･ﾗﾆｾｸ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) １２４．０ １１１．５
３２ 中村直幹 １２３．０ １０７．８
３９ 伊東大貴 １１９．０ １０１．２
なお、佐藤慧一は５３位に沈み、残念ながら予選を通過出来なかった。
それから、ここまでの主な選手の総合ランキングは以下のようになっている。
順位 氏名 総合点
１ ↑１ 小林陵侑 ６９６
２ ↓１ ｶｰﾙ･ｶﾞｲｶﾞｰ(独) ６７５
３ ー ﾊﾙﾎﾞﾙｴｸﾞﾅｰ･ｸﾞﾗﾝﾙｰﾄﾞ(ﾉﾙｳｪｰ) ４７３
４ ー ﾏﾘｳｽ･ﾃﾞﾝﾄﾞｳﾞｨｯｸ(ﾉﾙｳｪｰ) ４３７
５ ↑２ ﾏﾙｸｽ･ｱｲｾﾞﾝﾋﾞﾋﾗｰ(独) ４０７
６ ー ｱﾝﾁｪ･ﾗﾆｾｸ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) ３８５
７ ↓２ ｼｭﾃﾌｧﾝ･ｸﾗﾌﾄ(墺) ３８０
８ ー ｷﾘｱﾝ･ﾊﾟｲｱｰ(ｽｲｽ) ３３０
９ ↑２ ﾔﾝ･ﾎｱﾙ(墺) ２９９
１０ ↓２ ﾛﾍﾞﾙﾄ･ﾖﾊﾝｿﾝ(ﾉﾙｳｪｰ) ２９３
１３ ↓１ ｶﾐﾙ･ｽﾄｯﾌ(ﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞ) ２１６
１４ ー ﾀﾞﾆｴﾙ･ﾌｰﾊﾞｰ(墺) １８１
１５ ↑７ ﾛﾌﾞﾛ･ｺｽ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) １７８
１９ ↓２ 中村直幹 １５７
２０ ↑４ 佐藤幸椰 １５５
２５ ↓２ 小林潤志郎 １１７
３４ ー 伊東大貴 ４６
４４ ↓１ 佐藤慧一 １０
また第１３戦はスキージャンプ週間の第４戦ともなり、予選が１月６日（木）２２時半頃、決勝が１月７日（金）１時半頃から行われる予定で、此方はＣＳ放送のＪスポーツでライブ放送される予定となっている。
ここまでは結構きつい日程であったが、第１４戦は通常の個人戦で、少し間を空けて１月９日（日）０時頃から、そして団体戦は１月１０日（月）０時頃からの予定となっている。
それから、小林陵侑はユーチューブを使って自ら発信し始めており、全体にのんびりした雰囲気で、身近に感じられたり、珍しい内容だったり、興味深い時もあり、ちょっと前にライブ中継でも取り上げられていた。
時間がある時には覘いてみると好いかも知れない。
