sanso114の日記

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スキージャンプW杯男子、ビショフスホーフェン大会個人第2戦予選、小林陵侑1位通過!・・・R4.1.7①

 2022年1月5日(水)~1月9日(日)(現地時間)の4日間の日程で時差-8時間のビショフスホーフェン(オーストリア)のラージヒル(K点125m、HS142m)においてスキージャンプ・ワールドカップ男子の個人戦が3戦(通算で12~14戦目)、および団体戦が開催され、昨日の22時30頃からその個人第2戦(通算で13戦目)の予選が行われて、日本のエース、小林陵侑が好調を維持し、見事1位で通過している。

 

 個人第2戦はジャンプ週間の第4戦ともなっている。

 

 本来はスキージャンプ週間の第3戦の予定であったインスブルック大会では強風の為に決勝が中止され、急遽隙間に埋め込まれたような代替戦が昨日の0時半頃から行われたビショフスホーフェン大会の個人第1戦で、テレビでのライブ中継はないものと諦め掛けながら、それでも0時半過ぎにスマホをケーブルテレビに繋ぎ、探してみると、幸いCS放送のJスポーツでやっており、今、その再放送をやっている。

 

 日本のエース、小林陵侑は1本目2位に付け、2本目で見事優勝した!

 

 雪が降りしきる中、飛距離で圧倒しているわけではないが、着地まできちんと決めて、確り逆転勝ちしていた。

 

 周りの選手や現地のマスコミ、スキージャンプファンを諦めさせるような強さ、美しさであった!?

 

        陵侑や着地確り決めて魅せ

 

        陵侑や着地確り決めて勝ち

 

 なお、小林陵侑は今シーズンここまでで9戦に出て4連勝の6勝目、8回目の表彰台登壇となり、通算では25勝目、42回目の表彰台登壇となっている。

 

 勝利数では勿論我が国1位で、その記録を更新中であり、表彰台登壇では師匠の葛西紀明に次いで単独2位で、これも記録を更新中で、また一歩葛西紀明の記録に近付いている。

 

 世界的に見れば、長い歴史の中で勝利数が8位タイ、表彰台登壇で18位タイとなっているから、益々世界的な選手となっており、我が国ファンの声が大きくなって、ネットの記事でも色々な意見が飛び交うようになっている。

 

 そして総合点ではずっと首位に立ち、そのまま独走するのかと思われていたカール・ガイガー(ドイツ)をガルミッシュ=パルテンキルヘン大会(第11戦、スキージャンプ週間の第2戦)の勝利によって抜き、遂にトップに躍り出て、更に今回の個人第1戦で勝って差を付け始めている。

 

 スキージャンプ週間に付いても勿論首位を維持している。

 

        陵侑や連勝伸ばし強さ魅せ

 

        陵侑やトップ維持して強さ魅せ

 

        陵侑や記録伸ばして強さ魅せ

 

 そしてこの大会の個人第2戦でも、緊張が益々高まる中、その予選を首位で通過しているのであるから、流石としか言いようがない!?

 

 なお、この試合では1本目50名が2人ずつの25組に分かれ、各組で勝った方が2本目に進み、負けた方の中から上位5名が2本目に進むノックアウト方式を採用している。

 

 今回の主な選手の成績は以下のようであった。

 

  順位 氏名            距離(m)    得点

  1 小林陵侑         137.5 151.5

  2 マルクス・アイゼンビヒラー(独)      139.5 149.1

  3 マリウス・デンドヴィック(ノルウェー)   134.0 142.6

  4 ヤン・ホアル(墺)         133.5 140.9

  5 キリアン・パイアー(スイス)        135.0 139.1

  6 アンチェ・ラニセク(スロベニア)       133.5 138.3

  7 ロベルト・ヨハンソン(ノルウェー)     133.5 137.1

  8 ダニエル・フーバー(墺)        132.0 136.3

  9 シュテファン・クラフト(墺)        132.0 135.4

 12 佐藤幸椰         134.5 132.7

 14 マヌエル・フェットナー(墺)        129.5 130.9

 15 ロブロ・コス(スロベニア)      134.0 130.8 

 32 ハルボルエグナー・グランルード(ノルウェー)  124.5 122.4

 37 カール・ガイガー(独)        123.0 120.7

 43 小林潤志郎         124.0 118.1

 46 佐藤慧一          126.0 115.7

 

 なお、伊東大貴は54位、中村直幹は55位に沈み、残念ながら決勝には進めなかった。

 

 それから、ここまでの主な選手の総合ランキングは以下のようになっている。

 

  順位 氏名             総合点

  1 ー   小林陵侑         796

  2 ー   カール・ガイガー(独)        725

  3 ー   ハルボルエグナー・グランルード(ノルウェー)  533

  4 ー   マリウス・デンドヴィック(ノルウェー)    517

  5 ー   マルクス・アイゼンビヒラー(独)       439

  6 ↑1 シュテファン・クラフト(墺)         388

  7 ↓1 アンチェ・ラニセク(スロベニア)       385

  8 ↑1 ヤン・ホアル(墺)         344

  9 ↓1 キリアン・パイアー(スイス)        335

 10 ー   ロベルト・ヨハンソン(ノルウェー)     329

 13 ー   カミル・ストッフ(ポーランド)       216

 14 ー   ダニエル・フーバー(墺)        201

 15 ↑7 マヌエル・フェットナー(墺)        187

 16 ↓1 ロブロ・コス(スロベニア)        184

 17 ↑3 佐藤幸椰              181

 22 ↓3 中村直幹           157

 24 ↑1 小林潤志郎               129

 33 ↑1 伊東大貴                 53

 47 ↓3 佐藤慧一                 10

 

 そして個人第2戦(通算では13戦目、スキージャンプ週間の最終戦)の決勝は1月7日(金)の1時半頃から、すなわちもう間もなく行われる予定で、此方もCS放送のJスポーツ3でライブ放送が予定されており、楽しみに待ちたい。

 

 ここまでは結構きつい日程となっているが、個人第3戦(通算では第14戦)は通常の個人戦で、少し間を空けて1月9日(日)の0時頃から、そして団体戦は1月10日(月)0時頃からの予定となっている。

 

 長丁場であるから、のんびりと楽しみたい。

 

 それから、小林陵侑はユーチューブを使って自ら発信し始めており、全体にのんびりした雰囲気で、身近に感じられたり、珍しい内容だったり、興味深い時もあり、ちょっと前にライブ中継でも取り上げられていた。

 

 時間がある時には覘いてみると好いかも知れない。