5月も下旬となって、私の住んでいる奈良辺りでは最高気温が25℃を超える日も多く、30℃近い日もある。
散歩していても日差しが暑く、直ぐに汗ばんで来る。
ただ、最低気温は15℃を超える日もあるが、10℃近くまで下がる日もある。
寝る前の気温が高いからと油断していると、早朝寒くなって起きてしまい、冷え切っていることがある。
寒暖差が激しく、体調を崩し易い時でもある。
それに週末にはまた崩れる予報が出ていて、相変わらず安定しない。
ここ数週間こんな感じが続いており、国内で開催されているゴルフ、野球等の屋外スポーツは結構影響を受けているように思われる。
それでも世界は広く、彼方此方様々な状況にある。
たとえばオーストラリア、南アフリカ等の南半球にある国では我が国と反対の季節になっている。
そんな中、先週も世界中の彼方此方で男女プロゴルフツアーが開催されていた。
今週は先ず男子ツアーの様子から簡単に書き留めておく。
先ずは国内から見ておくと、5月18日(木)朝から茨城県にある「取手国際ゴルフ倶楽部・東コース(6804ヤード、パー70)・西コース(6544ヤード、パー70)」において国内男子ツアー、「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は6000万円、優勝賞金は1200万円であった。
男女を通じて国内唯一のプロアマ戦で、プロ2名、アマ2名の4人で最後まで回る形式であった。
プロに付いては前半2日間に亘る予選ラウンドでは東コース、西コースと1回ずつ回り、終了時に60位タイまでに入っていた70名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
決勝ラウンドは東コースにおいて行われた。
なおライブ中継であるが、インターネットの動画配信サイト、ALBATVによって4日間に亘り、たっぷりと配信された。
国内でプロアマ戦は此れひとつ
プロのプレイが楽しめたかも
さて、単独首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング801位のジュビック・パグンサン(フィリピン、45歳、168㎝、62㎏)で、トータル-23まで伸ばした。
なおこれがこのツアーで通算2勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは534位まで上がっている。
パグンサン首位を維持して優勝し
ベテランの味見せられたかも
2位タイに入ったのは世界ランキング198位で元アマチュア世界ランキング1位の新鋭、蝉川泰果(タイガ、22歳、175㎝、77㎏)、世界ランキング697位の佐藤大平(29歳、174㎝、72㎏)で、トータル-21まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは蝉川泰果が174位まで上がり、佐藤大平が597位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング785位の塚田陽亮(ヨウスケ、37歳、173㎝、80㎏)、世界ランキング1190位で新鋭の細野勇策(ユウサク、20歳、177㎝、74㎏)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは塚田陽亮が705位まで上がり、細野勇策が968位まで上がっている。
それから、国内男子ツアーの下部に当たるABEMAツアーは残念ながらオープンウイークであった。
次に海外で開催されたツアーであるが、5月18日(木)の午後から時差-7時間の南アフリカにある「ルサカ・ゴルフクラブ(6975ヤード、パー72)」において南アフリカ男子ツアー(サンシャインツアー)、「ザナコ・マスターズ」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによれば賞金総額は220万ランドとなっており、1ランドを約7.18円とすれば、これは約1580万円であった。
なお 日本人選手は出場していなかった。
さて、首位タイに入り、プレーオフを制して優勝したのは世界ランキング2615位のロブソン・チンホイ(ジンバブエ、32歳)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは1347位まで上がっている。
チンホイや南アのツアー奮闘し
ランク大きく上げられたかも
首位タイに入り、プレーオフの結果単独2位となったのは世界ランキング449位のニール・スキテカット(南アフリカ、39歳、193㎝、92㎏)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは438位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング676位のライアン・バン・ベルゼン(南アフリカ、21歳)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは661位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング599位のステファン・ワーズテイラー(南アフリカ、26歳)、世界ランキング643位のトレバー・フィッシャーJnr(南アフリカ、43歳、178㎝、85㎏)、世界ランキング742位のルパート・カミンスキー(南アフリカ、26歳)、世界ランキング1077位のショーン・ブラッド(南アフリカ、27歳)で、トータル-15まで伸ばした。
なお、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングはステファン・ワーズテイラーが598位まで上がり、トレバー・フィッシャーJnrが641位まで上がり、ルパート・カミンスキーが743位まで下がり、ショーン・ブラッドが1039位まで上がっている。
また、5月18日(木)の夜から時差-13時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-14時間)の米国・ニューヨーク州にある「オーク・ヒル・カントリークラブ・東コース(7394ヤード、パー70)」において米国男子ツアーとDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)が共催するメジャー大会、「全米プロゴルフ選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は1500万ドル、優勝賞金は315万ドルとなっており、1ドルを約138円とすれば、それぞれ約20億7000万円、約4億3500万円であった。
高額賞金大会のリブゴルフほどではないにしても、明らかに影響を受けて大分上がっている!?
日本人選手としては世界ランキング24位で自他共に日本のエースと認める松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)、世界ランキング99位で実力派若手選手をリードするひとり、昨年賞金王に輝いた比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)、世界ランキング128位で実力派若手選手をリードするひとり、このところ積極的に海外ツアーに挑戦している飛ばし屋の星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)が出場して、嬉しいことに全員予選ラウンドを通過していた。
全体では、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に59位タイまでに入っていた76名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビではBS放送のBS松竹東急、およびCS放送のゴルフネットワークにより4日間に亘ってたっぷりと放送された。
インターネットの動画配信サイトではDAZNにより4日間に亘ってたっぷりと配信された。
首痛に悩まされながら騙し騙し奮闘している松山英樹であるが、余裕を持って予選通過を果たすことが出来たのは流石ではないか!?
松山や首の痛みを抱えつつ
余裕の通過流石なのかも
昨年は国内男子ツアーを制覇し、海外ツアーにも積極性を見せている比嘉一貴であるが、彼も無事予選通過を果たし、今後の自信に繋がったようである。
比嘉一貴猛者に混じってプレイして
通過で後に繋がるのかも
スケールの大きなプレイヤーへと成長することを期待されて来た星野陸也であるが、彼も何とか予選通過を果たし、その後も奮闘していた。
星野陸也何とか予選通過して
後の奮闘次に繋がり
さて、単独首位を維持したまま見事優勝したのは世界ランキング44位で主戦場を高額賞金ツアーのリブゴルフに移しているメジャー大会に強いブルックス・ケプカ(米国、33歳、183㎝、93㎏)で、トータル-9と伸ばした。
なおこれがこの大会では3勝目、メジャー大会では5勝目となり、このツアーでは9勝目となったから、流石メジャーハンターと言われるだけのことはあった!?
そしてこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは13位まで上がっている。
ブルックスケプカメジャーで強さ魅せ
もう五勝目となっているかも
2位タイに入ったのは世界ランキング2位のスコッティー・シェフラー(米国、26歳、191㎝、91㎏)、世界ランキング11位のビクトル・ホブラン(ノルウェー、25歳、178㎝、75㎏)で、トータル-7まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはスコッティー・シェフラーが1位に返り咲き、ビクトル・ホブランが6位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング21位で日系のカート・キタヤマ(米国、30歳、170㎝、77㎏)、世界ランキング68位のキャメロン・デービス(オーストラリア、28歳、193㎝、82㎏)、世界ランキング214位でリブゴルフに主戦場を移した飛ばし屋のブライソン・デシャンボー(米国、29歳、185㎝、107㎏)で、トータル-3まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはカート・キタヤマが20位まで上がり、キャメロン・デービスが49位まで上がり、ブライソン・デシャンボーが90位まで上がっている。
そして松山英樹はトータル+5まで落として29位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは25位まで下がっている。
星野陸也はトータル+11まで落として62位タイとなり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは126位まで上がっている。
比嘉一貴はトータル+20まで落として最下位の単独76位となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは105位まで下がっている。
また5月18日(木)の夜から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・ミズリー州にある「ブルー・ヒルズ・カントリー・クラブ(7383ヤード、パー72)」において米国男子ツアーの下部に当たるコーン・フェリー・ツアー、「アドベントヘルス選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は100万ドル、優勝賞金は18万ドルとなっており、それぞれ約1億3800万円、約2484万円であった。
日本人選手としては世界ランキング168位でフィリピンへのゴルフ留学経験を持つ新鋭の桂川有人(24歳、167㎝、70㎏)、世界ランキング220位で米国へのゴルフ留学経験を持つ新鋭の大西魁斗(24歳、177㎝、70㎏)が出場して、残念ながら大西魁斗は予選落ちし、桂川有人は途中棄権していた。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは大西魁斗が231位まで下がり、桂川有人が171位まで下がっている。
さて、優勝したのは世界ランキング650位のグレイソン・マレー(米国、29歳、185㎝、91㎏)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは299位まで上がっている。
4日間の日程、賞金額等を見ても国内男子ツアーと同レベルにあり、世界ランキングの上がり様を見ると、ポイント配分は高いくらいのようである。
米国は下部のツアーもハイレベル
チャレンジすれば面白いかも
2位タイに入ったのは世界ランキング446位のリコ・ホイ(米国、27歳、178㎝、93㎏)、世界ランキング1065位のウィルソン・フル(米国、24歳)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングはリコ・ホイが315位まで上がり、ウィルソン・フルが532位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング345位のアレハンドロ・トスティ(アルゼンチン、26歳)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは286位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング766位のパーカー・クーディ(米国、23歳)、世界ランキング947位のジャクソン・スーバー(米国、24歳)、世界ランキング872位のメーソン・アンダーセン(米国、24歳)で、トータル-14まで伸ばした。
なお、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングはパーカー・クーディが614位まで上がり、ジャクソン・スーバーが685位まで上がり、メーソン・アンダーセンが696位まで上がっている。
それから、残念ながらアジアンツアーはオープンウイークとなっており、オーストラリア男子ツアーはシーズンオフとなっている。
次に男子日本人選手の中で世界ランキングが1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
25位 ↓ 1 松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)
105位 ↓ 6 比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)
126位 ↑ 2 星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)
142位 ↓ 4 金谷拓実(24歳、173㎝、75㎏)
150位 ↓ 2 今平周吾(30歳、165㎝、67㎏)
158位 ↑ 1 稲森佑貴(28歳、169㎝、68㎏)
164位 ↓ 2 久常涼(20歳、175㎝、75㎏)
169位 ↓ 2 堀川未来夢(ミクム、30歳、176㎝、84㎏)
171位 ↓ 3 桂川有人(24歳、167㎝、70㎏)
174位 ↑24 蝉川泰果(タイガ、22歳、175㎝、77㎏)
178位 ↓ 3 岩田寛(42歳、178㎝、74㎏)
199位 ↓ 4 大槻智春(33歳、172㎝、94㎏)
231位 ↓11 大西魁斗(24歳、177㎝、70㎏)
248位 ↓ 1 河本力(リキ、22歳、183㎝、86㎏)
256位 ↑ 3 谷原秀人(44歳、178㎝、80㎏)
257位 ↓ 3 石川遼(31歳、175㎝、75㎏)
264位 ↓ 1 池村寛世(トモヨ、27歳、166㎝、72㎏)
265位 ↓ 3 香妻陣一朗(28歳、165㎝、71㎏)
267位 ↓ 1 岩﨑亜久竜(アグリ、25歳、181㎝、86㎏)
273位 ↓ 3 川村昌弘(29歳、173㎝、72㎏)
先週開催された以下の日本人選手の世界ランキングの変動に関係しそうなツアーは幾つか開催され、目立った上昇がまあまあ見られたので、900位までの間で10位以上上がった選手に付いてみておく。
佐藤大平(29歳、174㎝、72㎏)は100位上がって597位に、小木曽喬(タカシ、26歳、178㎝、72㎏)は12位上がって599位に、吉田泰基(タイキ、25歳、173㎝、75㎏)は23位上がって601位に、飛ばし屋の幡地(ハタジ)隆寛(29歳、188㎝、98㎏)は10位上がって651位に、上井邦浩(40歳、180㎝、78㎏)は28位上がって698位になっている。
また、塚田陽亮(ヨウスケ、37歳、173㎝、80㎏)は80位上がって705位に、西山大広(タイコウ、25歳、165㎝、75㎏)は50位上がって733位に、坂本雄介(25歳、174㎝、74㎏)は14位上がって760位に、勝俣陵(27歳、174㎝、73㎏)は34位上がって783位に、市原弘大(40歳、171㎝、78㎏)は24位上がって785位になっている。
それから、今週気に止まった世界ランキングの変動に大きく関係しそうなツアーとしては国内男子ツアー、ABEMAツアー、サンシャインツアー、DPワールドツアー、米国男子ツアー、コーンフェリーツアーの開催が予定され、アジアンツアーはオープンウイーク、オーストラリア男子ツアーはシーズンオフとなっている。