６月２３日(木)の午後から時差－７時間（現在サマータイム中で、それ以外では－８時間）のドイツにある「ゴルフクラブ・ミュンヘンアイヒリード(７２８４ヤード、パー７２)」においてＤＰワールドツアー（旧欧州男子ツアー）、「ＢＭＷインターナショナル・オープン」が４日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は２００万ユーロとなっており、１ユーロを約１４３円とすると、約２億８６００万円となり、まあまあ高額となっている。
日本人選手としては世界ランキング２２１位で旅人と呼ばれるツアーメンバーの川村昌弘（２８歳、１７３㎝、７２㎏）の他に、今回は世界ランキング８４位でこのところ調子を上げている比嘉一貴（２７歳、１５８㎝、７０㎏）、世界ランキング８７位で米国男子ツアーのシード権獲得を目指している金谷拓実（２４歳、１７２㎝、７５㎏）も出場しており、比嘉一貴がトータル－５まで伸ばして３７位タイで予選を通過している。
比嘉一貴ひとり予選を通過して
後の健闘期待膨らみ
全体では予選ラウンド終了時点で５０位タイまでに入っていた６８名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
残念ながら川村昌弘は予選落ちとなったが、ゴルフへの思いと旅情漂う人気のコラム、「いま僕はココにいます」が「Ｖｏｌ.１４３ ドイツ編」に更新されていた。
２週間のオープンウイークを挟んで再びドイツであるが、その間に日本へ戻っての骨休めではなく、タイでの観光をしていたと言う。
滝で有名な国立公園内を歩いて自然のミストに癒されて来たようだ。
川村や旅を楽しみまたゴルフ
成果が出ずに次回に期待
さて、首位タイに入ってプレーオフを１ホール目で制して見事優勝したのは世界ランキング２８１位の李昊桐（リ・ハオトン、中国、２６歳、１８３㎝、７５㎏）で、最終日６バーディー、４ボギーの－２、トータル－２２と伸ばして、結果として首位を維持したことになる。
決勝ラウンドに入ってからは全員がアウトスタート（第１ホールから）で、最終日はトータル－２０から出て、前半では３バーディー、２ボギーの－１、トータル－２１と少し伸ばし、後半でも３バーディー、２ボギーの－１、トータル－２２と少し伸ばした。
期待していた通り完全優勝で、これがこのツアーで３勝目となる。
なお、この試合の結果、世界ランキングは１３４位まで上がっている。
李昊桐プレーオフ制し力魅せ
李昊桐完全勝利力魅せ
李昊桐完全勝利成し遂げて
力あること魅せられたかも
首位タイに入って、プレーオフに負けた結果、単独２位となったのは世界ランキング３５位でこのところまあまあ好調を維持しているイメージのトーマス・ピーターズ（ベルギー、３０歳、１９６㎝、８５㎏）で、最終日７バーディー、２ボギーの－５、トータル－２２と大きく伸ばし、結果として２位を維持したことになる。
最終日はトータル－１７から出て、前半では４バーディー、２ボギーの－２、トータル－１９と伸ばし、後半に入ってからも３バーディーの－３、トータル－２２と順調に伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは３４位まで上がっている。
ピーターズ大きく伸ばし二位となり
ピーターズプレーオフ負け二位となり
ピーターズ二位に入って強さ魅せ
単独３位に入ったのは世界ランキング６７位のライアン・フォックス（ニュージーランド、３５歳、１７８㎝、９８㎏）で、最終日１イーグル、４バーディー、１ボギーの－５、トータル－２０と大きく伸ばして１位上げて来た。
最終日はトータル－１５から出て、前半では１イーグル、２バーディー、１ボギーの－３、トータル－１８と伸ばし、後半でも２バーディーの－１、トータル－２０と伸ばしている。
なお、この試合の結果、世界ランキングは５６位まで上がっている。
フォックスや伸ばしながらも二位下がり
フォックスや伸ばし足りずに二位下がり
フォックスや後半落とし二位下がり
単独４位に入ったのは世界ランキング５０１位のサーミ・ベリメキ（フィンランド、２３歳、１８８㎝）で、最終日１イーグル、４バーディー、１ボギーの－５、トータル－１８と大きく伸ばして３位上げて来た。
最終日はトータル－１３から出て、前半では１イーグル、１バーディー、１ボギーの－２、トータル－１５と伸ばし、後半でも３バーディーの－３、トータル－１８と順調に伸ばしている。
なお、この試合の結果、世界ランキングは３８８位まで上がっている。
ベリメキや大きく伸ばし上げて魅せ
ベリメキや最後は上げて力魅せ
ベリメキや四位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング７０位のパブロ・ララサバル（スペイン、３９歳、１７８㎝、７５㎏）は最終日－５、トータル－１２と大きく伸ばし、５位上げて５位タイに入った。
ララサバル最後まで上げ強さ魅せ
ララサバル五位まで上げて強さ魅せ
世界ランキング２３位のルイ・ウェストヘーゼン（南アフリカ、３９歳、１７８㎝、８２㎏）は最終日－４、トータル－１６と伸ばし、２位上げて８位タイに入った。
最後までウェストヘーゼン上げて魅せ
八位入りウェストヘーゼン強さ魅せ
世界ランキング１２６位のジュルダン・スミス（イングランド、２９歳、１７８㎝、７６kg）は最終日イーブン、トータル－１６と伸ばせず、５位下がって８位タイとなった。
そして比嘉一貴は最終日５バーディー、３ボギーの－２、トータル－１５と伸ばしながらも、３位下がって１０位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル－１３から出て前半ではいきなり第１ホールでバーディーを決め、続く３ホールをパーで凌いだ後、第５、６ホールと連続でバーディーを決め、1つ空いて第８、９ホールと連続でボギーを叩いたので、結局１打伸ばし、トータル－１４として後半へと繋いでいる。
後半では第１１ホールでバーディーを決め、続く５ホールをパーで凌いだ後、第１７ホールでボギーを叩いたが、空かさず第１８ホールでバーディーを決めて取り返し、バンスバック！
結局後半でも１打伸ばし、トータル－１５としてホールアウトしている。
こんなところを見ると、男子日本人選手は海外ツアーに参戦したい場合、いきなり米国男子ツアーに挑戦するよりもＤＰワールドツアーから挑戦する方が好いような気もする。
川村昌弘のほどほどの活躍を見ても、以前谷原秀人が同じように活躍していたのをみても、多分そうなんだろう。
なお、この試合の結果、世界ランキングは７０位まで上がっている。
比嘉一貴伸ばしながらも三位下げ
比嘉一貴伸ばし足りずに三位上げ
比嘉一貴十位に入り強さ魅せ
世界ランキング３７０位のダリウス・フォン・ドリエル（オランダ、３３歳、１７２㎝、７０㎏）は最終日イーブン、トータル－１５と伸ばせず、６位下がって１０位タイとなった。
世界ランキング９０位のディーン・バーメスター（南アフリカ、３３歳、１８０㎝）は最終日－４、トータル－１２と伸ばし、１７位上がって２１位タイとなった。
バーメスター最後は上げて強さ魅せ
バーメスター確り上げて強さ魅せ
世界ランキング１４位のビリー・ホーシェル（米国、３５歳、１８３㎝、７９㎏）は最終日＋１、トータル－１１と少し落とし、１６位下がって２６位タイとなった。
世界ランキング１２２位のローリー・カンター（イングランド、３２歳、１８８㎝、８０㎏）は最終日－３、トータル－１０と伸ばし、１３位上げて３２位タイに入った。
カンターや確り上げて強さ魅せ
カンターや最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング１４３位のラスムス・ホイガールト（デンマーク、２１歳）は最終日－１、トータル－９と少し伸ばし、２位上げて３６位タイに入った。
ホイガールト最後は上げて強さ魅せ
ホイガールト最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング１２７位のダニエル・ファン・トンダー(南アフリカ、３１歳、１７８㎝、１０４㎏)は最終日＋２、トータル－９と落とし２２位も下がって３６位タイとなった。
世界ランキング５９位のセルヒオ・ガルシア(スペイン、４２歳、１７８㎝、８２㎏)は最終日－１、トータル－８と少し伸ばしながらも、３位下がって４８位タイとなった。
世界ランキング９４位のビクトル・ペレス（フランス、２９歳、１９６㎝）は最終日＋３、トータル－７と落とし、３２位も下がって５３位タイとなった。
そして、世界ランキング９７位のベルンド・ウィースバーガー（オーストリア、３６歳、１８８㎝、８６㎏）は最終日＋１、トータル－３と少し落としながらも、６１位タイのままであった。
