sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

KPMG女子PGA選手権最終日チョン・インジおめでとう! 畑岡、笹生、西郷等の様子・・・R4.6.27③

 6月23日(木)の夜から時差-13時間(サマータイム中。それ以外では-14時間)の米国・メリーランド州にある「コングレッショナルCC(6894ヤード、パー72)」において米国女子ツアーのメジャー大会、「KPMG女子PGA選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。

 

 或る記事によると賞金総額は900万ドル、優勝賞金は135万ドルに倍増されているから、1ドルを約135円とするとそれぞれ約12億1500万円、約1億8200万円となり、平均的な国内女子ツアーの10倍ぐらいと巨額になっている。

 

 日本人選手としては世界ランキング7位で黄金世代を代表し、自他ともに日本のエースと認める畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング16位で新世紀世代を代表し、昨年全米女子オープンにおいて優勝した飛ばし屋の笹生優花(20歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング20位で新世紀世代の国内組を代表するせごどんこと西郷真央(20歳、158㎝、57㎏)、世界ランキング29位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイが売りで「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」では見事単独2位に入り、先週も予選を通過して活躍した古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング38位で黄金世代をリードするひとり、2019年に全英女子オープンにおいて優勝した渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)が出場しており、畑岡奈紗、笹生優花、西郷真央、渋野日向子が予選を通過している。

 

 全体では予選ラウンド終了時に54位タイまでに入っていた72名の選手が決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。

 

 ただ、残念なことに、と言うか心配なことに、渋野日向子は体調不良で決勝ラウンドが始まる前に棄権している。

 

 なお、ライブ中継はWOWOWの他、インターネット配信のGOLFTVによって4日間に亘りたっぷりと放送された。

 

        米国の女子のツアーは日本人

        五人出場四人が通過

 

        米国の女子のツアーに今回は

        せごどんが出て期待膨らみ

 

 さて、単独首位を維持したまま見事完全優勝を果たしたのは世界ランキング33位で我が国でも結構人気のあるダンボことチョン・インジ(韓国、27歳、175㎝)で、最終日2バーディー、5ボギーの+3、トータル-5と3日目に引き続き落とした。

 

 最終日はアウトスタート(第1ホールから)の最終組で、トータル-8から出て、前半では4ボギーの+4、トータル-4と落とし、一旦は首位の座をレキシー・トンプソンに明け渡したが、後半に入ってから2バーディー、1ボギーの-1、トータル-5と少し伸ばして再び単独首位に抜け出た。

 

 これで米国女子ツアーにおいてメジャー大会3勝目となり、通算で4勝目となった。

 

 勝てなくなってから一時は目標を失い掛けたようであるが、これでメジャー大会3試合の内2試合を制したことになり、メジャー制覇、すなわちグランドスラム達成の目標が見え始めたようである。

 

        チョンインジ落としながらも勝って魅せ

 

        チョンインジ完全勝利強さ魅せ

 

        チョンインジ揺らいだ自信取り戻し

        メジャー制覇が見えて来たかも

 

 2位タイに入ったのは世界ランキング3位で好調を維持しているミンジー・リー(オーストラリア、26歳)、世界ランキング6位でツアー有数の飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国、27歳、180㎝)で、トータル-4まで伸ばした。

 

 ミンジー・リーは最終日5バーディー、3ボギーの-2と伸ばして8位上げて来た。

 

 最終日はアウトスタートでトータル-2から出て、前半では2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-2と伸ばせなかった、後半に入ってからは3バーディー、1ボギーの-2、トータル-4と伸ばして強いところを見せている。

 

        ミンジーリー後半伸ばし強さ魅せ

 

        ミンジーリー最後は上げて強さ魅せ

 

        ミンジーリー二位に入って強さ魅せ

 

 レキシー・トンプソンは最終日4バーディー、5ボギーの+1と少し落としながらも2位を維持した。

 

 最終日はアウトスタートの最終組でトータル-5から出て、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-6と少し伸ばし、一旦は単独首位に抜け出たが、後半に入ると2バーディー、4ボギーの+2、トータル-4と落として逆転された。

 

 この辺り、以前にもあったようなパターンではないか!?

 

 そう、昨年笹生優花等と全米女子オープンで競り合い、一旦は逆転してリードしながら、後半で抜き返されている。

 

 そんなところを見て彼女の弱点のように言う人もいるが、畑岡奈紗と同様、生真面目さでもあるように思われる。

 

 そこが合うのか、昨年のペア戦ではこの2人が組んでいた。

 

 それはまあともかく、色んなタイプの人がいて好いではないか!?

 

        トンプソン一旦抜いてまた抜かれ

        首位争いが楽しめたかも

 

        トンプソン落としながらも二位を維持

 

        トンプソン二位を維持して強さ魅せ   

 

 単独4位に入ったのは世界ランキング5位で天才少女と呼ばれ、欧州女子ツアーでは既に優勝しており、今シーズンこのツアーにデビューして既にこのツアーでも優勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、19歳)で、最終日3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-3と維持し、2位上げて来た。

 

 最終日はアウトスタートで、トータル-3から出て、前半では2ボギーの+2、トータル-1と落としたが、後半に入ってからは3バーディー、1ボギーの-2、トータル-3と伸ばして強いところを見せている

 

        ティティクルや最後も上げて強さ魅せ

 

        ティティクルや決勝で上げ強さ魅せ

 

        ティティクルや四位に入り強さ魅せ

    

 以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。

 

 畑岡奈紗は最終日4バーディー、1ボギーの-3、トータル-1と伸ばし、30位も上げて5位タイに入った。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、トータル+2から出て、前半では第11ホールでバーディーを決めたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第14ホールでボギーを叩き、残りの4ホールをパーで凌いだので、結局伸ばせず、トータル+2のまま後半へと繋いでいる。

 

 後半に入って3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決め、1つ空いて第6ホールでもバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では3打伸ばし、トータル-1としてホールアウトしている。

 

 前半ではまだ悔しさの残る展開になっていたが、後半に入って調子が上がり、強いところを発揮して、最後まで諦めずに粘る畑岡奈紗を見せられたようである。

 

 現時点ではやはり彼女が我が国の第一人者であるし、念願のメジャー大会優勝も近いのではないだろうか!?

 

        畑岡奈紗後半伸ばし強さ魅せ

       

        畑岡奈紗粘りを魅せて五位となり

 

        畑岡奈紗五位に入って強さ魅せ

 

 世界ランキング10位のキム・ヒョージュ(韓国、26歳、165㎝)は最終日-1、トータル-1と少し伸ばし、14位上げて5位タイに入った。

 

        キムヒョージュ決勝で上げ強さ魅せ

 

        キムヒョージュ五位に入って強さ魅せ

 

 世界ランキング21位のハナ・グリーン(オーストラリア、25歳、168㎝)は最終日+3、トータル-1と落としながらも5位タイを維持した。

 

        ハナグリーン落としながらも5位を維持

 

        ハナグリーン五位を維持して強さ魅せ

 

 世界ランキング12位のキム・セヨン(韓国、29歳、160㎝)、世界ランキング26位で好調を維持しているツアールーキーのチェ・ヘジン(韓国、22歳、167㎝)は共に最終日+4、トータル-1と落とし、3位下がって5位タイとなった。

 

 世界ランキング14位のジェシカ・コルダ(米国、29歳、ネリー・コルダの姉)は最終日+1、トータルイーブンと少し落としながらも、2位上げて10位タイに入った。

 

        ジェシカコルダ最後まで上げ強さ魅せ

 

        ジェシカコルダ十位に入り強さ魅せ

 

 世界ランキング8位でカナダの妖精と呼ばれるブルック・ヘンダーソン(カナダ、24歳、163㎝)、世界ランキング9位で好調を維持しているジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)はともに最終日+4、トータル+1と落とし、10位下がって16位タイとなった。

 

 世界ランキング11位の朴仁妃(パク・インビ、韓国、33歳、168㎝)は最終日+1、トータル+3と少し落としながらも、10位上げて25位タイに入った。

 

        朴仁妃落としても上げ強さ魅せ

 

        朴仁妃最後まで上げ強さ魅せ

 

 そして西郷真央は最終日4バーディー、4ボギーのイーブン、トータル+4と維持し、24位も上げて30位タイに入った。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートで、トータル+4から出て、前半では第11ホールでバーディーを決め、1つ空いて第13ホールでボギーを叩いたが、残りの5ホールをパーで凌いだから、結局イーブンで、トータル+4のまま後半へと繋いでいる。

 

 後半に入ってからいきなり第1ホールでボギーを叩き、1つ空いて第3ホールでもボギーを叩いたが、空かさず第4ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!

 

 1つ空いて第6ホールでもバーディーを決め、1つ空いて第8ホールでボギーを叩いたが、空かさず第9ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!

 

 結局後半もイーブンで通過し、トータル+4のままホールアウトしている。

 

 此処でメジャーの洗礼を受けながらも何とか耐え、最後に中位まで持って来たのは流石ではないか!?

 

        西郷真央大きく上げて強さ魅せ 

 

        西郷真央最後は上げて強さ魅せ

 

        西郷真央何とか耐えた最終日

        次の機会に期待膨らみ

 

 世界ランキング2位で血栓の手術を受けて復帰したネリー・コルダ(米国、23歳、178㎝、ジェシカ・コルダの妹)は最終日+3、トータル+4と落とし、1位下がって30位タイとなった。

 

 そして、笹生優花は最終日2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの+5、トータル+4と大きく落とし、18位下がって30位タイとなった。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-1から出て、前半では第2ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでダブルボギーを叩き、1つ空いて第7ホールでボギーを叩き、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局4打落とし、トータル+3として後半へと繋いでいる。

 

 後半に入って第11ホールでバーディーを決め、続く第12、13ホールと連続でボギーを叩いたが、空かさず第14ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!

 

 続く3ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでバギーを叩いたので、結局後半でも1打落とし、トータル+4としてホールアウトした。

 

 笹生優花自体の調子が落ちているのは気に掛かるが、今回はまあ多くの選手が落とし気味なので、仕方のない面もある!?

 

 また次の機会に期待しよう。

 

        笹生優花伸ばし合いには加われず

        またの機会に期待するかも

 

        笹生優花最後競り合い加われず

        次の機会に期待するかも

 

        笹生優花後半少しは粘り出て

        次の機会に期待を繋ぎ

 

 世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国、26歳、168㎝)も最終日+5、トータル+4と大きく落とし、18位下がって30位タイとなった。

 

 世界ランキング4位でかつては天才少女と呼ばれたリディア・コニュージーランド、25歳、165㎝)は最終日+7、トータル+6と大きく落とし、34位も下がって46位タイとなった。

 

 そして世界ランキング17位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、27歳、168㎝)は最終日+2、トータル+9と落としながらも、10位上げて54位タイに入った。

 

        マグワイヤー確り上げて強さ魅せ

 

        マグワイヤー最後は上げて強さ魅せ