昨日深夜から時差－８時間のラムソー（オーストリア）においてスキージャンプワールドカップ女子のノーマルヒル（Ｋ点９０m、ＨＳ９８m）が行われ、新女王マリタ・クラマー（オーストリア、２０歳、１７１㎝、５２㎏）が優勝した。
マリタ・クラマーはこれで４連勝となり、２０２１/２２シーズン７戦中５勝目、通算１３勝目となった。
これは凄い！？
コロナ禍により中止の多かった２０２０/２１シーズンは総合すると３位であったが、最後には４連勝しており、十分に存在感を示していた。
２０２０/２１シーズンはマーレン・ルンビ（ノルウェー、２７歳、１７３㎝）に陰りが見えたシーズンでもあり、マリタ・クラマーにスポットが当たり始めていたが、ここまで急に突出して来るとは思っていなかったので、ちょっと吃驚し、応援したくなって来た。
また、２０２０/２０２１はあまり元気が無いように思えたカタリナ・アルトハウスがまた調子を上げて来ているようである。
冬季五輪に合わせて調子を上げて来るのは流石ではないか！？
なお、日本勢としては高梨沙羅が４位に入り、前回も確か４位であったから、調子を上げて来ている。
以下、気に留まった選手の成績を挙げておく。
順位 名前 １本目(m) ２本目(m) 総合点
１ ﾏﾘﾀ･ｸﾗﾏｰ(墺) ９２．０ ９０．０ ２６１．０
２ ｶﾀﾘﾅ･ｱﾙﾄﾊｳｽ(独) ８８．５ ９０．０ ２５６．０
３ ｳﾙｻ･ﾎﾞｶﾞﾀｲ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) ９０．０ ８９．０ ２５３．３
４ 高梨沙羅 ９０．５ ８８．０ ２５１．３
５ ｴﾏ･ｸﾘﾈﾂ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) ８８．５ ８４．５ ２４０．５
６ ﾆｶ･ｸﾘｼﾞｭﾅﾙ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) ９３．５ ９６．０ ２３８．２
６ ﾀﾞﾆｴﾗ･ｲﾗｼｭｺｼｭﾄﾙﾂ(墺) ８７．０ ９０．５ ２３８．２
８ ｴｳﾞｧ･ﾋﾟﾝｹﾙﾆﾋ(墺) ８６．０ ８４．０ ２２７．３
１０ 勢藤優花 ８９．５ ８３．０ ２２４．３
２８ 岩淵香里 ８１．５ ７５．０ １８１．８
３８ 伊藤有希 ７１．０ ８０．５
なお、岩佐明香（ハルカ）は予選で６７．０m、６７．０ポイントで５３位となり、残念ながら決勝に進めなかった。
また、主な選手の総合点ランキングは今のところ以下のようになっている。
順位 名前 総合点
１ ﾏﾘﾀ･ｸﾗﾏｰ(墺) ６３０
２ ｶﾀﾘﾅ･ｱﾙﾄﾊｳｽ(独) ４６１
３ ｳﾙｻ･ﾎﾞｶﾞﾀｲ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) ３９５
４ ｴﾏ･ｸﾘﾈﾂ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) ３６０
５ ｼﾘｴ･ｵﾌﾟｾｯﾂ(ﾉﾙｳｪｰ) ３３６
６ 高梨沙羅 ３０２
７ ﾆｶ･ｸﾘｼﾞｭﾅﾙ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) ２７１
８ ﾀﾞﾆｴﾗ･ｲﾗｼｭｺｼｭﾄﾙﾂ(墺) ２５３
９ ｴｳﾞｧ･ﾋﾟﾝｹﾙﾆﾋ(墺) １９１
１３ 岩淵香里 １０４
１９ 勢藤優花 ７１
２５ 伊藤有希 ５９
４１ 岩佐明香 ６
それから、昨日の深夜（今日未明）には時差－８時間のエンゲルベルク（スイス）においてラージヒル（ＨＳ１４０m）第１戦の予選が行われ、日本のエースである小林陵侑が１３６．５m（１４７．５ポイント）飛び、首位に立っている。
今日の深夜、明日の深夜と決勝が２戦行われるので、これは楽しみだ！？
