昨日の21時頃から時差-8時間のオスロ(ノルウェー)にある開場が1892年と言う歴史あるホルメンコーレンジャンプ競技場(K点120m、HS134m)において、スキージャンプワールドカップの女子個人第1戦(通算で16戦目)行われ、地元ノルウェーのシリエ・プセット(22歳)が見事優勝した。
何でもワールドカップでは念願の初優勝だそうな。
なお、この試合は通算第16戦となり、RAW AIRとまとめられるシリーズの中の1戦でもある。
RAW AIRには明日未明に行われる予定の女子個人第2戦(通算で第17戦)の予選と決勝も入り、総合優勝すると4万5千ユーロ(約564万円)、2位には2万5千ユーロ(約314万円)、3位には1万ユーロ(約125万円)の賞金が出ると言う。
日本のエース、高梨沙羅はこの試合で3位に入り、今シーズンでは3度目の表彰台登壇で、通算では112回目の登壇となる。
高梨沙羅復帰後調子維持をして
トップ争い魅せているかも
他の日本勢に付いても見ておくと、伊藤有希が6位、岩渕香里が16位、勢藤優花が20位、岩佐明香(ハルカ)が27位に入っている。
伊藤有希はこのところ調子を上げており、予選では3位に付け、高梨沙羅の4位を上回っている。
そう言えば伊藤有希はラージヒルの方が得意のように言われていた。
また、岩佐明香がこのところ予選を通過し、総合ポイントを重ねているのもホッとさせれれる。
以下、気に留まった選手の成績を挙げておく。
順位 名前 1本目(m) 2本目(m) 総合点
1 シリエ・オプセッツ(ノルウェー) 129.0 131.5 249.7
2 ニカ・クリジュナル(スロベニア) 127.5 126.5 247.1
3 高梨沙羅 124.0 125.5 237.7
4 ウルサ・ボガタイ(スロベニア) 123.5 125.0 235.4
5 カタリナ・アルトハウス(独) 119.0 123.5 229.7
6 伊藤有希 125.0 121.0 219.8
7 マリタ・クラマー(墺) 119.5 125.0 219.7
16 岩淵香里 114.0 119.0 180.2
17 エヴァ・ピンケルニヒ(墺) 113.5 116.0 179.3
20 勢藤優花 106.0 117.5 168.7
27 岩佐明香(ハルカ) 105.0 103.5 144.5
また、主な選手の総合点ランキングは今のところ以下のようになっている。
順位 名前 総合点
1 ー マリタ・クラマー(墺) 1181
2 ー ニカ・クリジュナル(スロベニア) 981
3 ー ウルサ・ボガタイ(スロベニア) 871
4 ー カタリナ・アルトハウス(独) 769
5 ↑2 シリエ・オプセッツ(ノルウェー) 669
6 ↓1 高梨沙羅 657
7 ↓1 エマ・クリネツ(スロベニア) 575
10 ↑2 伊藤有希 335
12 ↓4 ダニエラ・イラシュコシュトルツ(墺) 329
13 ー エヴァ・ピンケルニヒ(墺) 307
19 ー 岩淵香里 193
20 ↑1 勢藤優花 172
44 ↑2 岩佐明香 20
なお、オスロでは上記のように明日未明に女子個人第2戦の予選と決勝が行われる予定で、その前に男子の個人第2戦の予選と決勝も行われる予定である。
女子の決勝はNHKのBS1でライブ中継、男子の決勝はCS放送のJスポーツでライブ中継が予定されているので、楽しみに待ちたい。