sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

スキージャンプW杯女子リュブノ(スロベニア)第2戦、高梨沙羅おめでとう!・・・R4.1.2③

 昨日、日が替わった頃(つまりもう今日の未明)から時差-8時間のリュブノ(スロベニア)において、スキージャンプワールドカップ女子の個人第2戦(通算で9戦目)がノーマルヒル(K点85m、HS94m)で行われ、日本のエースで元世界女王の高梨沙羅(25歳、152㎝)が優勝した。

 

 ワールドカップにおいて今シーズン初優勝で、通算では61勝目となった。

 

 また表彰台登壇も今シーズン初で、通算では110回目となった。

 

 そして、これで11シーズン連続で勝っているそうだから、ともかく凄いとしか言いようがない!?

 

        高梨沙羅コツコツ積んで勝ち続け

 

        高梨沙羅今期も勝って強さ魅せ

 

 この大会はシルヴェスタ・ツアー(大晦日から元旦に掛けての年越しツアーで、男子のスキージャンプ週間に習っている?)の第1回目ともなっており、総合優勝者には特別に1万スイスフラン(約126万円)のボーナスが出ることになっており、それは今回も3位に入った新女王のマリタ・クラマー(オーストリア、20歳、171㎝、52㎏)に決まった。

 

 男子の大会に習っていると言えば、普段は40名が予選通過するところ、リュブノ大会では50名に増やされ、その50名が2人ずつの25組に分かれて競い合うノックアウト方式を採用しているのもそうである。

 

 勝った25名は自動的に決勝に駒を進められ、負けた内の上位5名が決勝にコマを進められるのも同様となっているから、何時も以上に盛り上がっている!?

 

 それから、ここまで8戦中5勝と独走して来た新女王のマリタ・クラマーは本人の弁によっても、どうやらここのジャンプ台が得意ではないようであるが、それでも3位に入っているから、やっぱり凄い!?

 

        クラマーや苦手な台も上位入り

        確かな力魅せられたかも

 

 また、復調を感じて注目しているカタリナ・アルトハウス(ドイツ、25歳)はこの大会でも実力を見せ、8位に入っている。

 

 なお、日本勢としてはこのところ調子を上げている勢藤優花が9位に入り、岩渕香里が27位、岩佐明香(ハルカ)が30位に入っている。

 

 以下、気に留まった選手の成績を挙げておく。

 

 順位   名前       1本目(m) 2本目(m) 総合点

  1 高梨沙羅        95.0 89.0 266.8

  2 ウルサ・ボガタイ(スロベニア)  93.5 88.0 262.8

  3 マリタ・クラマー(墺)     91.5 89.5 259.5

  4 エマ・クリネツ(スロベニア)     86.0 94.5 251.8

  5 ニカ・クリジュナル(スロベニア)  87.5 91.5 251.5

  6 ダニエラ・イラシュコシュトルツ(墺) 84.5 92.0 245.6

  8 カタリナ・アルトハウス(独)     86.0 86.0 242.0

  9 勢藤優花        88.0 86.0 240.5 

 10 エヴァ・ピンケルニヒ(墺)   87.0 87.0 235.9

 11 シリエ・オプセッツ(ノルウェー)    81.5 89.5 233.5

 27 岩淵香里        80.0 76.5 204.4

 30 岩佐明香(ハルカ)   81.5 79・5 203.0

 32 伊藤有希        78.0      100.9

 

 ベスト5をよく見ると、スロベニア勢が2位、4位、5位と3人入っており、これはスロベニアで開催されている大会であることを思えば納得出来るし、その期待に応えるだけこの3人は調子を上げていることが分かる!?

 

 そこで優勝した高梨沙羅は流石元女王であるし、調子が出なくても3位に入っているマリタ・クラマーは、やはり流石新女王と、これも十分に納得出来る。

 

 なんて書いている内に思い出したが、解説者が言っていたように、マリタ・クラマーが予選で17位と今の彼女にしては沈んでいたのに決勝ではきっちり修正していることで、この辺りの能力の高さにも新女王らしさを感じさせる。

 

        クラマーや沈んでも上げ力魅せ

 

 また、主な選手の総合点ランキングは今のところ以下のようになっている。

 

 順位   名前       総合点

  1 ー   マリタ・クラマー(墺)       770

  2 ー   カタリナ・アルトハウス(独)    538

  3 ー   ウルサ・ボガタイ(スロベニア)    525

  4 ー   エマ・クリネツ(スロベニア)    470

  5 ↑2 高梨沙羅        447

  6 ↓1 ニカ・クリジュナル(スロベニア)    416

  7 ↓1 シリエ・オプセッツ(ノルウェー)   380

  8 ー   ダニエラ・イラシュコシュトルツ(墺)   329

  9 ー   エヴァ・ピンケルニヒ(墺)     246

 16 ↑3 勢藤優花       116

 17 ↓2 岩淵香里       110

 27 ↓1 伊藤有希        62

 42 ー   岩佐明香         7

 

 なお、1月7日(金)~1月9日(日)に予定されていた札幌大会、それに1月13日(木)~15日(土)に予定されていた蔵王大会は残念ながらコロナ禍により中止となっている。

 

 従って次の大会は1月28日(金)~1月28日(日)に予定されているヴィリンゲン大会で、これが北京冬季五輪まで最後の試合となる。

 

 男子の場合のもっと詰まっており、明日、1月3日(月)、1月14日(火)にインスブルックオーストリア)で個人第12戦目(ジャンプ週間第3戦)が開催される予定である。

 

 この大会もCS放送のJスポーツでライブ放送があるようなので、楽しみに待ちたい。