先週木曜日の12時頃から時差-5時間のアラブ首長国連邦にある「ジャメイラエステーツ ファイアーコース(7480ヤード、パー72)」において欧州男子ツアー、「ドバイ選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
賞金総額は150万ドルとあり、1ドルを約114円とすると約1億7100万円となり、国内男子ツアーとそんなには変わらない。
先日は900万ドルと書いてしまったが、どうやらそれは最終戦のことらしい。
会場が隣で、名称にドバイが入っていてよく似ているので、見間違えたようだ。
なお、前半の2日間に亘る予選ラウンド終了時に57位タイまでに入った69名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めていた。
日本人選手としては世界ランキングが156位で、欧州男子ツアーのランキングとなるレース・トゥ・ドバイで45位に付けている旅人ゴルファーの川村昌弘が出ており、初日5バーディー、2ボギーの-3と伸ばしながら、38位タイと少し出遅れている感があったが、第2日目には5バーディーの-5、トータル-8と大きく伸ばし、25位タイまで上げて余裕で決勝ラウンドへと駒を進めていた。
そして第3日目であるが、2バーディー、3ボギーの+1、トータル-7と少し落としただけで34位も下がって59位タイとなっていた。
予選カットラインが-5と高く、第3日目が終わってもまだ、決勝ラウンドに残った全員がアンダーパーと、結構な伸ばし合いになっている。
そんな中、最終日に川村昌弘はどんなプレイを見せてくれたのか!?
なお、この試合を入れて残り2試合、川村昌弘の場合、選ばれし者のみが出場できる最終戦までの出場権はほぼ確定しているそうである。
3週間ぶりの出場であるが、ゴルフ愛&旅情溢れる人気のコラム、「いま僕はココにいます」も3週間ぶりに「Vol.128 アラブ首長国連邦編」に更新されていた。
スペインから一旦大阪府にある関空、そして実家のある三重県に戻り、そこから再びアラブ首長国連邦・ドバイへの移動であるから、総計19909㎞のフライトと、地球をほぼ半周したぐらいの距離となるそうな。
凄い!?
そして、欧州男子ツアーは今シーズンもこの試合を入れて確かに後2試合で終わり、最後の大会も直ぐそばのコースで行われるが、来シーズンはその次の週から南アフリカで始まると言うから、中々ハードなツアーではないか!?
それでも、今シーズンここまではコロナ禍で中止になった試合も幾つかあったが、それを直ぐに代替試合で保管してくれる有り難いツアーであること、また来シーズンからはDPワールドツアーとなり、多くの大会で賞金が増額されること等も書いてあった。
そうすると、レベル的にももう少し上がって来るのかも知れないが、日本人選手からも後何人かはチャレンジすることを期待したい。
それから先日、同じくドバイで「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」があり、世界アマチュアランキング1位の中島啓太選手の活躍を見て感動したこと、元々感心していた選手であること等も書いてあり、中々興味深い内容であった。
川村や出来る後輩リスペクト
違いが分かる男なのかも
さて、単独で首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング170位のヨアヒムBハンセン(デンマーク)で、最終日4バーディーの-4、トータル-23と伸ばした。
この選手、31歳で欧州男子ツアー2勝目だそうな。
ハンセンや確り伸ばし首位を維持
ハンセンや首位を維持して強さ魅せ
ハンセンや首位を維持して勝って魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング64位のベルンド・ウィースバーガー(オーストリア)、世界ランキング211位のフランチェスコ・ラポルタ(イタリア)で、トータル-22まで伸ばした。
ベルンド・ウィースバーガーは最終日8バーディー、1ボギーの-7と爆発的に伸ばして5位上げて来た。
二位入りウィースバーガー強さ魅せ
強さ魅せウィースバーガー二位入り
フランチェスコ・ラポルタは最終日3バーディーの-3と伸ばしながらも1位下がった。
ラポルタや伸ばしながらも一位下げ
ラポルタや伸ばし足りずに二位となり
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング135位のアンディ・スリバン(イングランド)は最終日-7、トータル-20と爆発的に伸ばし、12位上げて4位タイに入った。
スリバンや爆発魅せて四位入り
スリバンや四位に入り強さ魅せ
世界ランキング56位のミンウー・リー(オーストラリア、米国女子ツアーで大活躍するミンジー・リーの弟)は最終日-4、トータル-20と伸ばし、1位上げて4位タイに入った。
ミンウーリー確り伸ばし四位入り
ミンウーリー四位に入り強さ魅せ
世界ランキング128位で、このツアーにおける昨年の覇者であるアントワヌ・ロズネル(フランス)は最終日-2、トータル-20と伸ばしながらも、1位下がって4位タイとなった。
世界ランキング147位のショーン・クロッカー(米国)は最終日-5、トータル-19と大きく伸ばし、2位上げて8位タイに入った。
クロッカー最後は上げて八位入り
クロッカー八位に入り強さ魅せ
世界ランキング184位のカレ・サモーヤ(フィンランド)は最終日-2、トータル-19と伸ばしながらも、4位下がって8位タイとなった。
世界ランキング536位のポール・ウェアリング(イングランド)は最終日-4、トータル-18と伸ばしながらも、3位下がって13位タイとなった。
世界ランキング114位のマーティン・カイマー(ドイツ)は最終日-3、トータル-18と伸ばしながらも、6位下がって13位タイとなった。
世界ランキング39位のトミー・フリートウッド(イングランド)は最終日-2、トータル-18と伸ばしながらも、8位下がって13位タイとなった。
世界ランキング142位のダニエル・ファントンダー(南アフリカ)は最終日-4、トータル-16と伸ばし、5位上げて19位タイに入った。
ファントンダー確り伸ばし上げて魅せ
ファントンダー下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング70位のビクトル・ペレス(フランス)は最終日-7、トータル-15と爆発的に伸ばし、28位も上げて24位タイに入った。
下っても上げ強さ魅すペレスかな
最後上げ強さを魅せたペレスかな
世界ランキング63位のロバート・マッキンタイア(スコットランド)は最終日-4、トータル-15と伸ばし、9位上げて24位タイに入った。
最後上げマッキンタイア強さ魅せ
強さ魅せマッキンタイア最後上げ
世界ランキング124位のジョン・カトリン(米国)は最終日-2、トータル-14と伸ばしながらも、7位下がって31位タイとなった。
世界ランキング26位のポール・ケイシー(イングランド)は最終日イーブン、トータル-14と伸ばせず、21位も下がって31位タイとなった。
世界ランキング86位のディーン・バーメスター(南アフリカ)は最終日-1、トータル-13と少し伸ばしながらも、20位も下がって44位タイとなった。
世界ランキング125位のサム・ホーズフィルド(イングランド)は最終日イーブン、トータル-13と伸ばせず、28位も下がって44位タイとなった。
世界ランキング116位のジャスティン・ハーディング(南アフリカ)は最終日-3、トータル-11と伸ばしながらも、3位下がって55位タイとなった。
世界ランキング92位のグイド・ミグリオッツィ(イタリア)は最終日-3、トータル-13と伸ばして44位タイを維持した。
ミグリオッツィ確り伸ばし順位維持
ミグリオッツィ順位維持して意地を見せ
そして、川村昌弘は最終日4バーディー、1ボギーの-3、トータル-10と伸ばし、59位タイを維持した。
最終日に付いてもうすこし詳しく見ておくと、決勝ラウンドでは全員アウトスタート(第1ホールから)となり、トータル-7から出て、前半では8ホールをパーで凌いだ後、第9ホールで漸くバーディーを決め、トータル-8まで伸ばして後半へと繋いでいる。
後半では第11ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第13ホールでバーディーを決めて取り返し、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでもバーディーを決め、1つ空いて最後の第18ホールでもバーディーを決めたので、結局更に2打伸ばし、トータル-10としてホールアウトしている。
しかし周りの多くも結構伸ばしているので、順位を上げることは出来なかった。
この試合では最終日が終わっても全員がアンダーパーであった。
これでまた世界ランキングは少し下がりそうであるが、最終戦への出場権はどうなんだろうか!?
出られるものであれば来シーズンに繋がる好プレイを期待したい。
川村や確り伸ばし順位維持
川村や順位維持して意地を魅せ