金曜日7時30分から千葉県にある「グレートアイランド倶楽部(6741ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「伊藤園レディスゴルフトーナメント」が3日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
賞金総額は1億円、優勝賞金は1800万円で、2日間の予選ラウンド終了時に59位タイまでに入っていた66名の選手が残り1日の決勝ラウンドに駒を進めることが出来た。
ライブ放送はCS放送のテレ朝チャンネル、スカイA、地上波のテレビ朝日系列等でまあまあ行われたが、最終日の午後に付いてはこれまでによくあったように地上波でのVTR放送となった。
それとは別に有料のインターネットライブが全日行われたが、今後この方式が増えて来るように思われる。
そうなったときに何処を選べば一番楽しめるのか!?
何だか面倒になりそうだなあ。
国内の女子のツアーは有料の
ライブが増えて面倒が増え
ところで、国内女子ツアーの残りはこの試合を入れて3試合となったが、参考までに、現時点での賞金ランキングの気に留まったところ挙げておく。
順位 名前 賞金総額(円) 勝数
1 稲見萌寧 234,566,049 8
2 古江彩佳 230,597,575 6
3 小祝さくら 181,477,583 5
4 西村優菜 171,166,189 4
5 西郷真央 164,787,891 0
6 勝みなみ 123,434,540 2
9 原英莉花 106,385,582 2
10 大里桃子 103,265,686 1
12 笹生優花 99,985,742 2
14 山下美夢有 99,111,214 1
15 高橋彩華 97,208,310 0
18 渋野日向子 77,554,375 2
20 吉田優利 72,971,983 2
なお今年、笹生優花の場合、米国女子ツアーで3位に付け、ここまでの賞金総額は約1億7千万円、古江彩佳の場合、米国女子ツアーで賞金総額約3千4百万円、渋野日向子の場合、米国女子ツアーで賞金総額約1千万円稼いでいる。
国内の女子のツアーも三つだけ
他人の懐気になるのかも
さて、単独首位を維持したまま、見事ぶっちぎりで優勝したのは世界ランキング18位で狭間世代を独走する東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22歳、166㎝、59㎏)で、最終日7バーディーの-7、トータル-17と昨日に続いて爆発的に伸ばした。
前半では2バーディーの-2、トータル-12と普通に伸ばして独走し、後半に入ってからは5バーディーの-5、トータル-17と大きく伸ばして更に差を広げている。
腰痛を薬で抑えながらプレイにも慣れて来たのか、丁寧なプレーを心掛けながら、それでも突き抜けた強さを魅せる稲見萌寧が戻って来たようである。
国内女子ツアーにおいて、これで今年8勝目、今シーズン9勝目なり、通算では切りの好い10勝目となった。
稲見萌寧爆発魅せて独走し
稲見萌寧独走魅せて勝ち重ね
稲見萌寧爆発魅せて首位奪い
2位タイに入ったのは世界ランキング43位で新世紀世代をリードするひとり、初優勝が待たれる西郷真央(20歳、158㎝、57㎏)、世界ランキング204位ではんなり系の細身ながら実力者の金澤志奈(26歳、164㎝、53㎝)で、トータル-8まで伸ばしている。
西郷真央は最終日5バーディー、1ボギーの-4と伸ばし、4位上げて来た。
前半では4バーディーの-4、トータル-8と伸ばし、もう定位置のようになった2位争いに加わり、後半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-8と維持して2位タイを確保している。
これで今年7回目の2位となったが、ベストテンには18回も入っているから、やっぱり西郷どん、凄い!?
西郷真央確り伸ばし二位に上げ
西郷真央二位まで上げて強さ魅せ
西郷真央二位の常連強さ魅せ
金澤志奈は最終日5バーディー、2ボギーの-3と伸ばして2位上げて来た。
前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-7と伸ばして2位争いに加わり、後半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-8と少し伸ばして2位タイを確保している。
金澤や最後は上げて強さ魅せ
金澤や二位に入って強さ魅せ
単独4位に入ったのは世界ランキング76位で実力派ベテランをリードする上田桃子(35歳、161㎝、64㎏)で、最終日2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル-7と落とし、2位下がった。
前半では2ボギーの-2、トータル-7と落としながらも2位争いに加わっていたが、後半では2バーディー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-7と伸ばせず、4位まで下がっている。
上田桃子前半落とし二位下がり
上田桃子後半伸びず二位下がり
単独5位に入ったのは世界ランキング14位でプラチナ世代をリードし、米国女子ツアーのメジャー大会でも好成績を収め、出場権獲得を目指している古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)で、最終日-5、トータル-6と大きく伸ばし、8位上げて来た。
前半では2バーディーの-2、トータル-3と伸ばし、後半に入って3バーディーの-3、トータル-6と更に伸ばして5位に入っているのは流石ではないか!?
古江彩佳大きく伸ばし五位に上げ
古江彩佳五位に入って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング59位で新世紀世代をリードするひとりの山下美夢有(20歳、150㎝、52㎏)は最終日+1、トータル-5と少し落とし、3位下がって単独6位となった。
世界ランキング68位で昨シーズンの賞金女王、パット巧者の鈴木愛(27歳、155㎝)は最終日-5、トータル-4と大きく伸ばし、17位上げて7位タイに入った。
昨日の様なもろさが鈴木愛らしくないようで、解説者の反応も微妙な感じであったが、自分でも不甲斐なさを感じていたのか、こんな風に最後に上げて来るのは流石ではないか!?
鈴木愛大きく伸ばし上げて魅せ
鈴木愛七位に入り強さ魅せ
世界ランキング75位で黄金世代をリードするひとり、筋力アップで飛ばし屋に変身を遂げた勝みなみ(23歳、157㎝)は最終日+1、トータル-3と少し落とし、2位下がって8位タイとなった。
世界ランキング170位で、このところ調子を上げており、優しさを慕う後輩も増えて来た青木瀬令奈(28歳、153㎝、50㎏)は最終日+2、トータル-3と落とし、4位下がって8位タイとなった。
世界ランキング118位で疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる実力派ベテランの菊地絵理香(33歳、157㎝、52㎏)は最終日イーブン、トータル-1と維持し、1位上げて12位タイに入った。
菊地絵理香連日上げて強さ魅せ
菊地絵理香じわじわ上げて強さ魅せ
世界ランキング87位で黄金世代をリードするひとり、初優勝が待たれる高橋彩華(サヤカ、23歳、162㎝、55㎏)は最終日-2、トータルイーブンと伸ばし、16位上げて17位タイに入った。
高橋や連日上げて強さ魅せ
高橋や確り上げて強さ魅せ
世界ランキング120位で黄金世代の心身共にまだまだ成長中の初優勝が待たれる植竹希望(23歳、172㎝、59㎏)は最終日-1、トータルイーブンと少し伸ばし、7位上げて17位タイに入った。
植竹や連日上げて強さ魅せ
植竹や確り上げて強さ魅せ
世界ランキング107位で出産を経験して復帰し、既に優勝もしている実力派ベテラン選手のひとり、若林舞衣子(33歳、165㎝、60㎏)は最終日-2、トータル+1と伸ばし、19位上げて20位タイに入った。
若林最後は上げて強さ魅せ
若林確り上げて強さ魅せ
世界ランキング99位で黄金世代をリードするひとり、イップスから復帰した大里桃子(23歳、171㎝、60㎏)は最終日イーブン、トータル+2と維持し、10位上げて23位タイに入った。
大里や連日上げて強さ魅せ
大里や確り上げて強さ魅せ
世界ランキング70位で実力派中堅外国人選手のひとり、優しそうな笑顔で評価が高いペ・ソンウ(韓国、27歳、166㎝、59㎏)は最終日-1、トータル+3と少し伸ばし、23位も上げて26位タイに入った。
ペソンウや最後は上げて強さ魅せ
ペソンウや大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング115位でアスリート系実力派中堅選手のひとり、岡山絵里(25歳、161㎝、64㎏)は最終日+4、トータル+4と落とし、17位下がって37位タイとなった。
世界ランキング83位でプラチナ世代をリードするひとり、お洒落と化粧に詳しいところからコスメ番長とも呼ばれる吉田優利(21歳、158㎝、58㎏)は最終日+2、トータル+6と落としながらも、3位上げて46位タイに入った。
吉田優利落としながらも上げて魅せ
吉田優利連日上げて強さ魅せ
世界ランキング114位で黄金世代をリードするひとり、国内女子ツアーに強い飛ばし屋の原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)は最終日+3、トータル+6と落とし、7位下がって46位タイとなった。
そして、世界ランキング40位でプラチナ世代のリードするひとり、明るい笑顔とメンタルの強さが魅力の西村優菜(21歳、150㎝、50㎏)は最終日+4、トータル+9と落としながらも59位タイを維持した。
西村優菜落としながらも順位維持
西村優菜順位維持して意地を魅せ