3月16日(木)の朝から時差-1時間のシンガポールにある「ラグーナナショナル(6480ヤード、パー72)」において欧州女子ツアー、「アラムコチームシリーズ・シンガポール」が3日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
公式サイトによると賞金総額は50万ドルで、1ドルを約131.8円とすれば、約6590万円となった。
なお初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時点で60位タイまでに入っていた61名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
ところで、今週は米国女子ツアーが開催されないのもあるのか、エントリー表をざっと見ただけでも結構な猛者が目に付いた。
日本人選手としては世界ランキング728位の識西(オニシ)諭里(ユリ、25歳、166㎝)が待機組の6番目ぐらいに入っていたが、残念ながら出場出来なかった。
なお世界ランキング221位で日系のモモカ・コボリ(小堀桃花、23歳、160㎝)は引き続き出場していた。
昨シーズン前半はもう少し格下かと思われるオーストラリアの女子ツアー(ALPGツアー)を主戦場としていて、オフになってからは欧州女子ツアーの下部に出場し、活躍していたが、今シーズンは欧州女子ツアーを主戦場としているようである。
昨シーズン辺りは力が余っている感じがしたが、今シーズンここでまあまあ活躍していることからみても、漸く手応えのあるツアーに行き着いたようで、ちょっと注目してみたい。
欧州の女子のツアーも花盛り
米国ツアー休む所為かも
さて、単独で首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング92位のポリーヌ・ルサン(フランス、22歳)で最終日8バーディーの-8、トータル-15と爆発的に伸ばした。
最終日は全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-7からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-9と伸ばし、後半に入ってからは加速して、6バーディーの-6、トータル-15と大きく伸ばしている。
ポリーヌや爆発魅せて首位を維持
ポリーヌや後半加速勝って魅せ
ポリーヌや独走勝ちで強さ魅せ
単独2位に入ったのは世界ランキング14位で昨年は大病を患い、長期離脱から復活して来たダニエル・カン(米国、30歳、168㎝)、最終日1イーグル、4バーディー、2ボギーの-4、トータル-11と伸ばしながらも1位下がった。
最終日はトータル-7からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-8と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して1イーグル、2バーディー、1ボギーの-3、トータル-11と伸ばしている。
ダニエルカン伸ばしながらも一位下げ
ダニエルカン伸ばし足りずに二位となり
ダニエルカン二位に入って強さ魅せ
単独3位に入ったのは世界ランキング1位でかつては天才少女と呼ばれて10代の内に世界ランキング1位まで上り詰め、一旦は低迷してから復活して来たリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)で、最終日7バーディー、1ボギーの-6、トータル-10と大きく伸ばして4位上げて来た。
リディアコや大きく伸ばし上げて魅せ
リディアコや連日上げて強さ魅せ
リディアコや三位に入り強さ魅せ
4位タイに入ったのは世界ランキング420位のエリン・アービッドソン(スウェーデン、30歳)、世界ランキング126位のクララ・デビッドソン・スピルコバ(チェコ、28歳、168㎝)、世界ランキング24位で新鋭のリン・グラント(スウェーデン、23歳)で、トータル-7まで伸ばした。
エリン・アービッドソンは最終日6バーディー、1ボギーの-5と大きく伸ばして、11位上げて来た。
最終日はトータル-2からスタートし、前半では3バーディーの-3、トータル-5と伸ばして、後半に入ってからも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-7と順調に伸ばしている。
上げ続けアービッドソン力魅せ
上げ続けアービッドソン四位入り
四位入りアービッドソン力魅せ
クララ・デビッドソン・スピルコバは最終日4バーディー、1ボギーの-3と伸ばして3位上げて来た。
最終日はトータル-4からスタートし、前半では3バーディーの-3、トータル-7と伸ばして、後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-7と維持している。
スピルコバ確り伸ばし上げて魅せ
スピルコバ最後は上げて強さ魅せ
スピルコバ四位に入り強さ魅せ
リン・グラントは最終日6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの-2と伸ばして4位を維持した。
最終日はトータル-5からスタートして、前半では2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-5と維持し、後半に入ってからは加速して、4バーディー、1ダブルボギーの-2、トータル-7と伸ばしている。
リングラントじわりと伸ばし四位維持
リングラント四位維持して強さ魅せ
リングラント四位に入り強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング95位で天才少女のキアラ・ノジャ(ドイツ、16歳、183㎝)、世界ランキング100位のブロンテ・ロー(イングランド、28歳、165㎝)は共に最終日イーブン、トータル-4と伸ばせず、4位下がって11位タイとなった。
世界ランキング201位のニコル・ガルシア(南アフリカ、32歳、165㎝)は最終日+3、トータル-4と落とし、10位下がって11位タイとなった。
世界ランキング166位のアリス・ヒューソン(イングランド、25歳、175㎝)は最終日イーブン、トータル-3と伸ばせず、2位下がって14位タイとなった。
そして世界ランキング221位で日系のモモカ・コボリ(小堀桃花、23歳、160㎝)は最終日4バーディー、2ボギーの-2、トータル-2と伸ばし、10位上げて、16位タイに付けて来た。
最終日はトータルイーブンからスタートして前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータルイーブンと維持し、後半に入ってからは加速して、3バーディー、1ボギーの-2、トータル-2と伸ばしている。
モモカコボリじわりと伸ばし上げて魅せ
モモカコボリ連日上げて力魅せ
モモカコボリ上位に入り力魅せ
世界ランキング471位のエマ・スピッツ(オーストリア、22歳、165㎝)は最終日+3、トータル-2と落とし、12位下がって16位タイとなった。
世界ランキング224位のニコル・ブロッホ・エストラップ(デンマーク、29歳)は最終日+3、トータル-1と落とし、13位下がって20位タイとなった。
世界ランキング252位のアンネ・フォン・ダム(オランダ、27歳、178㎝)は最終日+5、トータルイーブンと大きく落とし、19位下がって23位タイとなった。
世界ランキング94位のアナ・ペレズ・トレビノ(スペイン、24歳)は最終日-3、トータル+1と伸ばし、18位上げて28位タイに入った。
トレビノや確り伸ばし上げて魅せ
トレビノや最後は上げて強さ魅せ
トレビノや中位に入り維持を魅せ
世界ランキング160位のオリバー・コーワン(ドイツ、26歳、175㎝)は最終日+2、トータル+1と落とし、10位下がって28位タイとなった。
世界ランキング243位のホイットニー・ヒリアー(オーストラリア、32歳、175㎝)は最終日イーブン、トータル+2と伸ばせず、5位下がって37位タイとなった。
世界ランキング105位のエミリー・クリスティン・ペダーセン(デンマーク、27歳、171㎝)は最終日+3、トータル+5と落とし14位下がって46位タイとなった。
世界ランキング112位のカオリーネ・ヘドバル(スウェーデン、33歳、170㎝)は、最終日+5、トータル+7と大きく落とし21位も下がって53位タイとなった。
そして世界ランキング200位のマグダレナ・シメルマチュル(アルゼンチン、26歳、173㎝)、世界ランキング275位のリディア・ホール(ウェールズ、35歳、158㎝)は共に最終日+5、トータル+11と大きく落とし、2位下がって58位タイとなった。
ここでぼやきをひとつ。
以上は公式サイトを参考にさせて貰ったのであるが、日によって順位が変わったり、同じ名前が2か所にあったり、名前が無かったり、結構いい加減で、混乱させられた。
おまけに私が眠気と闘っていた所為か、変な間違いが多かったりで、修正するのに結構掛かってしまった。