sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

今シーズンのセ・リーグで気になった投手達・・・R3.11.10②

 昨日はパ・リーグで今シーズン気になった投手達に付いて簡単に書き留めたので、今日はセ・リーグに付いても同様に気になった投手達は誰だったかと思い、防御率の順位で検索してみた。

 

 確かに気になった投手が大体上位に来ていたが、パ・リーグ、特にオリックスバッファローズの若きエース、山本由伸に比べると小粒であった気がしてならない。

 

 それでも、その個人を取ってみれば成長、復調等を見せている投手もいたので、気をと取り直してじっくり見て行くことにしよう。

 

 先ずは、中日ドラゴンズのエース的働きをしていた柳裕也(27歳、180㎝、85㎏)で、少しずつ力を付けて、技巧派から本格派へと変身しつつあるような気がする。

 

 ウィキペディアによると、大学時代は速球の最速が150㎞/h、平均が140㎞/h前半とまあまあ速かったのが、プロに入って平均が130㎞/h台になっていたようである。

 

 それが徐々に上がり、142㎞/hとなっている。

 

 参考までにここ3シーズンの成績に付いて見ておくと、2019年シーズンは大きく飛躍した年で、170回3分の2投げて11勝7敗で、奪三振数が146、防御率が3.53、WHIPが1.19と準エース級へと成長を見せた。

 

 2020年シーズンは中盤に不調に陥り、終盤復調して、85回投げて6勝7敗で、奪三振数が88、防御率が3.60、WHIPが1.36と、内容的にも少し悪化している。

 

 そして2021年シーズンは完全に復調し、172回投げて11勝6敗で、奪三振数が168、防御率が2.20、WHIPが1.01とエース級に好くなっている。

 

        柳裕也意識を持って練習し

        遂にエースに伸びているかも

 

 また、阪神タイガースのサイドハンド、青柳晃洋も前半気になった投手であった。

 

 東京五輪では通用せず、またプレーオフでもそんな感じがしたから、お祭り的な試合では力を出し切れないのかも知れないが、今年はまあ阪神タイガースのエースを担っているような感じであった。

 

 ウィキペディアによると、速球の最速は148㎞/h、平均は141㎞/hと、サイドハンドとしては結構速い気がするが、本人の弁よると、だからと言ってオーバースローにしても速くならないそうである。

 

 参考までにここ3シーズンの成績に付いて見ておくと、2019年シーズンは飛躍した年で、143回3分の1投げて9勝9敗で、奪三振数が100、防御率が3.14、WHIPが1.30であった。

 

 2020年シーズンも同様に好く、120回3分の2投げて7勝9敗で、奪三振数が88、防御率が3.36、WHIPが1.28であった。

 

 そして2021年シーズンは更に飛躍して、156回3分の1投げて13勝6敗で、奪三振数が104、防御率が2.48、WHIPが1.22とエース級に好くなっている。

 

        青柳やじわじわ伸びてエース級

 

        青柳やエースの仕事勝ち重ね

 

 また、中日ドラゴンズ沢村賞左腕、大野雄大(33歳、183㎝、83㎏)も気になった投手のひとりであるが、何方かと言えば多少不甲斐なく感じた方であった。

 

 ウィキペディアによると、速球の最速は152㎞/h、平均は146㎞/hとあり、左腕にすれば速い本格派であるが、年単位で観れば波がある方のような気がする。

 

 参考までにここ3シーズンの成績に付いて見ておくと、2019年シーズンは前年の大不振からV字回復し、177回3分の2投げて9勝8敗で、奪三振数が156、防御率が2.58、WHIPが0.98と完全復調を見せた。

 

 2020年シーズンは更に好くなり、148回3分の2投げて11勝6敗で、奪三振数が148、防御率が1.82、WHIPが0.87と素晴らしく、沢村賞に輝いている。

 

 2021年シーズンは前年程の調子は上がらず、143回3分の1投げて7勝11敗で、奪三振数が118、防御率が2.95、WHIPが1.03であった。

 

        エースの座柳に譲る大野かな

 

        昨季ほど調子上がらぬ大野かな

 

 また、広島カープの若きエースとして来される森下暢仁(マサト、24歳、180㎝、77㎏)も昨シーズンの大活躍故、気に掛かった投手である。

 

 ウィキペディアによると、速球の最速は156㎞/h、148㎞/hとあり、流石本格派である。

 

 参考までにここ2シーズンの成績を見ておくと、2020年シーズンはデビューした年で、122回3分の2投げて10勝3敗で、奪三振数が124、防御率が1.91、WHIPが1.09と素晴らしく、新人賞に輝いている。

 

 そして2021年シーズンは期待が大き過ぎた所為か、昨シーズンに比べるとまあまあ打たれていた印象が強く、163回3分の1投げて8勝7敗で、奪三振数が132、防御率が2.98、WHIPが1.22と、準エース級の成績となった。

 

 広島カープではもうひとり、森下暢仁が入る前は確りエースを担っていた大瀬良大地(30歳、187㎝、90㎏)が気になっていた。

 

 ウィキペディアによると、速球の最速が154㎞/h、平均が146㎞/hとあり、森下暢仁より少し遅かったのが意外であった。

 

 体格的には逆なので、ついついそう言う印象になっていたのだろう。

 

 参考までにここ3シーズンの成績に付いて見ておくと、2019年シーズンは絶好調であった前年よりは落ちたが、本人にすれば平均的な年となり、173回3分の1投げて11勝9敗で、奪三振数が136、防御率が3.53、WHIPが1.22であった。

 

 2020年シーズンは右肘痛に悩まされ、9月にはクリーニング手術を受けており、63回3分の1投げて5勝4敗で、奪三振数が38、防御率が4.41、WHIPが1.33と不本意な成績に終わっている。

 

 そして2021年シーズンは復調を見せて、146回3分の2投げて10勝5敗で、奪三振数が102、防御率が3.07、WHIPが1.14と好くなっている。

 

        大瀬良や復調魅せて勝ち重ね

 

        大瀬良や期待に応え勝ち重ね

 

 それから、セ・リーグで気になるのはやっぱり読売ジャイアンツの絶対エース、菅野智之(32歳、186㎝、92㎏)で、メジャーリーグへの移籍を一旦置いて、今シーズンどれぐらいの成績を見せてくれるのか? ちょっと注目していた。

 

 東北楽天ゴールデンイーグルスのメジャー帰りの元絶対エース、マー君こと田中将大との比較でも気になっていたが、2人共オーラが薄くなったのか、内容的にはそんなに悪くないようなのに、あまり勝てず、同じような成績に終わっている。

 

 菅野智之の場合、ウィキペディアによると速球の最速が大学時代に157㎞/h、プロに入って156㎞/hとあり、平均が149㎞/hとあり、平均的にはマー君より少し速い。

 

 動画等を観ていてもマー君よりは少し速いところで勝負している印象であるから、まあ納得出来るデータではないか!?

 

 何でも、意識して球速を細かく調整しているようで、徒に速さを求めず、結果を出せる投球を心掛けているようである。

 

 参考までにここ3シーズンの成績に付いて見ておくと、2019年シーズンは腰痛が出がちで振るわず、136回3分の1投げて11勝6敗で、奪三振数が120、防御率が3.89、WHIPが1.25と不本意な成績に終わっている。

 

 2020年シーズンは確り復調し、137回3分の1投げて14勝2敗で、奪三振数が131、防御率が1.97、WHIPが0.89と内容的に素晴らしく、絶対エースらしさが戻って来た。

 

 オフにはメジャーリーグ移籍を狙って何チームかと交渉したが、条件が合わなかったのか一旦断念し、読売ジャイアンツの推定年俸8億円の契約を結んでいる。

 

 マー君東北楽天ゴールデンイーグルスと結んだ契約の年棒が9億円であるから、この辺り、チームの意地も感じられて面白い。

 

 そして2021年シーズンは右肘の痛みも出て休みがちで、115回3分の2投げて6勝7敗で、奪三振数が102、防御率が3.19、WHIPが0.99と、微妙は感じに終わっている。

 

 ここはポストシーズンでの活躍が本人にとっても、チームにとっても期待されるところである。

 

 正直言って、かの徳光氏に代表されるジャイアンツファンの感じからしてチームを応援する気は無いが、投手好きの私としては菅野智之は応援したいので、この辺りも微妙だなあ。フフッ。