sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

今シーズンのパ・リーグで気になった投手達・・・R3.11.9②

 プロ野球もレギュラーシーズンが終わり、今、クライマックスシリーズに入っている。

 

 そこでの戦いには普段と違うものがあり、それはそれで面白いが、やっぱり野球の面白さはレギュラーシーズンでの活躍にあるように思える。

 

 もっともそれはお祭りより日常が好きな私の思いであって、事実私はお祭り的な甲子園で行われる高校野球があまり好きではない。

 

 高校野球で目立って活躍した選手が怪物と呼ばれる風潮にも同様であって、先日引退した松坂大輔に付いてもそうである。

 

 出来る限りメジャーリーグも含めたプロ野球においてのレギュラシーズンでの活躍、そしてその通算成績で観たい方である。

 

 その観点からすれば私にとっては松坂大輔よりも、たとえば江夏豊の方が凄い投手と記憶に残って行く。

 

 メジャーリーグも絡めるならば、総合して黒田博樹の方が凄い。

 

        プロ野球レギュラーこそが面白く

        其処で活躍記憶するかも

 

 もっともそれは、何度も言っているようにあくまでも私の思いであって、他人に強要するようなものでもない。

 

 さて、今シーズンのパ・リーグで一番気に留まった投手と言えば、やはりオリックスバッファローズの若きエース、山本由伸(23歳、178㎝、80㎏)である。

 

 降板するまで155㎞/h前後の速球を投げ、カットボールフォークボールの速さも平均で140㎞/hを超え、尋常ではない!?

 

 それにカーブも一級品とくれば、メジャーリーグからも注目されるはずである。

 

 参考までに、この3シーズンの成績を見ておくと、2019年シーズンは先発投手として飛躍した年に当たり、143回投げて8勝6敗で、奪三振数が127、防御率が1.95、WHIPが0.96と、既に内容的にスーパーエース化していた。

 

 2020年シーズンも同様に好く、126回3分の2投げて8勝4敗で、奪三振数が149、防御率が2.20、WHIPが0.94であった。

 

 ただ、この2シーズンは内容的にそうであっても、総合的にはまだ成長過程にある新鋭の域を出ていなかったのかも知れない。

 

 そして、2021年シーズンはそこからも更に飛躍し、193回3分の2投げて18勝5敗で、奪三振数が206、防御率が1.39、WHIPが0.85とスーパーエースとして非の打ちどころが無くなった!?

 

 この先は、そう遠くない内にメジャーリーグに行くしかないのかも知れないなあ。

 

        山本やスーパーエースまで達し

        次の目標メジャーなのかも

 

 また、同じオリックスバッファローズで2年目の新鋭左腕、宮城大弥(ヒロヤ、20歳、171㎝、80㎏)も凄かった。

 

 特に前半が強く印象に残っており、これはまあ1軍に本格的に定着したのが今シーズンであるから、当然のことかも知れない。

 

 速球の最速は153㎞/h、平均は144㎞/hと、体格から言っても此方はプロ野球向きかも知れないが、その分、長く楽しませてくれることを期待したい。

 

 参考までにこの2シーズンの成績を見ておくと、2020年シーズンは2軍で大活躍した後、10月に1軍に昇格し、16回投げて1勝1敗で、奪三振数が16、防御率が3.94、WHIPが1.56と片鱗を見せている。

 

 そして2021年シーズンは飛躍の年となり、147回投げて13勝4敗で、奪三振数が131、防御率が2.51、WHIPが1.07と普通にエース級の成績を挙げている。

 

 エース級と言うと一見低いように思うかも知れないが、今シーズンは山本由伸以外全体に低く、パ・リーグでは勝利数、防御率共に2位であった。

 

 プロ野球全体で見ても、勝利数は2位タイであるから、十分エース級なのである。

 

        宮城大弥山本追ってエース級

        パでの優勝引っ張るのかも

 

 また、チーム的には振るわなかった北海道日本ハムファイターズの復活したエース、上沢直之(27歳、187㎝、88㎏)も後半に向かうに連れて結構印象に残るようになった。

 

 速球の最速が151㎞/hの本格派で、数年前から注目はしていたが、大きな怪我の為にここ暫らく低迷していたので、印象が薄くなっていた。

 

 それがまた確り活躍を見せてくれたので、ちょっとホッとしている。

 

 参考までにこの3シーズンの成績に付いて見ておくと、2019年シーズンは6月下旬に左膝に打球を受け、左膝蓋骨を骨折して手術を受けたので投球回数が少なくなり、71回3分の1投げて5勝3敗で、奪三振数が64、防御率が3.16、WHIPが1.35と不本意な成績に終わっている。

 

 2020年シーズンはコロナ禍によってシーズンの開幕が2か月遅れ、それが功を奏したようで、開幕に間に合い、97回投げて8勝6敗で、奪三振数が90、防御率が3.06、WHIPが1.27と復調を見せている。

 

 そして2021年シーズンは更に復調し、160回3分の1投げて12勝6敗で、奪三振数が135、防御率が2.81、WHIPが1.04と自己ベストの成績を挙げている。

 

        上沢やハムのエースを担いつつ

        自己最高の年になるかも

 

 また、東北楽天ゴールデンイーグルスの元スーパーエース、米国帰りのマー君こと田中将大(33歳、188㎝、97㎏)のことはやはり常に気に掛かっていた。

 

 以前とは周りが違って来たのか、負けないマー君ではなくなっていたが、内容的に見ればそう悪くはなかったと言う印象で、たまたま観ていた前半での試合では、速球が平均的に150㎞/hを超えているような試合もあった。

 

 まあ、速球の最速が158㎞/h、平均が148㎞/hとあるから、マー君にすればコントロール出来ていなかったのかも知れないが、ともかくまだまだ力を持っている印象であり、ホッとさせられた。

 

 参考までにここ3シーズンの成績に付いて見ておくと、2019年シーズンは182回投げて11勝9敗で、奪三振数が149、防御率が4.45、WHIPが1.24とあまり好くはなく、よく打たれている印象があった。

 

 2020年シーズンはニューヨーク・ヤンキースでの最終年となり、48回投げて3勝3敗で、奪三振数が44、防御率が3.56、WHIPが1.17と、2か月と言う短い開幕期間ながら、まあまあの成績に収めたところが流石であった!?

 

 そして2021年シーズンは東北楽天ゴールデンイーグルスに復帰し、155回3分の2投げて4勝9敗で、奪三振数が126、防御率が3.01、WHIPが1.03と、内容的にはエース級の成績を挙げているのは流石ではないか!?

 

 因みに、防御率パ・リーグでは5位であった。

 

        マー君や影のエースを担いつつ

        内容的に流石なのかも

 

 そしてもうひとり気になったのは東北楽天ゴールデンイーグルスのエース、則本昂大タカヒロ、30歳、178㎝、82㎏)である。

 

 2018年シーズン辺りから陰りを見せ始めたが、今シーズンは復活したような印象である。

 

 速球の最速は158㎞/h、平均は148㎞/hとあるから、データ上はマー君と同様なのに、もっと速い球ばかり投げている印象である。

 

 若い頃はまだそれでも抑えられたのかも知れないが、それでは持たなくなって、緩急を付けた投球で抑えるベテランエースへと変身出来つつあるのかも知れない。

 

 参考までにここ3シーズンの成績に付いて見ておくと、2019年シーズンは右肘の手術を受けたので登板回数が減り、68回投げて5勝5敗で、奪三振数67、防御率が2.78、WHIPが1.00であった。

 

 2020年シーズンはベンチでの転倒事故で右手を痛め、109回投げて5勝7敗で、奪三振数が105、防御率が3.96、WHIPが1.32と、2年続けて不本意な成績に終わっている。

 

 そして2021年シーズンは漸く落ち着いて来たのか、マー君の復帰が刺激となったのか、149回3分の2投げて11勝5敗で、奪三振数が152、防御率が3.17、WHIPが1.09と3年振りにエースらしい成績を挙げている。

 

        則本ややっと復調楽天

        エースらしさを魅せられたかも