金曜日の朝から埼玉県にある「武蔵丘ゴルフコース(6650ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「三菱電機レディスゴルフトーナメント」が3日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
賞金総額は8000万円、優勝賞金は1440万円で、2日間の予選ラウンド終了時に60位タイまでに入っている選手が残り1日の決勝ラウンドに駒を進められる予定となっている。
先週の最終日に腰痛が酷くなって棄権した稲見萌寧はまだ調子が悪いようで、残念ながら欠場しているが、他にも注目選手が目白押しの国内女子ツアーであるから、まあ楽しめるものと期待している。
ただ、ライブ放送の方はそんなには予定されておらず、金曜日の午後、土日の午前に数時間ずつあるぐらいか?
最後は録画放送と言うこれまでによくあるパターンである。
この地上波テレビ局主導型の放送形態がこれから変わって行きそうな記事が出ていたが、視聴者の希望とどう擦り合わせて行くのか!?
まあ、色々な面で国際化は避けられないから、スポーツ中継も国際化の波に乗って行くのだろうなあ。
上手く波に乗れるのか?
それとも波に呑まれるのか?
観る側の庶民も含めて要注目である。
ところで、国内女子ツアーの残りはこの試合を入れて5試合となったが、参考までに、現時点での賞金ランキングの気に留まったところ挙げておく。
順位 名前 賞金総額(円) 勝数
1 稲見萌寧 214,486,649 8
2 古江彩佳 192,397,575 5
3 小祝さくら 177,218,583 5
4 西村優菜 167,787,056 4
5 西郷真央 146,621,691 0
6 勝みなみ 120,112,740 2
9 原英莉花 103,757,582 2
10 笹生優花 97,721,942 2
11 山下美夢有 95,549,414 1
29 渋野日向子 57,638,975 1
なお今年、笹生優花の場合、米国女子ツアーで3位に付け、ここまでの賞金総額は約1億7千万円、古江彩佳の場合、米国女子ツアーで賞金総額約3千4百万円、渋野日向子の場合、米国女子ツアーで賞金総額約1千万円稼いでいる。
国内の女子のツアーも後五つ
色んな記録気になるのかも
さて、首位タイに立っているのは世界ランキング39位で黄金世代をリードするひとり、長い目で見たスイング改善等の効果が見えて来て、復調しつつある全英女子チャンピオンの渋野日向子(22歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング77位で実力派外国人選手のひとり、優しい笑顔が魅力のペ・ソンウ(韓国、27歳、166㎝、59㎏)で、トータル-7まで伸ばしている。
渋野日向子は2日目6バーディー、2ボギーの-4と伸ばして2位上げて来た。
前半では5バーディー、1ボギーの-4、トータル-7と確り伸ばして、この時点では単独首位に立っている。
後半に入って1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-7と伸ばせず、ペ・ソンウに追い着かれている。
ただ、最終日はこの2人が共に最終組で、渋野日向子にとって相性が悪くないようなので、好勝負を期待したい。
渋野日向子確り伸ばし首位に立ち
渋野日向子首位まで上げて強さ魅せ
渋野日向子首位まで上げて期待させ
ペ・ソンウは2日目5バーディー、2ボギーの-3と伸ばして首位を維持している。
前半では2バーディーの-2、トータル-6と伸ばしながらも、この時点では渋野日向子に首位を明け渡している。
後半に入って3バーディー、2ボギーの-1、トータル-6と少し伸ばして渋野日向子に追い着き、首位タイで最終日を同じ組で迎えることになった。
渋野日向子に対してこれまで分が悪いようであるが、好い感じに競り合って来て、2位タイに入った「スタンレーレディスゴルフトーナメント」で、プレーオフの結果、負けた時に、勝者の渋野日向子を労う姿が多くの人をほっこりさせたようである。
2日目に一緒に回っていたレジェンドで延世(ヨンセイ)大学校の先輩でもある申ジエの前では緊張するようで、笑顔を浮かべても直ぐに引っ込めていたが、明日は伸び伸びとしたプレイを期待したい。
ペソンウや確り伸ばし首位を維持
ペソンウや首位を維持して強さ魅せ
単独3位に付けているのは世界ランキング202位ではんなり系の金澤志奈(26歳、164㎝、53㎏)で、2日目5バーディー、1ボギーの-4、トータル-5と伸ばして2位上げて来た。
金澤志奈確り伸ばし三位付け
金澤志奈三位に上げて力魅せ
単独4位に付けているのは世界ランキング340位のセキ・ユウティン(中国、23歳、171㎝、63㎏)で、2日目3バーディーの-3、トータル-3と伸ばして8位上げて来た。
名前の前に日の丸が付いているので、何時の間にか国籍を変えたのかと思って調べてみたら、日本生まれではあるが国籍は中国と書いてあった。
それはまあともかく、中国、台湾のツアーで活躍したが、国内女子ツアーでは中々活躍出来ず、騒がれがちな美貌、スタイル等で売るのかと思えば、そんなことはなく、アスリートとして確りした身体作りをし、じわじわと伸びて来ている。
そう言う意味で応援したい選手である。
セキユウティン確り伸ばし四位付け
セキユウティン四位まで上げ力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング88位で黄金世代をリードするひとり、初優勝が待たれる高橋彩華(23歳、162㎝、55㎏)は2日目-4、トータル-2と伸ばし、29位も上げて5位タイに付けて来た。
おっ、また楽しみな選手が上がって来た。
気を楽にして、最終日の更なる躍進を期待したい。
高橋や確り伸ばし五位に付け
高橋や五位まで上げて強さ魅せ
世界ランキング21位でプラチナ世代をリードし、海外のツアーでも活躍を見せたツアー2連勝中の古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)は2日目-1、トータル-2と少し伸ばし、5位タイを維持している。
古江彩佳少し伸ばして五位を維持
古江彩佳五位を維持して強さ魅せ
世界ランキング160位で黄金世代をリードするひとり、米国帰りで調子を落とし気味の河本結(23歳、163㎝、58㎏)は2日目+1、トータル-2と少し落とし、2位下がって5位タイとなっている。
世界ランキング43位で元世界ランキング1位および米国、韓国それぞれにおける賞金女王のレジェンド、実力派外国人選手の先頭に立つ申ジエ(韓国、33歳、155㎝、63㎏)は2日目+2、トータル-2と落とし、4位下がって5位タイとなっている。
世界ランキング84位でプラチナ世代をリードするひとり、お洒落や化粧に詳しいことからコスメ番長と呼ばれる吉田優利(21歳、158㎝、58㎏)は2日目-3、トータル-1と伸ばし、23位も上げて11位タイに付けて来た。
インターネット等で可愛さをアピールするばかりではなく、本業のプレイでも確り見せるところが流石ではないか!?
吉田優利確り伸ばし上げて魅せ
吉田優利大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング48位で新世紀世代をリードするひとり、初優勝が待たれる西郷真央(20歳、158㎝、57㎏)は2日目-1、トータル-1と少し伸ばし、1位上げて11位タイに付けて来た。
設定、天候等で難しい状況でもじわりと伸ばして来る強さが彼女にはある!?
西郷真央少し伸ばして上げて魅せ
西郷真央上位争い期待させ
世界ランキング148位で飛ばし屋の実力派中堅選手のひとり、渡邉彩香(28歳、172㎝、65㎏)は2日目-3、トータル+1と伸ばし、38位も上げて17位タイに付けて来た。
渡邉や確り伸ばし上げて魅せ
渡邉や大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング58位で新世紀世代をリードするひとりの山下美夢有(20歳、150㎝、52㎏)、世界ランキング114位で黄金世代をリードするひとり、国内メジャー大会に強い原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)は共に2日目+2、トータル+1と少し落とし、12位下がって17位タイとなっている。
世界ランキング119位で黄金世代の心身共に成長中の植竹希望(23歳、172㎝、59㎏)は2日目イーブン、トータル+2と維持し、11位上げて23位タイに付けて来た。
植竹やスコア維持して上げて魅せ
植竹や確り上げて強さ魅せ
世界ランキング38位でプラチナ世代をリードするひとり、明るい笑顔が魅力の西村優菜(21歳、150㎝、50㎏)は2日目-1、トータル+3と少し伸ばし、23位も上げて32位タイに付けて来た。
先週は予選落ちして心配させたが、今週も出遅れ、調子を落としているのかと更に心配になっていた。
そこをグイと上げて来て、最終日に期待させるのは流石ではないか!?
西村優菜少し伸ばして上げて魅せ
西村優菜大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング126位で復調した実力派中堅選手のひとり、堀琴音(25歳、163㎝、53㎏)は2日目イーブン、トータル+4と維持し、18位上げて37位タイに付けて来た。
堀琴音スコア維持して上げて魅せ
堀琴音確り上げて強さ魅せ
世界ランキング101位で黄金世代をリードするひとり、イップスから復調した大里桃子(23歳、171㎝、60㎏)は2日目+1、トータル+4と少し落としながらも、8位上げて37位タイに付けて来た。
大里や落としながらも上げて魅せ
大里や確り上げて強さ魅せ
世界ランキング68位で黄金世代をリードするひとり、休まないことから鉄人と呼ばれる小祝さくら(23歳、158㎝、58㎏)は2日目+2、トータル+4と落とし、3位下がって37位タイとなっている。
世界ランキング72位で黄金世代をリードするひとり、筋力トレーニングの効果が出て世代屈指の飛ばし屋に変身した勝みなみ(23歳、157㎝)は2日目+1、トータル+5と少し落としながらも、6位上げて49位タイに付けて来た。
勝みなみ落としながらも上げて魅せ
勝みなみスコア落として順位上げ
世界ランキング102位で出産を経験して復帰して既に優勝もしている実力派ベテランの若林舞衣子(33歳、165㎝、60㎏)は2日目+2、トータル+5と落とし、4位下がって49位タイとなっている。
そして、世界ランキング90位で実力外国人選手のひとりのイ・ミニョン(韓国、29歳、168㎝、73㎏)は2日目+2、トータル+6と落とし、2位下がって57位タイとなって、ぎりぎりで予選を通過している。
それから、世界ランキング108位でアスリート系実力派中堅選手のひとり、岡山絵里(25歳、161㎝、64㎏)はトータル+9で70位タイ、世界ランキング65位で昨シーズンの賞金女王、復調が待たれるパット巧者の鈴木愛(27歳、155㎝)はトータル+13で90位タイとなり、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。