木曜日20時20分から時差-13時間(現在サマータイム中、それ以外では-14時間)の米国・ニュージャージー州にある「リバティーナショナルGC(7410ヤード、パー71)」において米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズの初戦、「ザ・ノーザントラス」が4日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
賞金総額は950万ドル(1ドルを約110円とすると、約10億4500万円)、優勝賞金は171万ドル(約1億8800万円)となっている。
プレーオフシリーズはこの試合を入れて3試合あり、全てに勝ち抜き、トップになると約16億円のボーナスを獲得できると言う。
日本人選手としては世界ランキング18位で今年のマスターズチャンピオン、エースの松山英樹が出場している。
フェデックスポイントランキングは14位に付けている。
因みに松山英樹は今年で8年連続8回目の出場となるそうだから、これも凄い!?
初日は-2まで伸ばして15位タイに付けており、上位争いも期待出来るまずまずの位置であった。
松山やプレーオフでも好位置で
発進出来て期待膨らみ
さて、単独で首位を維持しているのは世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)で、2日目4バーディーの-4、トータル-12と伸ばしている。
比較的短い間隔で新型コロナウイルスの陽性反応による欠場を余儀なくされながら、出て来たら直ぐに圧倒的な強さを見せ付けるところは流石ではないか!?
ジョンラーム確り伸ばし首位を維持
ジョンラーム首位を維持して強さ魅せ
ジョンラーム出れば圧倒強さ魅せ
単独2位に付けているのは世界ランキング22位のトニー・フィナウ(米国)で、2日目8バーディー、1ボギーの-7、トータル-11と爆発的に伸ばし、2位上げて来た。
実は稀有の飛ばし屋らしく、ブライソン・デシャンボーのマッチョ化が騒がれ出した頃、ある解説者が確り振ればブライソン・デシャンボーより飛ばすのではないか? なんて言っていた。
トニーフィナウ爆発魅せて二位に上げ
トニーフィナウ二位まで上げて強さ魅せ
3位タイに付けているのは世界ランキング4位で東京五輪のゴルフ競技男子の部の金メダリスト、のザンダー・シャウフェレ(米国)、世界ランキング146位のキース・ミッチェル(米国)、世界ランキング5位のジャスティン・トーマス(米国)で、トータル-10まで伸ばしている。
ザンダー・シャウフェレは2日目2イーグル、6バーディー、1ボギーの-9と爆発的に伸ばし、31位も上げて来た。
東京五輪の疲れも癒えたか、流石の力を見せて来た!?
シャウフェレや爆発力で上げて魅せ
シャウフェレや三位に上げて強さ魅せ
キース・ミッチェルは2日目10バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-7と爆発的に伸ばし、7位上げて来た。
ミッチェルや爆上げ魅せて三位付け
ミッチェルや三位に上げて力魅せ
ジャスティン・トーマスは2日目1イーグル、4バーディー、4ボギーの-2と伸ばしながらも2位下がっている。
トーマスや伸ばし足りずに2位下がり
トーマスや伸ばし足りずに首位を落ち
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング95位のハロルド・バーナーⅢ(米国)は2日目-4、トータル-9と伸ばしながらも3位下がって6位タイとなっている。
世界ランキング12位のジョーダン・スピース(米国)は2日目-9、トータル-8と爆発的に伸ばし、62位も上げて10位タイに付けて来た。
スピースや爆上げ魅せて十位付け
スピースや十位に上げて強さ魅せ
世界ランキング8位のブルックス・ケプカ(米国)は2日目-7、トータル-8と爆発的に伸ばし、24位も上げて10位タイに付けて来た。
十位付け強さを魅せるケプカかな
グッと上げ強さを魅せるケプカかな
世界ランキング30位のリー・ウェストウッド(イングランド)は2日目-6、トータル-7と大きく伸ばし、22位も上げて12位タイに付けて来た。
ウェストウッド大きく伸ばし上げて魅せ
ウェストウッド大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング9位のパトリック・カントレー(米国)、世界ランキング14位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)は2日目-4、トータル-7と伸ばしながらも2位下がって12位タイとなっている。
世界ランキング6位で圧倒的な飛ばし屋のブライソン・デシャンボー(米国)、世界ランキング29位のイム・ソンジェ(韓国)は2日目-6、トータル-6と大きく伸ばし、35位も上げて17位タイに付けて来た。
デシャンボー大きく伸ばし上げて魅せ
イムソンジェ大きく上げて強さ魅せ
そして松山英樹、世界ランキング10位のハリス・イングリッシュ(米国)、世界ランキング28位のキャメロン・スミス(オーストラリア)は2日目-3、トータル-5と伸ばしながらも10位下がって25位タイとなっている。
松山英樹は9バーディー、3ボギー、1トリプルボギーで、これをもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-2から出て、前半では第2ホールでボギーを叩いたが、空かさず第3ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
1つ空いて第5~9ホールと怒涛の5ホール連続バーディーを決めて、一挙に5打伸ばしてトータル-7とし、後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第10ホールでボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでバーディーを決めて取り返た。
1つ空いて第15ホールでまたボギーを叩いてしまったが、空かさず第16ホールでバーディーを決めて取り返し、続く第17ホールも連続してバーディーを決め、この時点でトータル-8まで伸ばし、ベストテンに入ってホールアウトかと期待された。
しかし、第18ホールでトリプルボギーを叩いてしまい、一気にトータル-5まで後退している。
この辺りをテレビで視て、暫らくボーっとしてしまった覚えがある。
それはまあ好いのであるが、第10ホールが実は面白かったらしい。
何でもギャラリーのポケットに入ってしまい、それでOBを免れたとか。
ともかく色々あった1日であるが、それでも余裕で予選を通過したことであるし、気持ちを切り替えて、決勝ラウンドでの上位争い、更にトップ争いを期待したい。
松山やトリプル叩き十位下げ
松山や十位下がってショック受け
気持ち切り替え此の後期待
それから、世界ランキング19位のウェブ・シンプソン(米国)は2日目-5、トータル-4と大きく伸ばし、36位も上げて36位タイに付けて来た。
シンプソン大きく伸ばし上げて魅せ
シンプソン大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング24位のサム・バーンズ(米国)は2日目-4、トータル-4と伸ばし、16位上げて36位タイに付けて来た。
サムバーンズ確り伸ばし上げて魅せ
サムバーンズ確り上げて強さ魅せ
世界ランキング20位のスコッティー・シェフラー(米国)は2日目-3、トータル-4と伸ばしながらも2位下がって36位タイとなっている。
世界ランキング11位のアブラハム・アンサー(メキシコ)は2日目-2、トータル-1と伸ばし、9位上げて63位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
アンサーや何とか通過強さ魅せ
アンサーや何とか通過後期待
世界ランキング15位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、世界ランキング16位のダニエル・ベルガー(米国)、世界ランキング26位のビリー・ホーシェル(米国)、世界ランキング27位のホアキン・ニエマン(チリ)は2日目-1、トータル-1と少し伸ばしながらも11位下がって63位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
そして世界ランキング21位のポール・ケイシー(イングランド)は2日目イーブン、トータル-1と伸ばせず、29位も下がって63位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
それから、世界ランキング2位のダスティン・ジョンソン(米国)、世界ランキング25位のジェイソン・コクラック(米国)はトータルイーブンで76位タイ、世界ランキング23位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)はトータル+1で88位タイ、世界ランキング3位のコリン・モリカワ(米国)、世界ランキング13位のティレル・ハットン(イングランド)はトータル+2で97位タイとなり、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
この辺りは爆発力を持った選手ばかりなので、もう少し上がって来るかと思われたが、あっさりと予選落ちしており、そこは意外であった。
まあ、きつい勝ち抜き戦が3試合続くし、今回を終えてフェデックスポイントランキング上位75名が次戦に出られることを考えれば、無理はしないのであろうか!?