先週木曜日の午後から時差-8時間(現在サマータイム中、それ以外では-9時間)のイングランドにある「ロイヤルセントジョーンズGC(7189ヤード、パー70)」において米国男子&欧州男子ツアーのメジャー大会、「全英オープン」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
優勝賞金が207万ドル(約2億2800万円)と流石に大きく、日本人選手としては世界ランキング81位で飛ばし屋の星野陸也、世界ランキング90位で海外へも果敢に挑戦している新鋭の金谷拓実、世界ランキング105位で好調を維持している木下稜介、世界ランキング139で曲がらないのが売りの稲森佑貴、世界ランキング486位の永野竜太郎が出ており、唯ひとり木下稜介がトータル+1の65位タイで何とか予選を通過している。
第3日目にはトータル+3まで落としながらも64位タイに上げ、最終日に臨んだ。
世界ランキング18位で日本のエースである松山英樹が新型コロナウイルスに感染した所為で出られないのは残念であるが、既に体調が回復し、練習を始めているそうであるから、東京五輪本番での活躍を期待したい。
木下や予選通過後少し上げ
更に上位に向いているかも
さて単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング4位で日系のコリン・モリカワ(米国)で、最終日4バーディーの-4、トータル-15と伸ばして1位上げて来た。
前半の終盤、第7~9ホールと3連続でバーディーを決めてグッと伸ばし、後半の第14ホールでバーディーを決めて勝ち切っているのは流石ではないか!?
これでツアー5勝目となり、メジャー大会では「全米プロ」に続く2勝目となるそうな。
それでいてまだ24歳で、身長175㎝、77㎏と、日本人選手の中にも普通にいそうな体格である。
最終日まで奮闘した木下稜介は身長174㎝で、同じような体格のロリー・マキロイのパワー、巧さに大いに刺激を受けたようであるが、コリン・モリカワも日本人選手が刺激にして欲しい選手のひとりではあるまいか!?
モリカワや確り伸ばし勝って魅せ
モリカワや確り伸ばし逆転し
モリカワや最後に首位に強さ魅せ
単独2位に入ったのは世界ランキング23位のジョーダン・スピース(米国)で、最終日1イーグル、4バーディー、2ボギーの-4、トータル-13と伸ばし、1位上げて来た。
前半1イーグル、1バーディー、2ボギーで1打伸ばし、後半3バーディーと3打伸ばした追い上げが中々凄く、本人も納得のゴルフだったようである。
スピースや確り伸ばし二位に上げ
スピースや二位まで上げて納得し
3位タイに入ったのは世界ランキング2位のジョン・ラーム(スペイン)、世界ランキング13位のルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)で、トータル-11となった。
ジョン・ラームは最終日1イーグル、4バーディー、2ボギーの-4と伸ばし、3位上げて来た。
前半では1イーグル、2ボギーと伸ばせていないが、後半第13~16ホールと4連続バーディーを決めている爆発力は流石ではないか!?
ジョンラーム最後の最後爆発し
首位に迫って終われたのかも
ジョンラーム三位に上げて強さ魅せ
ルイ・ウェストヘーゼンは最終日2バーディー、3ボギーの+1と少し落とし、2位下がった。
前半2ボギーで勢いを失ったが、それでも後半2バーディー、1ボギーと1打伸ばし、意地を見せたのは流石ではないか!?
伸ばせずにウェストヘーゼン首位を落ち
最後にはウェストヘーゼン意地を魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング8位でメジャーに強いブルックス・ケプカ(米国)は最終日-5、トータル-8と大きく伸ばし、19位上げて6位タイに入った。
最後には大きく伸ばすケプカかな
最後上げ強さを魅せたケプカかな
世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)は最終日-3、トータル-7と伸ばし、10位上げて8位タイに入った。
ジョンソンや最後は上げて強さ魅せ
ジョンソンや六位に入り強さ魅せ
世界ランキング16位のダニエル・ベルガー(米国)は最終日-2、トータル-7と伸ばし、4位上げて8位タイに入った。
ベルガーや最後まで強さ魅せ
ベルガーや八位に入り強さ魅せ
世界ランキング19位のスコッティー・シェフラー(米国)は最終日+1、トータル-7と少し落とし、4位下がって8位タイとなった。
世界ランキング14位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)は最終日-4、トータル-6と伸ばし、21位も上げて12位タイに入った。
ホブランや連日上げて強さ魅せ
ホブランや最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング17位のトニー・フィナウ(米国)は最終日-3、トータル-5と伸ばし、18位上げて15位タイに入った。
トニーフィナウ上位で終えて強さ魅せ
トニーフィナウ最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング38位のコリー・コナーズ(カナダ)は最終日+3、トータル-5と落とし、11位下がって15位タイとなった。
世界ランキング15位のウェブ・シンプソン(米国)は最終日+1、トータル-4と少し落とし、7位下がって19位タイとなった。
世界ランキング5位で台湾人の母親が日本育ちと日本に縁が深く、やわらかい笑顔が魅力のザンダー・シャウフェレ(米国)は最終日-5、トータル-3と大きく伸ばし。32位も上げて26位タイに入った。
この選手も身長178㎝、体重79㎏と、日本人選手とそう変わらない体格ながら、よく飛ばし、巧さも併せ持つ選手である。
シャウフェレや下がっても上げ強さ魅せ
シャウフェレや最後大きく上げて魅せ
世界ランキング20位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)は最終日イーブン、トータル-3と伸ばせず、1位下がって26位タイとなった。
世界ランキング6位で驚異の飛ばし屋、ブライソン・デシャンボー(米国)は最終日-5、トータル-2と大きく伸ばし、31位も上げて33位タイに入った。
同じくマッチョマンのブルックス・ケプカと揉めているところ、拘りの強さ等、子どもっぽさも見える選手であるが、木下稜介の印象では良きアメリカ人のようである。
デシャンボー連日上げて強さ魅せ
デシャンボー最後まで上げ強さ魅せ
世界ランキング3位のジャスティン・トーマス(米国)は最終日-1、トータル-1と少し伸ばし、4位上げて40位タイに入った。
トーマスや下がっても上げ意地を魅せ
トーマスや最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング12位のハリス・イングリッシュ(米国)は最終日-2、トータルイーブンと伸ばし、12位上げて46位タイに入った。
イングリッシュ下がっても上げ意地を魅せ
イングリッシュ最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング11位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は最終日+1、トータル-1と少し落とし、5位下がって46位タイとなった。
そして木下稜介は最終日2バーディー、1ボギーの-1、トータル+2と少し伸ばし、5位上げて59位タイに入った。
この選手は日本のエースである松山英樹、今も絶大な人気を誇る石川遼と同学年で、このところ好調を維持して世界ランキングが2人の間に入って来たが、それに相応しい結果を出して来た!?
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、決勝ラウンドでは全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル+3から出て、前半では6ホールをパーで凌いだ後、第7ホールで漸くバーディー決め、残りの2ホールをパーで凌いで、トータル+2まで伸ばして後半へと繋いでいる。
後半に入って6ホールをパーで凌いだ後、第16ホールで漸くバーディーを決めたが、続く第17ホールでボギーを叩き、結局伸ばせず、トータル+2のままホールアウトしている。
それでも難しい設定、猛者だらけの超厚いフィールドでここまで出来たことが自信となり、また大きな刺激にもなったようである。
海外にも強い興味を持ち出したようであるから、また海外のツアーを観るのを楽しくしてくれる!?
これからも注目して行きたい。
木下や最終日まで奮闘し
木下や経験増やし自信にし