先週金曜日の1時半頃から時差-14時間(サマータイム中、それ以外では-15時間)の米国イリノイ州にある「オリンピア・フィールズ(7366ヤード、パー70)」において米国男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、「BMW選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わっている。
この大会は予選落ちがなく、日本人選手としては世界ランク27位の松山英樹が出ている。
さて、首位タイでホールアウトし、プレーオフを制して見事優勝したのは世界ランク2位のジョン・ラーム(スペイン)で、最終日6バーディーの-6、トータル-4と伸ばし、5位上げて来た。
トータル+2で出て、前半では第1、4ホールでバーディーを決めてトータルイーブンとしている。
後半に入って更に調子を上げて、第10、12、15、16ホールとバーディーを決めてトータル-4まで伸ばし、プレーオフに持ち込んでいる。
第3日目の上げ方にもうそれを感じさせ、その通りに勝ってしまうのであるから、流石である。
今年はこの大会の前までに(以下同様)13回出て予選落ちは1回で、ベストテンに6回、ベスト20まで広げれば8回も入っており、これも流石である。
ジョンラーム期待通りに勝って魅せ
ジョンラーム予想通りに勝って魅せ
ジョンラーム追い上げ振りに感心し
首位タイでホールアウトし、プレーオフに敗れた結果、単独2位となったのは世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)で、最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-4と伸ばしたが、結果としては1位下がった。
トータル-1で出て、前半では第1、2ホールでいきなり連続でバーディーを決め、第4ホールでもバーディーを決めたが、第8ホールでボギーを叩いて、結局2打伸ばしてトータル-3としている。
後半に入って第10ホールでボギーを叩き、トータル-2まで落としたが、第15、18ホールでバーディーを決め、トータル-4まで伸ばしてプレーオフに持ち込んだのは流石である。
今年は13回出場して2回予選落ちし、1回棄権しているが、ベストテンに6回、ベスト20まで広げると8回も入っている。
ダスティンやプレーオフまで魅せて負け
ダスティンや最後競り合い魅せて負け
3位タイに入ったのは世界ランク71位のホアキン・ニエマン(チリ)、松山英樹で、トータル-2まで伸ばしている。
ホアキン・ニエマンは最終日4バーディー、1ボギーの-3と伸ばし、3位を維持している。
トータル+1で出て、前半では第1、3、5、8ホールとバーディーを決めてトータル-3まで伸ばしている。
後半に入って暫らくはパーで凌ぎ、第14ホールでボギーを叩いて、トータル-2でホールアウトした。
今年は15回出場し、予選落ちが6回で、ベストテンには2回入っている。
ニエマンや前半飛ばし上げて魅せ
松山英樹は最終日3バーディー、2ボギーの-1と少し伸ばしたが、2位下がっている。
トータル-1で出て、前半では第2ホールでバーディーを決め、第3ホールでボギーを叩いたが、第6ホールでバーディーを決め、結局1打伸ばしてトータル-2としている。
後半に入って第11ホールでボギーを叩いたが、第15ホールでバーディーを決めてトータル-2のままホールアウトした。
この結果、世界ランキングは20位、フェデックスポイントランキングは10位に上がって、プレーオフシリーズ最終戦へは7年連続で進むことになった。
凄い!?
今年は13回出場して2回予選落ちしているが、ベストテンには2回、ベスト20まで広げると5回、ベスト30まで広げると9回入っている。
地味ながら、この安定性が松山英樹なのであろう。
松山や最終戦へ決めて魅せ
松山や最終戦も期待させ
松山や安定魅せて期待させ
単独5位に入ったのは世界ランク16位のトニー・フィナウ(米国)で、最終日6バーディー、1ボギーの-5、トータル-1と伸ばし、10位上げて来た。
トータル+4で出て、前半では第4ホールでバーディーを決めたが、第7ホールでボギーを叩き、トータル+4のままであった。
後半に入って調子を上げ、第11~14ホールと4連続バーディーを決めて、更に第18ホールでもバーディーを決め、トータル-1まで伸ばしている。
今年は14回に出て3回予選落ちしているが、ベストテンに5回、ベスト20まで広げると6回入っている。
最後には強さを魅せたフィナウかな
以下、気になった選手について簡単に書き留めておく。
世界ランク19位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)は最終日-3、トータルイーブンと伸ばし、6位上げて6位タイに入った。
後半の2日間の伸ばし方、流石である。
後半にフィッツパトリック強さ魅せ
世界ランク70位のマッケンジー・ヒューズ(カナダ)は最終日+1、トータル+2と少し落とし、7位下がって10位タイとなった。
世界ランク12位のパトリック・カントレー(米国)は最終日-1、トータル+3と少し伸ばし、3位上げて12位タイに入った。
世界ランク4位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は最終日+1、トータル+3と少し落とし、6位下がって12位タイとなった。
実は第1子の誕生間近で、その為に最終戦欠場も示唆とか。
まあちょっと嬉しく、落ち着かない状況であったのかも知れない。
マキロイやちょっと嬉しくふわふわし
世界ランク20位のポール・ケイシー(イングランド)は最終日-2、トータル+4と伸ばし、10位上げて16位タイに入った。
ケイシーやじわじわ上げて強さ魅せ
世界ランク15位のティレル・ハットン(イングランド)は最終日イーブン、トータル+4と伸ばせず、1位下がって16位タイとなった。
世界ランク5位のコリン・モリカワ(米国)は最終日-2、トータル+5と伸ばし、17位上げて20位タイに入った。
モリカワやぐんぐん上げて強さ魅せ
世界ランク3位のジャスティン・トーマス(米国)は最終日-2、トータル+6と伸ばし、18位上げて25位タイに入った。
世界ランク10位のザンダー・シャウフェレ(米国)は最終日-1、トータル+6と少し伸ばし、12位上げて25位タイに入った。
世界ランク13位のダニエル・ベルガー(米国)は最終日イーブン、トータル+6と維持し、1位上げて25位タイに入った。
世界ランク24位のルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)は最終日+1、トータル+6と少し落とし、4位下がって25位タイとなった。
世界ランク29位のケビン・キスナー(米国)は最終日+4、トータル+6と落し、19位下がって24位タイとなった。
世界ランク11位のアダム・スコット(オーストラリア)は最終日+5、トータル+6と大きく落とし、22位も下がって25位タイとなっている。
世界ランク23位のゲーリー・ウッドランド(米国)は最終日-2、トータル+7と伸ばし、14位上げて33位タイに入った。
ウッドランド最後は強さ魅せて上げ
世界ランク26位のアブラハム・アンサー(メキシコ)は最終日+3、トータル+7と落とし、18位下がって33位タイとなった。
世界ランク9位の悪童? パトリック・リード(米国)は最終日+2、トータル+8と落とし、14位下がって40位タイとなった。
世界ランク150位のタイラー・ダンカン(米国)は最終日-2、トータル+9と伸ばし、11位上げて48位タイとなった。
世界ランク8位の超飛ばし屋、ブライソン・デシャンボー(米国)は最終日+2、トータル+10と落とし、7位下がって単独50位となった。
そして世界ランク17位のタイガー・ウッズ(米国)は最終日+1、トータル+11と少し落としながらも4位上げて51位タイに入った。