先週金曜日の2時頃から時差-17時間の米国、カルフォルニア州にある「トリーパインズGCサウスコース(7605ヤード、パー72)、ノースコース(7258ヤード、パー72)において米国男子ツアー、「ファーマーズ・インシュランス・オープン」が4日間の日程で開催され、その最終日が感動の内に終わった。
日本人選手としては世界ランク23位の松山英樹、世界ランク211位の小平智が出ており、松山英樹は初日苦しみながらも、第2日目に挽回し、余裕で予選を通過した。
松山英樹は好調を維持しているようで、年明けには苦手な? ワイアラエCCでの米国男子ツアー、「ソニー・オープン・イン・ハワイ」で自己新の12位に入っているので、今週も大いに期待したい。
ただ、決勝ラウンドでは初日に苦しんだ距離の長いサウスコースが舞台になる為、それがどう影響するのか?
第3日目は悪い予感が当たり、+2を叩いて33位も後退している。
最終日、V字回復出来るか!?
ちょっと注目したい。
松山やサウスの壁に阻まれて
松山や最後挽回期待して
他には世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、世界ランク3位のジョン・ラーム(スペイン)、世界ランク6位のタイガー・ウッズ(米国)、世界ランク8位のジャスティン・ローズ(イングランド)、世界ランク9位のザンダー・シャウフェレ(米国)等も出ているから、結構厚いフィールドである。
その中でも、ジャスティン・ローズ、ザンダー・シャウフェレは残念ながら予選で姿を消している。
さて単独首位に抜け出て、見事逆転優勝したのは世界ランク28位のマーク・リーシュマン(オーストラリア)で、最終日8バーディー、1ボギーの-7、トータル-15と大きく伸ばし、6位上げて来た。
アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-8から出て、前半では第1、2、4,6、8と5つのバーディーを決めてトータル-13まで伸ばした。
後半に入っても好調を維持し、第11、13ホールとバーディーを決め、第17ホールでボギーを叩いて一歩後退したが、第18ホールでバーディーを決め、結局更に2打伸ばしてトータル-15としている。
リーシュマン大きく伸ばし逆転し
リーシュマン大きく伸ばし勝って魅せ
リーシュマン堅実プレイ勝って魅せ
単独2位となったのは世界ランク3位のジョン・ラーム(スペイン)で、最終日1イーグル、5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら-2、トータル-14と伸ばしたが、1位下がった。
アウトスタートで、トータル-12で出て、前半では第1ホールでボギー、第3ホールでダブルボギー、第5ホールでボギーを叩き、この時点でトータル-8まで落としているから、この途中、第3ホールを終えた辺りでマーク・リーシュマンに抜かれている。
ただその後の巻き返しが凄く、第6ホールでバーディーを決め、後半に入って第13ホールでイーグル、第14ホールでバーディーを決めて、この時点でトータル-12まで戻し、第15ホールでボギーを叩いたが、第16~18ホールと3連続バーディーを決めているから、第18ホールでもしイーグルが出てきれば!? と思わせるところまで迫っている。
ジョンラーム前半ぐっと落とすかな
ジョンラーム後半はまた追い上げて
ジョンラーム大きな波で楽しませ
ジョンラーム大きな波で面白く
3位タイに入ったのは世界ランク48位のブラント・スネデカー(米国)、世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)で、トータル-12まで伸ばした。
ブラント・スネデカーは最終日1イーグル、3バーディー、1ボギーの-4と伸ばし、3位上げて来た。
この選手も最後はボギーをあまり叩かず、堅実なプレイで上げて終わった。
スネデカー堅実プレイ上げて魅せ
スネデカー堅実プレイ上げて終え
ロリー・マキロイは最終日1イーグル、6バーディー、5ボギーと出入りの激しいゴルフながら-3と伸ばし、3位を維持した。
これも飛ばし屋のジョン・ラームと同様、流石の力技というところか!?
マキロイや出入り激しく三位維持
マキロイや出入り激しく楽しませ
以下、気になった選手について簡単に書き留めておく。
世界ランク12位のパトリック・リード(米国)、世界ランク16位のトニー・フィナウ(米国)は最終日-2、トータル-10と伸ばし、1位上げて6位タイに入った。
最後まで伸ばして魅せるリードかな
最後まで伸ばして魅せるフィナウかな
そして世界ランク6位のタイガー・ウッズ(米国)は最終日-2、トータル-9と伸ばし、5位上げて9位タイに入った。
難しいコースであっても、久し振りに出てくれば最終日に普通に伸ばし、ベストテンに入って魅せるタイガー・ウッズ、流石としか言いようがない!?
タイガーや最後も上げてベストテン
タイガーや普通に伸ばし上げて魅せ
世界ランク44位のジェイソン・デイ(オーストラリア)は最終日-3、トータル-7と伸ばし、15位上げて16位タイに入った。
激しい山火事がオーストラリア人選手を結び付けて一丸としたようで、ジェイソン・デイも最後に伸ばして上げている。
ジェイソンデイ最後に意地で上げて魅せ
ジェイソンデイ熱い思いで上げて魅せ
世界ランク53位のキーガン・ブラッドリー(米国)は最終日-2、トータル-7と伸ばし、5位上げて16位タイに入った。
ブラッドリー最後伸ばして上げて魅せ
世界ランク73位の飛ばし屋、キャメロン・チャンプ(米国)は最終日+2、トータル-7と落とし、13位下がって16位タイとなっている。
世界ランク55位のコリン・モリカワ(米国)は最終日-3、トータル-6と伸ばし、21位も伸ばして21位タイに入った。
モリカワや実力発揮上げて魅せ
世界ランク72位のライアン・パーマー(米国)は最終日+5、トータル-6と落とし、19位下がって21位となった。
世界ランク34位のイム・ソンジェ(韓国)は最終日+1、トータル-4と少し落とし、15位下がって36位タイとなった。
そして世界ランク23位の松山英樹は最終日1イーグル、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの出入りの激しいゴルフながら-1、トータル-3と3少し伸ばし、5位上げて45位タイに入った。
インスタート(第10ホールから)で、トータル-2で出て、前半では第10、13、16ホールとバーディーを決め、第17ホールでボギーを叩き、結局2打伸ばしてトータル-4としている。
後半に入って第5ホールでボギーを叩き、第6ホールのイーグルで決めて、更に伸ばすかと期待したが、第7ホールでダブルボギーを叩いた。
気を取り直して第8ホールでバーディーを決めたが、第9ホールでボギーを叩き、後半では結局1打落としてトータル-3に後退している。
それでも最終日全体では1打伸ばしているし、また最終ホールでボギーながら何か繋がるものを感じたそうであるから、次の機会に期待しよう。
松山や苦闘しながら掴むもの
松山や次の機会に期待して
この頃発進が増えた所為か、もう駄目かのように叩く人も増えているが、今回優勝したマーク・リーシュマンは36歳で5勝目である。
他にもそんな選手が山ほどいる厚いフィールドで松山英樹は目立つ活躍をし続けている。
まだまだ応援に値する選手ではないか!?
世界ランク45位のジョーダン・スピース(米国)は最終日+2、トータル-1と落とし、13位下がって55位タイとなった。
世界ランクの下がり様を観ても、この選手の方が心配な状態にあるが、この選手もまだまだ若い。
これからの復調に期待したい。
世界ランク33位で先週の覇者、キャメロン・スミス(オーストラリア)は最終日+1、トータルイーブンと落とし、4位下がって64位タイとなった。
世界ランク39位のビリー・ホーシェル(米国)は最終日-3、トータル+1と伸ばし、10位上げて68位タイに入った。
世界ランク47位のアン・ビョンフン(韓国)は最終日-1、トータル+1と少し伸ばし、5位上げて68位タイに入った。
2人共、この諦めない気持ちが好い!?
そして世界ランクをまあまあ高いところで維持出来ている!?
ホーシェルや諦めないで上げて魅せ
ホーシェルや諦めないでランク維持
ビョンフンや諦めないで上げて魅せ
ビョンフンや諦めないでランク維持