木曜日の夜から時差－１３時間（サマータイム中、それ以外では－１４時間）の米国ミシガン州デトロイトにある「デトロイトGC（７３４０ヤード、パー７２）」において米国男子ツアー、「ロケット・モーゲージ・クラシック」が４日間の日程で開催され、その第３日目、すなわち決勝ラウンドの初日が終わっている。
日本人選手としては世界ランク２３位の松山英樹が出ており、初日８７位とかなり危ういところから第２日目に３２位も上げて、ぎりぎりで予選を通過している。
ホッとひと安心で、第３日目の展開が楽しみになって来た！？
さて、単独首位に立ったのは世界ランク１０８位のマシュー・ウルフ（米国）で、第３日目１イーグル、９バーディー、３ボギーの－８と２日続きで大きく伸ばし、２位上げて来た。
まだ２１歳と若く、昨年７月に「３Mオープン」で早くも優勝している。
今年に入って予選落ちが４回、５０位以下が４回とそんなに強さを見せていないが、これからが期待出来そうな選手である。
ガンガンと伸ばして魅せるウルフかな
連続で伸ばして魅せるウルフかな
２位タイに付けているのは世界ランク１０位のブライソン・デシャンボー（米国）、世界ランク１９４位のライアン・アーマン（米国）で、共に第３日目は－５、トータル－１６と大きく伸ばし、１位上げて来た。
第３日目ブライソン・デシャンボーは６バーディー、１ボギー、ライアン・アーマーは７バーディー、１ダブルボギーであったが、マシュー・ウルフの伸ばし方が凄く、３打差を付けられてしまった。
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランク２６９位のクリス・カーク（米国）は第３日目－２、トータル－１４と伸ばしたが、３位下がって４位タイとなっている。
ここまでを観ても、ガンガン伸ばさないと上がれないコースのようである。
伸ばしてもググっと下がるカークかな
伸ばしてもググっと下がるコースかな
世界ランク４５位のビクトル・ホブラン（ノルウェー）は第３日目－５、トータル－１３と伸ばし、１２位上げて８位タイに付けて来た。
この選手、２日か続きで５打ずつ伸ばし、ここまで上げて来て、強いところを見せている。
ホブランや連日上げて強さ魅せ
世界ランク４９位のマット・ウォリス（イングランド）は第３日目－４、トータル－１３と伸ばし、３位上げて８位タイに付けて来た。
世界ランク６位のウェブ・シンプソン（米国）は第３日目－１、トータル－１３と少し伸ばしたが、７位下がって８位タイとなっている。
そして松山英樹は第３日目７バーディーの－７、トータル－１２と大きく伸ばし、何と４２位も上げて１３位タイに付けて来た。
この日はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－５から出て前半では第４、５ホール４と連続バーディー、第７ホールバーディーと３打伸ばし、トータル－８としている。
後半に入っても勢いは衰えず、いきなり第１０ホールでバーディーを決めた後、第１３、１４ホールと連続バーディー、第１７ホールでもバーディーを決めて４打伸ばし、トータル－１２として最終日へと期待を繋いでいる。
いよいよ何時もの粘り腰を見せ始めた松山英樹、ホールアウト時点では暫定首位に立つぐらい調子を上げて来た。
最終日もこれを続けられるものと大いに期待したい。
松山や更に繋がるプレイ魅せ
松山や最終日まで期待させ
世界ランク１５位のティレル・ハットン（イングランド）は第３日目－３、トータル－１２と伸ばしたが、２位下がって１３位タイとなっている。
世界ランク３８位のケビン・キスナー（米国）は第３日目－２、トータル－１２と伸ばしたが、４位下がって１３位タイとなっている。
世界ランク１７位のトニー・フィナウ（米国）は第３日目－６、トータル－１１と伸ばし、３６位も上げて１９位タイに付けて来た。
流石！？
この爆発力の強さがこの選手の魅力である。
気が付けばガンガン伸ばすフィナウかな
気が付けば大きく上げるフィナウかな
世界ランク３６位のダニー・ウィレット（イングランド）は第３日目－５、トータル－１０と伸ばし、２５位も上げて３０位に付けて来た。
結構予選落ちもするが、優勝、ひと桁入賞もある、ちょっと不思議な選手である。
総合して強いから、今のランクにいる！？
ウィレットや連日伸ばし上げて魅せ
ウィレットや連日上げて強さ魅せ
世界ランク３１位の人気者、リッキー・ファウラー（米国）は第３日目－３、トータル－９と伸ばし、２位上げて４０位タイに付けて来た。
そして世界ランク２２位のイム・ソンジェ（韓国）は第３日目－２、トータル－７と伸ばしたが、４位下がって５９位タイとなっている。
今、欧州男子ツアーが開催されていない所為か？ 欧州の選手がまあまあ出場し、それなり以上の強さを見せている！？
そんな感じであるから、改めて我が国の男子選手の一層の奮起を期待したいところである。
