sanso114の日記

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W杯ジャンプ週間第2戦小林陵侑惜しかった⁉・・・R2年1.2①

 令和元年12月31日(火)~令和2年1月1日(水)の年跨ぎの日程で時差-8時間のドイツ、ガルミッシュ₌パルテンキルヘン(HS142m)においてスキージャンプワールドカップの男子個人第9戦が行われた。

 これはジャンプ週間の第2戦にも当たり、日本のエース、小林陵侑は1本目、風の状況、ジャンプ台のスタート位置調整等、色々な影響もあったのか? 4位に止まり、2本目は順調に伸ばせたが、ライバル達もそれなりに伸ばしたので、それなりに残念ながら順位を上げることが出来なかった。

 

 結果、4位となってジャンプ週間での連勝は5でストップしたが、伊東大貴も2本目伸ばして5位に入ったのが収穫であった。

 

 4位にしても十分に好成績で、これで残念に思ってしまう小林陵侑の凄さに改めて感心する!?

 小林陵侑は勿論、スノージャパン全体の活躍についても、この後も大いに期待したい。
 
 なおこの大会にはA代表から小林陵侑(土屋ホーム)、佐藤幸椰(雪印メグミルク)、兄の小林潤志郎(雪印メグミルク)、伊藤大貴(雪印メグミルク)、中村直幹(東海大)、コンチネンタルカップ等を主戦場とするB代表から竹内拓(飯山市)、佐藤慧一(雪印メグミルク)が出ている。

 

        陵侑や圧倒出来ず惜敗し
 

        陵侑やトップ争い楽しませ


        陵侑に続いて魅せる伊東かな

 個人第9戦における主な選手の成績は以下のようであった。

     名前        1本目m   得点  2本目m  得点   合計点

  1位 マリウス・リンドヴィク(ノルウェー)  143.5   147.7   136.0       142. 1     289.8       

  2位 カール・ガイガー(独)                  132.0   138.7      141.5     146.3   285.0

  3位 ダビッド・クバッキ(ポーランド)    137.0   140.2      139.5     143.8   284.0

  4位 小林陵侑                            132.0   137.7   141.0     144.4   282.1
    5位 伊東大貴                             131.0     133.4    136.5     140.0     273.4
    10位 マルクス・アイゼンビヒラー(独)      129.0  130.1    134.5     136.0     266.1
    12位 ペテル・プレヴツ(スロベニア)        129.0   127.8      134.0     135.8     263.6  

    13位 シュテファン・クラフト(墺)          129.0   129.9   131.0      132.5  262.4

    19位 カミル・ストッフ(ポ-ランド)       126.5   123.0      135.0      134.5  257.5 

    21位 アンツェ・ラニセク(スロベニア)              128.0        121.3    134.5      133.9    255.2

    23位 佐藤慧一           134.0     131.7    128.0      119.9     251.6
    25位 フィリップ・アッシェンハヴァルト(墺)     124.5     117.8    132.0      132.2     250.0
    27位 佐藤幸椰                             127.0  123.8    129.5      123.4     247.2
    30位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー)  129.5   125.5    117.5        91.1     216.6

   ☆     ☆   以下予選落ち   ☆     ☆

 29位 竹内拓            125.0     119.7                                    119.7
   36位 中村直幹         126.0     114.7                                 114.7

 ※竹内拓、中村直幹については1本目終了時の順位である。

  小林潤志郎についてはスーツの規定違反で残念ながら失格となっている。
 
 なおジャンプ週間の場合、予選を通過できるのは50位までと、ここまでは普段と同じであるが、その後が違う。

 50人を2人組に分け、各組で勝った方の25人と、負けた方の上位5人が2本目に進める。

 だから今回も竹内拓のように29位でも2本目に進めない場合が生じるし、31位以下でも1本目勝っていれば2本目に進める。

 また個人ランキングに関係する得点は1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、8試合を終えて以下のようになっている。

 

 右側にはジャンプ週間の得点、順位も挙げてある。

 

       名前          総合得点   ジャンプ週間
   1位 小林陵侑         590   587.2(1)
   2位 カール・ガイガー(独)       507   580.9(2)
   3位 シュテファン・クラフト(墺)        439   553.6(5)
   4位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺)     318   530.3(15)

   5位 マリウス・リンドヴィック(ノルウェー)     309   568.3(4)
   6位 カミル・スットフ(ポーランド)       299   524.5(19)
   7位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー)      274   320.0(32) 

   8位 ダビッド・クバッキ(ポーランド)   264   578.7(3)  
   9位 ペテル・プレヴツ(スロベニア)      249   528.9(16)
  10位 アンチェ・ラニセク(スロベニア)       230   524.7(18)
  11位 佐藤幸椰         218   527.3(17)
  18位 伊東大貴         137   540.7(10)
  25位 マルクス・アイゼンビヒラー(独)       82   543.9(6)

  30位 小林潤志郎         55   264.1(34)
  33位 中村直幹             35   238.9(37)

  40位 佐藤慧一          20   251.6(35)
  41位 竹内拓             15   227.4(40)

 

 今回はベテランの伊東大貴(34歳、173㎝、59㎏)のことについて簡単に触れておく。

 

 早咲きのジャンパーで、中学時代に名を馳せ、そのお陰で中学生でも大倉山のラージヒルの大会にエントリー出来るようになったそうな。

 

 19歳の時に日本人で初めてフライングにおいて220mを突破したそうな。

 

 ピークは2011/2012年シーズンで、ワールドカップで4勝を上げ、総合4位、ジャンプ週間で総合6位を記録している。

 

 ワールドカップでの通算優勝回数が4回であることからも、このシーズン、如何に凄かったか分かる。

 

 なお、このシーズンにフライングで当時日本人としての最長不倒距離240mを記録している。

 

 その後も団体の一員として貢献している。

  

 次戦は1日開いて1月3日(金)、4日(4土)の日程で時差-8時間のオーストリアインスブルック(HS128m)において男子の個人第10戦が予定されており、これはジャンプ週間の第3戦目に当たる。

 なお、ワールドカップ自体はその後も3月下旬のスロベニアのプラニツァまで続き、11月下旬の開幕時から4か月に亘って転戦している。