sanso114の日記

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スキージャンプ男子W杯第6戦小林陵侑惜しかった⁉・・・R元年12.23②

 待ち兼ねていたスキージャンプ男子のワールドカップ、2019/20120シーズンが11月22日(金)に始まり、先週の金曜日から昨日の日曜日に掛けて時差-8時間のスイス、エンゲルベルク(HS140m)で男子個人戦の第6、7戦が行われた。

 

 昨シーズンは男子個人戦で小林陵侑が突然のように覚醒して13勝し、数々の記録を打ち立てた。

 

 その衝撃が大きく、今シーズンが何時始まるのかと待ち遠しくて仕方が無かった。

 

 始まってからも4位、6位、6位と表彰台に上がれず、ちょっと不安になったが、第4戦で漸く3位となって表彰台に上がり、第5戦で見事初優勝している。

 そして男子個人戦の第6戦で小林陵侑は1本目11位と沈んだが、2本目で伸ばし、4位まで盛り返したのは流石である。
 
 なおこの大会にはA代表から小林陵侑しか出ておらず、後はコンチネンタルカップ等を主戦場とするB代表が出ている。

        陵侑や少し沈むも盛り返し

 

        陵侑や沈んだ後で上げて魅せ

 

 個人第6戦における主な選手の成績は以下のようであった。

 

     名前        1本目m  得点  2本目m 得点   合計点
  1位 カミル・ストッフ(ポ-ランド)      138.0  147.2     136.0    141.5  288.7
  2位 シュテファン・クラフト(墺)      134.5  142.7   137.5    144.3  287.0
    3位 カール・ガイガー(独)                   133.5  140.2      135.0    137.4  277.6

       4位 小林陵侑                            130.0  132.9    134.5    141.2  274.1

       5位 マリウス・リンドヴィク(ノルウェー)     133.0  137.5    134.0    135.0  272.5
  14位 フィリップ・アッシェンハヴァルト(墺)    128.0     131.5    129.0    127.3  258.8

 16位 竹内拓                 128.0     127.8       128.5    127.9  255.7 
    22位 デビッド・クバッキ(ポーランド)    130.0     131.0       122.5  113.3  244.3  
    24位 アンツェ・ラニセク(スロベニア)             124.0        122.5    123.0  118.9  241.4

 29位 佐藤慧一                            120.5   119.7     117.0  107.5  227.2

 30位 岩佐勇研                            126.5  120.1      115.0  103.5  223.6
 33位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) 122.0  114.7                                  114.7
 48位 伊藤謙司郎                        112.5    99.9                                         99.9

 

 なお、基本的に男子の場合予選を通過出来るのは50位まで、女子の場合は40位までとなっているそうな。

 

 そして何方も1本目で30位以内に入れば2本目に進めることになっていると言うが、自然の中の競技であるから、今大会のように予選が途中で中止になったり、試合そのものが中止になったりすることも時々ある。

 

 また個人ランキングに関係する得点は1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、6試合を終えて以下のようになっている。

 

   1位 シュテファン・クラフト(墺)       356

   2位 小林陵侑                  340
   3位 カール・ガイガー(独)             297
   4位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー)  273
   5位 カミル・スットフ(ポーランド)      246
   6位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺)      232
   7位 アンチェ・ラニセク(スロベニア)     188
   8位 佐藤幸椰                 178
   9位 マリウス・リンドヴィック         147
  10位 デビッド・クバッキ(ポーランド)     144

 

 今回はプロジャンパー、竹内拓(32歳、175㎝、60㎏)について簡単に触れておきたい。

 

 中学校を卒業して直ぐに単身、ジャンプの本場、フィンランドに渡り、職業学校に学びながらジャンプの修行もした行動力のあるタイプである。

 

 オリンピックには2010年のバンクーバー、2014年のソチ、2018年の平昌と3大会連続で代表に選ばれ、ソチでは男子団体ラージヒルで銅メダルを獲得している。

 

 世界選手権でも2013年に混合団体ノーマルヒルの優勝に貢献し、2015年に混合団体ノーマルヒルの3位に貢献している。

 

 ワールドカップでは2位を2回、3位を2回記録している。

 

 ソチオリンピックの後、難病で闘病中であることを公表し、今も病魔と闘いながら、プロ活動を行っている。

 

 この面でも行動力に驚かされる。

 

 今はB代表に甘んじているが、今後の活躍に期待したい。

 

        竹内や行動力に魅せられて

 

        竹内や行動力にリスペクト


 なお、次戦は12月28日(土)~29日(日)の日程で時差-8時間のドイツのオーベルストドルフ(HS137m)において男子の個人戦が1試合予定されており、これはジャンプ週間の第1戦にも当たる。

 

 昨シーズンに小林陵侑が総合優勝を成し遂げたシリーズで、これは楽しみだ!?

 

        陵侑やジャンプ週間期待して

 

        陵侑やジャンプ週間楽しみに

 

 そしてその後も3月下旬のスロベニアのプラニツァまで4か月に亘って転戦する。