待ち兼ねていたスキージャンプ男子のワールドカップ、2019/20120シーズンが11月22日(金)に始まり、先週の金曜日から昨日の日曜日に掛けて時差-8時間のドイツ、クリンゲンタール(HS140m)で男女個人戦、男子団体戦が行われた。
昨シーズンは男子個人戦で小林陵侑が突然のように覚醒して13勝し、数々の記録を打ち立てた。
その衝撃が大きく、今シーズンが何時始まるのかと待ち遠しくて仕方が無かった。
男子団体戦では1位のポーランド、2位のオーストリアに次いで、日本は見事3位に入っている。
このところ風に悩まされる試合が続いているようで、男子団体戦の前に行われた女子の方は時間の関係で1本だけに終わっている。
そして男子個人戦は5戦目になり、小林陵侑がこれも待ち兼ねていた初優勝を成し遂げた。
この結果、小林陵侑は総合でトップに躍り出た。
今季もこれからに期待したい。
陵侑や遂にトップに立って魅せ
領有や遂にトップに躍り出て
個人第5戦における主な選手の成績は以下のようであった。
名前 1本目m 得点 2本目m 得点 合計点
1位 小林陵侑 136.5 140.6 134.0 136.4 277.0
2位 シュテファン・クラフト(墺) 134.0 134.8 134.5 139.2 274.0
3位 マリウス・リンドヴィク(ノルウェー) 131.0 131.2 134.5 138.3 269.5
4位 フィリップ・アッシェンハヴァルト(墺) 135.0 135.9 132.5 133.3 269.2
5位 カール・ガイガー(独) 132.0 131.5 132.0 134.6 266.1
6位 佐藤幸椰 128.5 122.9 140.0 142.3 265.2
10位 カミル・ストッフ(ポ-ランド) 128.5 127.1 132.0 131.0 258.1
13位 アンツェ・ラニセク(スロベニア) 128.5 124.9 129.5 124.1 249.0
14位 デビッド・クバッキ(ポーランド) 126.5 121.3 131.0 126.6 247.9
16位 中村直幹 132.0 122.2 129.5 122.4 244.6
18位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) 125.0 115.0 130.0 126.8 241.8
21位 伊東大貴 125.0 118.9 126.0 117.3 236.2
32位 葛西紀明 123.0 108.9 108.9
36位 小林潤志郎 118.0 105.6 105.6
なお、基本的に男子の場合予選を通過出来るのは50位まで、女子の場合は40位までとなっているそうな。
そして何方も1本目で30位以内に入れば2本目に進めることになっていると言うが、自然の中の競技であるから、今回の女子のように2本目が中止になったり、試合そのものが中止になることも時々ある。
また個人ランキングに関係する得点は1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、5試合を終えて以下のようになっている。
1位 小林陵侑 290
2位 シュテファン・クラフト(墺) 276
3位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー) 273
4位 カール・ガイガー(独) 237
5位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺) 214
6位 アンチェ・ラニセク(スロベニア) 181
7位 佐藤幸椰 178
8位 カミル・スットフ(ポーランド) 146
9位 デビッド・クバッキ(ポーランド) 135
20位 伊藤大貴 79
26位 小林潤志朗 47
28位 中村直幹 35
今シーズン始まった頃は小林陵侑が微妙に思えて多少心配したが、先ず佐藤幸椰が優勝し、団体で3位に入り、遂に小林陵侑も優勝した。
この後も何だか面白そうに思え、もうワクワクして来た。
なんて、我ながら単純な奴。フフッ。
目の前の結果に躍る俄かかな
結果観て一喜一憂俄かかな
それはまあともかく、次戦は12月20日20(金)~22日(日)の日程で時差-8時間のスイスのエンゲルベルク(HS140m)において、男子の個人戦が2試合予定されており、その後も3月下旬のスロベニアのプラニツァまで4か月に亘って転戦する。