今日もメジャーリーグではリーグ優勝決定シリーズの熱戦が繰り広げられている。
アメリカン・リーグでは5時過ぎから東地区1位の強力打線を擁するヤンキースが西地区1位の強力先発投手陣を擁するアストロズと対戦し、1対4で負けた。
ヤンキースの投手陣が実は強力なアストロズ打線を抑え切れず、ヤンキース打線がアストロズの投手陣を攻略し切れなかった、と言うところであろうか?
ヤンキースの先発投手は右肩の故障から終盤に復調して来た100mph(100マイル毎時、約161㎞/h)投手のルイス・セベリーノ(ドミニカ、25歳、188㎝、99kg)で、4回3分の1で97球投げ、5安打(2本塁打)6三振3四球2失点2自責点と打たれ気味で負けが付いて0勝1敗となり、防御率は4.15となった。
三振を狙うのではなく、巧く打ち取る、と言う試合前の言葉のようには行かず、要所でホームランを打たれ、失点を重ねた。
解説者の斉藤隆が好かったのは3回だけと言っていたが、まさにそんな感じで、球場の雰囲気により飲み込まれたのはホームのルイス・セベリーノのようだ。
ともかく抑えようとし過ぎ、序盤の球数が多過ぎた。
打たれてからの方がむしろ落ち着きを少し取り戻し、力のある球で打ち取り、三振を取っていた。
セベリーノ波に呑まれて失点し
セベリーノ波に呑まれて負けが付き
他にヤンキースで気に留まったのは6番手に登板し、最後まで投げ切ったルイス・セサ(メキシコ、27歳、183㎝、94kg)で、2回で35球投げ、1安打3三振1死球と少し乱しながらも抑え切って、勝敗は付かなかったが、防御率は0.00のままであった。
田中将大以外ローテ中軸を担える投手が見当たらなかった? 2017年春にはルイス・セベリーノ等と共に成長が期待されていたが、中々難しかったようだ。
平均93~95mph(約150~153㎞/h)の速球とウィキペディアにはあったが、まさにそんな感じで、低目にその位のストレートを巧くコントロールしていた。
それでも雰囲気の飲まれるのか? 時折コントロールを乱し、それでも何とか抑え切ったのは流石である。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは6月に昇格したが、8月に胸郭の故障があり、36回投げて0勝3敗で、奪三振数が30、防御率が4.75、WHIPが1.47と不本意な成績に終わっている。
2018年シーズンも同様で、3Aで開幕を迎えて途中に昇格し、44回3分の2投げて1勝4敗2セーブで、奪三振数が39、防御率が5.24、WHIPが1.43であった。
そして今シーズンは開幕をメジャーで迎えてロングリリーフに起用され、81回投げて2勝1敗1セーブで、奪三振数が75、防御率が4.11、WHIPが1.31と成長を見せている。
ルイスセサ成長魅せて抑え切り
ルイスセサ乱れながらも抑え切り