今、海の向こうではメジャーリーグのリーグ優勝決定シリーズが行われている。
今日のナショナル・リーグの気になる投手達に付いては既に書いた。
次にアメリカン・リーグで気になった投手達に付いて簡単に書き留めておく。
西地区1位の投手王国、アストロズが強力打線が魅力のヤンキースと対戦し、0対7と完封負けしている。
また完全に打ち負けてもいる。
アストロズの先発投手は後半に移籍して来たサイ・ヤング賞投手のベテラン技巧派、ザック・グリンキー(35歳、188㎝、91kg)で、6回で83球投げ、7安打(2本塁打)6三振3失点3自責点とまあまあ好投ながら、抑え切れずに負けが付いて0勝1敗となり、防御率は4.50となった。
まあ大きいのを含め、まあまあ打たれたが、ヤンキース強力打線を前によく耐えていたとも言える!?
地区シリーズで3回3分の2で6失点された時よりはポストシーズンの空気に大分慣れて来たようだ。
次の機会に期待しよう。
グリンキー抑え切れず負けが付き
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは202回3分の1回投げて17勝7敗で、奪三振数が215、防御率が3.20、WHIPが1.07と好成績であった。
2018年シーズンも同様に好く、207回3分の2投げて15勝11敗で、奪三振数が199、防御率が3.21、WHIPが1.08であった。
そして途中移籍した今シーズンは更に好くなり、通算で208回3分の2投げて18勝5敗で、奪三振数が187、防御率が2.93、WHIPが0.98となっている。
ヤンキースの先発投手はポストシーズンに抜群の強さを発揮するマー君こと田中将大(30歳、191㎝、99kg)で、6回で68球投げ、1安打4三振1四球無失点の快投で勝ちが付いて1勝0敗となり、防御率は0.00のままであった。
これでポストシーズン5勝目だそうな。
機会が多く得られるチームであることも当然関係しているが、それを生かすメンタルの強さが素晴らしい!?
勝った後、にこにこしながらグランドに出て行く田中将大よりも、その肩を大はしゃぎしながら揉んでいたルイス・セベリーノの表情が好かった。
如何にも頼りになる兄貴と言う感じであった。
圧倒し抑えて魅せる田中かな
完璧に抑えて魅せる田中かな
同僚が激しく慕う田中かな
参考の為に2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは178回3分の1投げて13勝12敗で、奪三振数が194、防御率が4.74、WHIPが1.24とかなり打たれるようになった。
2018年シーズンは少し改善され、156回投げて12勝6敗で、奪三振数が159、防御率が3.75、WHIPが1.13であった。
そして今シーズンは時にエースの重荷を背負いながら、182回投げて11勝9敗で、奪三振数が149、防御率が4.45、WHIPが1.24であった。
打たれることも多くなっているが、時折感心させ、感心させる頻度がポストシーズンでは増して来る。
ある意味頼もしい存在である。
2番手に登板したのが中継ぎで目立っていたアダム・オッタビノ(33歳、196㎝、112kg)で、1回で10球投げ、2安打無失点と抑え、勝敗は付かなかったが、防御率は0.00のままであった。
速球の最速は159km/hぐらい出るが、平均は150km/hと飛び抜けて速いわけではなく、スライダーを武器としているそうな。
ともかくシーズン中よく抑えている印象であった。
強力ブルペン陣の一角を担って来た。
オッタビノ何時もの仕事繋ぐ秋
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは53回3分の1投げて2勝3敗で、奪三振数が63、防御率が5.06、WHIPが1.63とあまり好くはなかった。
2015年シーズンにトミー・ジョン手術をしているから、その影響が残っていたのかも知れない。
2018年シーズンは77回3分の2投げて6勝4敗6セーブで、奪三振数が112、防御率が2.43、WHIPが0.99と復調している。
そして今シーズンは66回3分の1投げて6勝5敗2セーブで、奪三振数が88、防御率が1.90、WHIPが1.31とよく抑えている。
3番手に登板したのが昨シーズン途中に移籍して来て、強力ブルペン陣の一角を担うザック・ブリトン(31歳、185㎝、91kg)で、1回で17球投げ、2三振1四球無失点と抑え、勝敗は付かなかったが、防御率は0.00のままであった。
平均154km/h、最速160km/hのシンカーを武器とするそうな。
マー君の後に出て来る投手が其々曲球を持ち、速いから、そりゃ打ち難い!?
ブリトンや力で抑え繋ぐ秋
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは故障がちで安定せず、37回3分の1投げて2勝1敗15セーブで、奪三振数が29、防御率が2.89、WHIPが1.53であった。
2018年シーズンは途中移籍し、通算で40回3分の2投げ、2勝0敗7セーブで、奪三振数が34、防御率が3.10、WHIPが1.23であった。
そして今シーズンは安定し、61回3分の1投げて3勝1敗3セーブで、奪三振数が53、防御率が1.91、WHIPが1.14と好成績を残している。