５月１０日(金)の朝から福岡県にある「福岡カンツリー倶楽部 和白コース（６３０５ヤード、パー７２）」において国内女子ツアー、「ＲＫＢ×三井松島レディス」が３日間の日程で開催され、悪天候の中、その最終日が何とか終わった。
公式サイトによると賞金総額は１億２０００万円、優勝賞金は２１６０万円となり、初日から２日間に亘る予選ラウンド終了時に４７位タイまでに入っていた５９名の選手が最終日１日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
最終日が大雨となった為、更に昨日時点で３７位タイ以下の選手にはセカンドＣＵＴが行われ、上位３６名の選手により６時３０分頃からのスタートで決勝ラウンドが行われた。
なおライブ中継に付いてであるが、全国的に視られるテレビでは地上波のＴＢＳ系列で５月１１日（土）の午後に少し放送され、ＣＳ放送のゴルフネットワークで３日間に亘って午前中に放送されていた。
またインターネットの動画配信サイト、Ｕ－ＮＥＸＴ、ＤＡＺＮでは３日間に亘って確りと配信されていた。
国内の女子のツアーはネットにて
確り視られ楽しめたかも
さて、単独で首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング４９位でこのツアーにおいて通算５勝し、積極的に海外ツアーにも挑戦している岩井千怜（チサト、２１歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹）で最終日６バーディー、１ボギーの－５、トータル－１２と大きく伸ばした。
最終日はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－７からスタートして、前半ではいきなり４バーディーの－４、トータル－１１と確り伸ばし、後半に入ってからも２バーディー、１ボギーの－１、トータル－１２と少し伸ばした。
なおこの大会は昨年に続いての連覇で、これでこのツアーにおいて今年２勝目、通算６勝目となっている。
岩井千怜大きく伸ばし首位を維持
岩井千怜スタートダッシュ首位を維持
岩井千怜首位を維持して強さ魅せ
岩井千怜連覇を果たし強さ魅せ
２位タイに入ったのは世界ランキング１４３位でこのツアーにおいて通算６勝し、飛ばし屋の藤田さいき（３８歳、１６８㎝、６８㎏）、世界ランキング２７位で新世紀世代の国内組を代表し、このツアーにおいて通算１１勝して一昨年昨年と年間女王に輝いた山下美夢有（２２歳、１５０㎝、５２㎏）で、トータル－９まで伸ばした。
藤田さいきは最終日７バーディー、１ボギーの－６と大きく伸ばして８位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－３からスタートして、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－５と伸ばし、後半に入ってからは加速して４バーディーの－４、トータル－９と確り伸ばした。
藤田さいき大きく伸ばし上げて魅せ
藤田さいき連日上げて力魅せ
藤田さいき二位に入って力魅せ
山下美夢有は３日目２バーディーの－２と伸ばしながらも１位下がった。
３日目はアウトスタートで、トータル－７からスタートして、前半では１バーディーの－１、トータル－８と少し伸ばし、後半に入ってからも、１バーディーの－１、トータル－９と少し伸ばした。
山下や伸ばしながらも一位下げ
山下や伸ばし足りずに一位下げ
山下や二位に入って強さ魅せ
４位タイに入ったのは世界ランキング３２４位でこのツアーにおける初優勝が待たれる飛ばし屋の工藤遥加（３１歳、１７１㎝、６５㎏）、世界ランキング２３８位でこのツアーにおける初優勝が待たれるはんなり系で人気の高い金澤志奈（２８歳、１６４㎝、５３㎏）、世界ランキング５１位で黄金世代をリードするひとり、このツアーにおいて通算１０勝して殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている小祝さくら（２６歳、１５８㎝、５８㎏）で、トータル－６まで伸ばした。
工藤遥加は最終日６バーディー、１ボギーの－５と大きく伸ばして２３位も上げて来た。
最終日はインスタート（第１０ホールから）で、トータル－１からスタートして、前半ではいきなり５バーディーの－５、トータル－６と大きく伸ばし、後半に入ってからは１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－６と維持した。
工藤遥加大きく伸ばし上げて魅せ
工藤遥加下がっても上げ力魅せ
工藤遥加四位に入り力魅せ
金澤志奈は最終日５バーディー、２ボギーの－３と伸ばして６位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－３からスタートして、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－４と少し伸ばし、後半に入ってからも３バーディー、１ボギーの－２、トータル－６と順調に伸ばした。
金澤志奈確り伸ばし上げて魅せ
金澤志奈下がっても上げ力魅せ
金澤志奈四位に入り力魅せ
小祝さくらは最終日６バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの－１と少し伸ばして４位を維持した。
最終日はアウトスタートでトータル－５からスタートして、前半では３バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの＋１、トータル－４と少し落としたが、後半に入ってからは加速して３バーディー、１ボギーの－２、トータル－６と伸ばした。
小祝さくら少し伸ばして四位維持
小祝さくら後半加速四位維持
小祝さくら四位に入り強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１２３位で実力派外国人選手をリードするひとり、このツアーにおいて通算２勝しているペ・ソンウ(韓国、３０歳、１６６㎝、５９㎏)は最終日－２、トータル－５と伸ばし、３位上げて７位タイに入った。
ペソンウやじわりと伸ばし上げて魅せ
ペソンウや連日上げて力魅せ
ペソンウや七位に入り力魅せ
世界ランキング１３９位で黄金世代をリードするひとり、このツアーにおいて通算１勝している高橋彩華（サヤカ、２５歳、１６２㎝、５５㎏）は最終日イーブン、トータル－５と伸ばせず、３位下がって７位タイとなった。
世界ランキング１１３位でこのツアーにおいて通算５勝し、広い交友関係を持つ青木瀬令奈（３１歳、１５３㎝、５０㎏）は最終日－１、トータル－３と少し伸ばし、６位上げて１０位タイに入った。
青木瀬令奈少し伸ばして上げて魅せ
青木瀬令奈下がっても上げ力魅せ
青木瀬令奈十位に入り力魅せ
世界ランキング４７位でこのツアーにおいて通算２０勝し、人一倍練習熱心でパット巧者の鈴木愛（３０歳、１５５㎏）は最終日イーブン、トータル－３と維持し、１０位タイを維持した。
鈴木愛スコア維持して十位維持
鈴木愛十位維持して強さ魅せ
鈴木愛十位に入り強さ魅せ
世界ランキング１０９位でこのツアーにおける初優勝が待たれる大学生プロの桑木志帆（２１歳、１６３㎝）は最終日＋２、トータル－３と落とし、６位下がって１０位タイとなった。
世界ランキング１１８位でこのツアーにおいて通算２勝し、飛ばし屋の川岸史果(フミカ、２９歳、１６６㎝)は最終日－１、トータル－２と少し伸ばし、１４位上げて１３位タイに入った。
川岸や少し伸ばして上げて魅せ
川岸や下がっても上げ力魅せ
川岸や上位に入り力魅せ
世界ランキング１０７位でこのツアーにおいて昨年念願の初優勝を果たし、はんなり系で人気の高い蛭田みな美（２６歳、１６４㎝、５７㎏）は最終日＋１、トータル－２と少し落とし、３位下がって１３位タイとなった。
世界ランキング９９位で狭間世代をリードするひとり、このツアーにおいて通算２勝して自称アイドル系の菅沼菜々（２４歳、１５８㎝）は最終日＋３、トータル－２と落とし、９位下がって１３位タイとなった。
世界ランキング１１４位でこのツアーにおける初優勝が待たれ、２０２１年６月の最終プロテストにトップで合格した佐久間朱莉（２１歳、１５５㎏）は最終日＋５、トータル－２と大きく落とし、１２位下がって１３位タイとなった。
世界ランキング２０位で実力派外国人選手を代表し、このツアーにおいて通算２８勝して、元世界ランキング１位で米国と韓国で賞金女王に輝いた申ジエ（韓国、３６歳、１５５㎝、６３㎏）、世界ランキング１０８位で実力派外国人選手をリードするひとり、このツアーにおいて通算２勝している森田遥（中国、２７歳、１６４㎝）は共に最終日イーブン、トータル－１と維持し、９位上げて１６位タイに入った。
申ジエやスコア維持して上げて魅せ
申ジエや下がっても上げ強さ魅せ
申ジエや上位に入り強さ魅せ
森田遥スコア維持して上げて魅せ
森田遥下がっても上げ力魅せ
森田遥上位に入り力魅せ
世界ランキング１４９位でこのツアーにおいて今年念願の初優勝を果たし、プラチナ世代の阿部未悠（２３歳、１５５㎝）は最終日＋３、トータル＋１と落とし、１０位下がって２６位タイとなった。
そして世界ランキング９７位でこのツアーにおいて通算６勝し、物静かで謙虚な様子から人気の高い菊地絵理香（３５歳、１５７㎝、５２㎏）は最終日＋６、トータル＋１と大きく落とし、２２位も下がって２６位タイとなった。
それから昨日時点で世界ランキング８０位でダイヤモンド世代をリードするひとり、２０２２年１２月の最終プロテストをトップ合格した９５期生で、このツアーにおいて通算２勝している飛ばし屋の神谷そら（２１歳、１６７㎝、６０㎏）、世界ランキング１２１位でこのツアーにおいて通算１６勝し、メジャー大会における初優勝が待たれる上田桃子（３７歳、１６１㎝、５４㎏）は共にトータルイーブンで３７位タイ、世界ランキング４２位でこのツアーにおいて通算３勝し、積極的に海外ツアーにも挑戦している岩井明愛（アキエ、２１歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）、世界ランキング１０２位で黄金世代をリードするひとり、このツアーにおいて通算５勝している飛ばし屋の原英莉花（２５歳、１７３㎝、５８㎏）は共にトータル＋１で４７位タイとなっており、残念ながらセカンドＣＵＴの憂き目に遭った。
