sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

ゴルフ米国男子ツアー初日、松山英樹等の様子・・・R2.10.16②

 今日未明からは時差-16時間(サマータイム中、それ以外では-17時間)の米国ネバダ州にある「シャドークリークGC(7527ヤード、パー72)」において米国男子ツアー、「ザ・CJカップ@シャドークリーク」が4日間の日程で開催され、その初日が終わっている。

 

 予選落ちの無い大会で、日本人選手としては世界ランキング20位の松山英樹が出ている。

 

 先週のまさかの予選落ちから気持ちを切り替えられたであろうか!?

 

 上位争いを期待しながら見守りたい。

 

 と言っても、日が替わってから始まる大会なので、ライブ放送を追っていると寝不足になる。

 

 まあ、速報、録画放送で我慢するしかなさそうだなあ。フフッ。

 

        松山や悔いなきプレイ期待して

 

        松山や上位進出期待して

 

        松山や録画で我慢応援し

 

 さて、単独首位に立ったのは世界ランキング10位のティレル・ハットン(イングランド)で、-7まで伸ばしている。

 

 先週は欧州男子ツアーの高額賞金大会、「BMW PGA選手権」で優勝しているから、その勢いのままと言う感じであるが、これで決勝ラウンドまで優勝争い、更に優勝まで行ったら凄い!?

 

        勢いを保ったままのティレルかな

 

        ハットンやスタートダッシュ見せ付けて

 

 2位タイに付けているのは世界ランキング8位のザンダー・シャウフェレ(米国)、世界ランキング121位のラッセル・ヘンリー(米国)で、-6まで伸ばしている。

 

        シャウフェレや実力発揮二位に付け

 

        シャウフェレや実力魅せて二位に付け

 

        ヘンリーや勢いに乗り二位に付け

 

 なお、何時も利用させて貰っている世界ランキング、今年の成績等のYAHOOスポーツナビにおけるデータは1週、時には2週遅れているので、今回は世界ランキングのみを外部のデータから引っ張って来た。

 

 以下、気になった選手について簡単に書き留めておく。

 

 世界ランキング2位のジョン・ラーム(スペイン)は-5で4位タイに付けている。

 

 世界ランキング19位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)、世界ランキング21位のアブラハム・アンサー(メキシコ)は-3で9位タイに付けている。

 

 そして松山英樹、世界ランキング18位のルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)は-2で14位タイに付けている。

 

 松山英樹は4バーディー、2ボギーで、もう少し詳し目に見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、前半では3ホールパーで凌いだ後、第4~6ホールと3連続バーディーを決めて、その後2ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでボギーを叩いて-2まで伸ばした。

 

 後半に入って第11ホールでボギーを叩いたが、第12ホールでバーディーを決めてバウンスバック!

 

 その後はパーで凌いで、トータル-2のまま第2日目へと繋いだ。

 

        松山や初日上位に付けて魅せ

 

        松山やスタートダッシュ上手く行き

 

 世界ランキング6位のコリン・モリカワ(米国)、世界ランキング13位のダニエル・ベルガー(米国)、世界ランキング14位のパトリック・カントレー(米国)は-1で22位タイに付けている。

 

 世界ランキング3位のジャスティン・トーマス(米国)、世界ランキング30位のシェーン・ローリー(アイルランド)はイーブンで32位タイに付けている。

 

 世界ランキング4位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、世界ランキング25位のマーク・リーシュマン(オーストラリア)、世界ランキング28位のゲーリー・ウッドランド(米国)は+1で37位タイに付けている。

 

 世界ランキング11位のブルックス・ケプカ(米国)、世界ランキング24位のジャスティン・ローズ(イングランド)は+2で46位タイと少し出遅れている。

 

 久し振りに見たブルックス・ケプカはえらくごつくなり、何だかブライソン・デシャンボーみたいであった!?

 

 世界ランキング22位のポール・ケイシー(イングランド)、世界ランキング29位のビクトル・ホブラン(ノルウェー9は+3で55位タイと少し出遅れている。

 

 世界ランキング27位のマット・クーチャー(米国)は+4で63位タイと出遅れている。

 

 世界ランキング16位のトミー・フリートウッド(イングランド)は+5で65位タイと出遅れている。

 

 世界ランキング23位のイム・ソンジェ(韓国)は+6で72位タイと出遅れている。

 

 そして世界ランキング12位のマシュー・ウルフ(米国)は+8で単独78位の最下位と出遅れている。

 

 

ゴルフ欧州男子ツアー初日、川村昌弘等の様子・・・R2.10.16①

 昨日の午後から時差-8時間(サマータイム中、それ以外では-9時間)のスコットランドにある「フェアモント・セントアンドリュース(7230ヤード、パー72)」において欧州男子ツアーの新規大会、「スコットランド選手権」が4日間の日程で開催され、その初日が終わっている。

 

 日本人選手としては世界ランキング217位で旅人ゴルファーの川村昌弘が出ている。

 

 ここ暫らく連続して予選を通過し、安定して実力を発揮しているので、今回も上位争いを期待しながら応援したい。

 

 またゴルフ&旅情で人気のブログ、「いま僕はココにいます」が「Vol.97 スコットランド編」に更新されていた。

 

 スコットランドから先週はイングランドに移動しており、今週はそこからまたスコットランドに移動している。

 

 その間、レンタカーの借りっ放しだそうな。

 

 途中、マンチェスターに寄って古い町並みを楽しんだり、アジア料理に舌鼓を打ったりして気分を換え、今週は新しい大会で新しいコースにチャレンジしていると言う。

 

 風が強く、また気温も下がり、さてどんな展開を見せてくれるのか!?

 

        川村や気分を換えてチャレンジし

 

        旅人や旅情楽しみチャレンジし

 

 さて、単独首位に立ったのは世界ランキング248位のエイドリアン・オタエギ(スペイン)で、10バーディーの-10まで伸ばしている。

 

 2位タイに付けているのは世界ランキング51位のマット・ウォリス(イングランド)、世界ランキング406位のブライス・イアストン(南アフリカ)で、-7まで伸ばしている。

 

 マット・ウォリスは1イーグル、5バーディー、ブライス・イアストンは1イーグル、7バーディー、2ボギーであった。

 

 なお、何時も利用させて貰っている世界ランキング、今年の成績等のYAHOOスポーツナビにおけるデータは1週、2週遅れているので、今回は世界ランキングのみを外部のデータから引っ張って来た。

 

 以下、気になった選手について簡単に書き留めておく。

 

 世界ランキング93位のアーロン・ライ(イングランド)は-6で4位タイに付けている。

 

 世界ランキング41位のリー・ウェストウッド(イングランド)は-5で8位タイに付けている。

 

 世界ランキング95位のエディ・ペペレル(イングランド)、世界ランキング124位のポール・ウェアリング(イングランド)、世界ランキング132位のレナト・パラトーレ(イタリア)は-4で16位タイに付けている。

 

 世界ランキング198位のキャラム・ヒルスコットランド)は-2で30位タイに付けている。

 

 世界ランキング185位のマシュー・ジョーダン(イングランド)、世界ランキング195位のウィル・ベスリング(オランダ)は-1で45位タイと少し出遅れている。

 

 世界ランキング188位のセバスティアン・セーデルベリ(スウェーデン)はイーブンで54位タイと出遅れている。

 

 世界ランキング179位のウェイド・オムスビー(オーストラリア)は+1で65位タイと出遅れている。

 

 そして川村昌弘、世界ランキング85位のサム・ホーズフィルド(イングランド)は+2で75位タイと出遅れている。

 

 川村昌弘は3バーディー、5ボギーであったが、もう少し詳し目に見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、前半では第11ホールでボギーを叩いたが、第12ホールでバーディーを決めてバウンスバック!

 

 第15、17ホールとボギーを叩いたが、第18ホールでバーディーを決めて、またバウンスバック!

 

 結局トータル+1と少し落として後半に入り、第2ホールでボギーを叩き、第6ホールでバーディーを決めて取り返したが、第7ホールでボギーを叩いて、結局更に1打落として+2となった。

 

 ちょっと危ないところにいるので、今日これからの奮闘を期待したい。

 

        川村や今日此れからに期待して

 

        川村や此れから飛躍期待して

 

 世界ランキング130位のジャスティン・ハーディング(南アフリカ)は+3で83位タイと出遅れている。

 

 そして世界ランキング147位のミンウー・リー(オーストラリア、女子ゴルフで世界ランキング9位のミンジー・リーの弟)は+4で93位タイと大きく出遅れている。

 

 全体を見渡して、そんなに厚いフィールドではなさそうであるから、余計に川村昌弘の更なる奮闘を期待したくなって来た。

 

 なんて言っても、何があるのか分からないのがゴルフで、だからこそ面白いとも言える!?

 

 まあのんびり期待しながら観ていることにしよう。

今日メジャーリーグで気になった投手達・・・R2.10.15②

 メジャーリーグポストシーズンに入り、今は第3段階のリーグチャンピオンシップシリーズに入っており、アメリカン・リーグではアストロズがレイズと対戦し、4対3と辛勝している。

 

 アストロズにすれば3連敗で崖っぷちでの1勝で、第5戦へと望みを繋いだ。

 

 これが起死回生の1勝となるのか!?

 

 まだまだ楽しみは尽きない?

 

 さて、アストロズの先発投手はサイ・ヤング賞投手の技巧派変人エース、ザック・グリンキー(36歳、188㎝、91㎏)で、6回で93球投げ、5安打(1本塁打)7三振1四球2失点2自責点の力投で勝ちが付いて1勝0敗となり、防御率は3.00となった。

 

 前の試合では時間短縮の為? 投げる球を教え、ホームランを打たれていたが、今日は気合が入っていたのか? 2回ぐらいに視始めたら、既に145㎞/h出ている、なんて解説者に言われていた。

 

 その後も速球の最速は145㎞/hを超えるぐらいであったが、確り抑え、4回に初めてヒットを打たれてホームランを浴びたから2失点!

 

 その後、6回に3本ヒットを打たれたが、無失点で切り抜けているのは流石ではないか!?

 

 参考までに今シーズンまでの3シーズンの成績を見ておくと、2018年シーズンはDバックスのエースで、207回3分の2投げて15勝11敗で、奪三振数が199、防御率が3.21、WHIPが1.08であった。

 

 2019年シーズンは終盤になってアストロズに移籍し、通算で208回3分の2投げて18勝5敗で、奪三振数が187、防御率が2.93、WHIPが0.98と更に好くなっているが、この時アストロズにはジャスティン・バーランダー、ゲリット・コールと、更に凄い投手がいた。

 

 そして2020年シーズンは67回投げて3勝3敗で、奪三振数が67、防御率が4.03、WHIPが1.13となっている。

 

 ともかくジャスティン・バーランダーは故障で出られず、ゲリット・コールが居なくなった今、負っているものは重くなったが、それでもこのチームはここまで来ているから、やはり強いチームであったことが改めて分かって来る。

 

        グリンキー巧く抑えて勝って魅せ

 

        グリンキー気合を入れて勝って魅せ

 

 またレイズの先発投手は才能が漸く結実しつつある100mph(100マイル毎時、約161㎞/h)超投手のタイラー・グラスノー(27歳、203㎝、102㎏)で、6回で96球投げ、8安打(2本塁打)5三振2四球4失点4自責点と打たれて負けが付き、0勝1敗となって、防御率は6.00となった。

 

 ウィキペディアによると、速球の最速は101.4mph(約163.2㎞/h)とあり、確かに速く、161㎞/hを超す速球をバンバン放り込んでおり、実況アナウンサーによると、101mphを超える速球も投げていたようだ。

 

 それなのに、1回から失点していたから、速さだけでは持たないようである。

 

 なんて、メジャーリーグでなくても、今は我が国のプロ野球でも161㎞/h投手の千賀滉大の防御率やWHIPが山本由伸に比べても、いや比べなくても、意外と好くない。

 

 参考までに今シーズンまでの3シーズンの成績を見ておくと、2018年シーズンはパイレーツから途中移籍して、通算で111回3分の2投げて2勝7敗で、奪三振数が136、防御率が4.27、WHIPが1.27と、中々形とはならなかったようだ。

 

 2019年シーズンは内容的にグッと好くなってるが、途中で右前腕を傷め、故障者リストに入ったのであまり投げられず、60回3分の2投げて6勝1敗で、奪三振数が76、防御率が1.78、WHIPが0.89であった。

 

 そして2020年シーズンは57回3分の1投げて5勝1敗で、奪三振数が91、防御率が4.08、WHIPが1.13と、力のある所を示して、ポストシーズンでの重用へと繋がっている。

 

        グラスノースピードアップでも打たれ

 

        グラスノースピードアップでも負けて

ゴルフ国内男子ツアー初日の様子・・・R2.10.15①

 今日の6時45分頃から千葉県野田市にある「紫カントリークラブ すみれコース(7317ヤード、パー70)」において国内男子ツアーのメジャー大会、「日本オープンゴルフ選手権」が4日間の日程で開催され、その初日が終わっている。

 

 本当に久し振りに開催されるなあ、と思えば、いきなりメジャー大会と言う感じである。

 

 実際には1か月と10日ぐらい前に「フジサンケイクラシック」が開催されたが、間が開いて、すっかり忘れていた。

 

 それはまあともかく、プロに転向したばかりで世界ランキング250位の金谷拓実が出ており、世界ランキング113位で飛ばし屋の星野陸也、世界ランキング123位で人気者の石川遼と同じ組で回っているので、ちょっと注目したい。

 

 毎日昼頃からNHKのBSおよび地上波でライブ中継がある予定で、今日の午後もそれなりに楽しませて貰った。 

 

        久々の男子ツアーが面白く

 

        久々の男子ツアーにわくわくし

 

        プロとして金谷活躍期待して

 

 さて、単独首位に立ったのは世界ランキング68位で昨年の賞金王であった今平周吾(28歳、165㎝、65kg)で、5バーディー、1ボギーの-4まで伸ばしている。

 

 今年は米国男子ツアー3試合、欧州男子ツアー1試合を含む6回出場して2回予選落し、ベスト10には国内男子ツアーで2回入っている。

 

 やはり戦い慣れた国内では無類の強さを示している。

 

        今平や国内キング見せ付けて

 

        今平や国内トップ見せ付けて

 

 2位タイに付けているのは世界ランキング1433位でアマチュア桂川有人(22歳、167㎝)、世界ランキング1569位で大ベテランの谷原徹(52歳、169㎝、72㎏)、世界ランキング1973位でアマチュアの河本力(河本結の弟、20歳、183㎝、85㎏)で、-3まで伸ばしている。

 

 桂川有人は6バーディー、3ボギー、谷原徹は4バーディー、1ボギー、河本力は5バーディー、2ボギーであった。

 

 試合数が少ないとは言え、若手、ベテランで世界ランキングのこれだけ低い選手が首位近くに集まっているのはちょっと微妙である。

 

 この後にも注目したい。

 

 以下、気になった選手について書き留めておきたい。

 

 世界ランキング173位の堀川未来夢(27歳、176㎝、84㎏)は-2で5位タイに付けている。

 

 世界ランキング239位の比嘉一貴(25歳、158㎝、70㎏)、世界ランキング340位で大ベテランの藤田寛之(51歳、168㎝、70㎏)は-1で9位タイに付けている。

 

 星野陸也(24歳、186㎝、75㎏)、世界ランキング314位の大槻智治(30歳、172㎝、94㎏)はイーブンで17位タイに付けている。

 

 星野陸也は今年米国男子ツアー1試合を含め4回出場して予選落ちは無く、ベストテンに1回、ベスト20まで広げると3回入っており、実力的には抜け出たものを示している。

 

 世界ランキング216位のゲンちゃんこと時松隆光(27歳、168㎝、75㎏)は+1で34位タイに付けている。

 

 金谷拓実(22歳、172㎝、75㎏)、世界ランキング336位の秋吉翔太(30歳、175㎝、85kg)は+2で48位タイと少し出遅れている。

 

 金谷拓実はどうも調子が上がらないようで、15ホール終えた時点で+4に落ちていたが、第17、18ホールと連続でバーディーを決め、+2まで戻して明日へと繋いだのは流石の勝負強さではないか!?

 

        諦めず明日へ繋ぐ金谷かな

 

        諦めず粘りを魅せる金谷かな

 

 石川遼(29歳、175㎝、70㎏)、世界ランキング292位の浅地洋佑(27歳、169㎝、68㎏)は+3で63位タイと出遅れている。 

 

 世界ランキング350位の岩田寛(39歳、177㎝、74㎏)は+5で90位タイと大きく出遅れている。

 

 この選手も思い出作りのように米国男子ツアーに参加し、国内男子ツアーに戻って、もう大分経ったような気がする。

 

 その時も松山英樹は既に米国男子ツアーで活躍しており、今も活躍しているから、松山英樹が如何に凄いのか!? 改めて感じさせられる。

 

 そして、世界ランキング266位の池田勇太(34歳、176㎝、76㎏)は+9で116位タイと大きく出遅れている。

秋の風・・・R2.10.14②

 一和古読、勿論筆名である。人は元々孤独なものである、と強がりではなく、半ば以上本気で信じている。そう思いたがっていた。

 古読老人はそんな風に気取ったまま年を重ね、家族にまで愛想を尽かされるのが怖くて、自分から逃げた。

『考えてみれば気ままな人生やった・・・。休みの日でも家人や子ども達と交わらず、独り書斎にこもって、作家の真似事ばっかりしていたなあ。でも結局、ひとつもものにならなかった・・・』

 ちょっと悔やみながら、古読老人は煮しめたような薄い毛布に包まって、長く肌寒い秋の夜を遣り過ごしていた。

 

 孤独な夜が過ぎると、それなりに賑やかな朝が来る。

 古読老人は外に出ると、彼方此方に似たようなブルーシートのテントがあり、その中の大きなテントのそばの焚火に何人か似たような老人達が集まっていた。それぞれが自分だけは個性的と自負しているが、外から見れば殆んど同じで、それは欧米人から見た中国人、韓国人と日本人の違いのようなものであった。

 それはまあともかく、その集団の中から、欠けたカップに入った夜明けのコーヒーらしきものを手にしながら、気怠い朝には似合わない、やけに明るく弾む秋山本純の声がして来る。

『嗚呼、のどかやなあ。また秋山老人が朝から得意のオヤジギャグを飛ばしている。それぞれそれなりに色々苦労があったやろうに、皆、そんなものから抜け出たような好い顔をしている。わしが若い頃からあんなに欲しがっていた生活がここにはごく普通にあるんやなあ・・・』

 孤独を好むはずの古読老人は、むしろにこにこしながら、焚火の方に近寄って行った。

 

「やっと起きたんかいな。昨夜も夜更かししとったんやろ!? どや、何かええ話でも書けたんかぁ~?」

 秋山老人も人が悪い。

『どうせ寒いギャグでもちりばめ、下らないオチで締める他愛無い話やろ? きっとそのはずやわぁ~!?』

 なんて思っているくせに、ひとこと言わずにはいられない。

 

 秋山老人も若い頃から創作を趣味とし、羽振りの好い頃は自費出版で作品集を出したことがあるらしい。同じ趣味ならば仲よくすれば好いようなものなのに、男同士はどうしても張り合ってしまう。まあそれだけ、元気が残っていたと言うことであろう。

 

「まあ書くことは書いたんやけど、大したもんは書けんかったわぁ~」

 古読老人はそう言いながら、多少自信無さ気にではあるが、皺くちゃになった原稿用紙の束を差し出した。

『そんな時に限って、本当は自信があるんや、こいつ!? 自身があるからこそ、わざわざ見せに来たくせに、相変わらず屈折した奴や・・・』

 秋山老人は古読老人のそんなところが些か煩わしかったが、然りとて、はっきりそう言ってしまうと、すねて引っ込めてしまう。それに、多少は興味があったし、刺激にもなるので、黙って受け取っておくことにした。

 

「ふぅ~ん? 生まれ変われるものなら、かぁ~!? 確かにね。フフッ。どれどれ、ふむふむ、・・・」

 秋山老人はさっと目を走らせ始め、時々笑い声を上げる。この反応の好さが羨ましい。それに、励みにもなる。だから、古読老人は恥ずかしさを抑え、時折は秋山老人に見せるのであった。

 それに見せておくと、秋山老人も比べて頻度が少ないとは言え、時にはものにした自信作を見せてくれる。表現は置くとして、結構アイディアに斬新なところがあり、その辺りをちょいと拝借すると、作品のボリュームが増すのであった。

 それはまあともかく、読み終えた秋山老人は暫らくの間、何だか考えこんでいる。

『おや、何か変なことでも書いたのかなあ!?』

 古読老人はちょっと不安になって来た。

 

「ところで、主人公の万太は一体海亀に変わったのか? ジンベイザメに変わったのか? どっちやねん!?」

 鋭い突っ込みであった。

「いや、わしは海亀のつもりやけど、あんたがジンベイザメと思ったんやったら、それでもええ。別にどっちでもええねん・・・」

 古読老人はちょっとおろおろしながら答える。

 そこに一陣、秋の風が吹き抜けた。

『そうや! わしの人生はこの秋の風のように、どっちに転んでもええようにころころと変わって来た。本当にどっちでもええんや・・・』

「どっちとも好きなように取れる終わり方が何や文学的やろ?」

 そう言う古読老人の顔が心なしか上を向き、自信のようなものがちらちらと浮かび始めていた。 

 

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

 

 これも15年以上前に、職場の同僚に読んで貰うことを意識して書いたものである。

 昨日アップした「生まれ変われるものなら」に続いて書いたもので、多分この話に書いたような反応を示され、それを受けて書いたように思われる。

 細かいことは忘れたが、当時、大阪城公園のような広い場所にはブルーシートテントが花盛りのように彼方此方に広がっていた。

 毎朝それを環状線を走る通勤電車の窓から眺めながら、多少は羨ましく思っていたのかも知れない。

 子ども達は小さく、家人は専業主婦で子育て、家事等に忙しくしていた。

 私は仕事に行っていることに甘えて、家では書斎にこもって、好きなようにしていたような気がする。

 なんて、それは今も一緒か!?

 その変わらないところが私の好さだろうなあ。フフッ。

 なんて、勝手な自負も変わらないところである。

今週彼方此方で開催されるゴルフツアーが楽しみ!?・・・R2.10.14①

 明日の6時45分頃から千葉県野田市にある「紫カントリークラブ すみれコース(7317ヤード、パー70)」において国内男子ツアーのメジャー大会、「日本オープンゴルフ選手権」が4日間の日程で開催される予定である。

 

 本当に久し振りに開催されるなあ、と思えば、いきなりメジャー大会と言う感じである。

 

 世界ランキング68位の今平周吾、世界ランキング112位の星野陸也、世界ランキング123位の石川遼、世界ランキング173位の堀川未来夢、世界ランキング216位の時松隆光等、お馴染みのメンバーの他、プロに転向した世界ランキング250位の金谷拓実が出る予定である。

 

 毎日昼頃からNHKのBSおよび地上波でライブ中継があるようなので、どんな展開を見せてくれるのか? 楽しみに待ちたい。

 

        久々の男子ツアーを楽しみに

 

        久々の男子ツアーに期待して

 

        転向後金谷活躍期待して

 

 また、明日の午後からは時差-8時間(サマータイム中、それ以外では-9時間)のスコットランドにある「フェアモント・セントアンドリュース(7230ヤード、パー72)」において欧州男子ツアーの新規大会、「スコットランド選手権」が4日間の日程で開催される予定である。

 

 日本人選手としては世界ランキング217位で旅人ゴルファーの川村昌弘が出る予定である。

 

 ここ暫らく安定して実力を発揮しているので、今回も楽しみに待ちたい。

 

 それにゴルフ&旅情で人気のブログ、「今僕はココにいます」の更新にも期待したい。

 

        川村や続く活躍期待して

 

        旅人の続く活躍楽しみに

 

 また、明日の深夜からは時差-16時間(サマータイム中、それ以外では-17時間)の米国ネバダ州にある「シャドークリークGC(7527ヤード、パー72)」において米国男子ツアー、「ザ・CJカップ@シャドークリーク」が4日間の日程で開催される予定である。

 

 日本人選手としては世界ランキング20位の松山英樹が出る予定である。

 

 先週のまさかの予選落ちから気持ちを切り替えられたであろうか!?

 

 多少不安ながら、楽しみに待ちたい。

 

        松山や上位争い期待して

 

        松山やスタートダッシュ期待して

 

 それから明後日7時50分頃から千葉県千葉市にある「東急セブンハンドレッドクラブ(6659ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「富士急レディース」が3日間の日程で開催される予定である。

 

 黄金世代(1998年度生まれ)、プラチナ世代(2000年度生まれ)、その間の谷間世代? 自称ダイヤモンド世代?(1999年度生まれ)、新世紀世代(2001年度生まれ)等の若手有望選手、そこに絡む実力派中堅およびベテラン選手、実力派外国人選手でどんな展開を見せてくれるのか? 楽しみに待ちたい。

 

 CS、BS、地上波によるテレビ放送、それにネットテレビのAbemaTVでも放送される予定である。

 

 ただ、残念なことに最終日の優勝が決まりそうなところだけは何れでもライブ中継が無く、編集してから録画放送されるようである。

 

 相変わらず慎重なこと!?

 

        出来るならライブが視たいゴルフかな

 

        どうせならライブが視たいゴルフかな

生まれ変われるものなら・・・R2.10.13②

 一部の動物に付いて、産まれて最初に目にしたものを親だと思い込み、その後を付いて行くと言うことはよく耳にすることである。

 それとよく似たこととして、死ぬ間際に見たり、聞いたりしたことがその後の人生?(いや、霊性か?)に関係することも、知っている人にはよく知られていることらしい。

 

        死ぬ間際目にしたことが焼き付いて

        次の命に宿るものかも

 

 海野万太はそんな魂の乗り移りに付いて強い興味を持っていて、死病に取り付かれ、余命が半年と宣告されたとき、妻の華麗を伴って、沖縄県久米島に移り住んだ。

 テレビで視た、人気(ひとけ)の少なそうで綺麗な海が甚く気に入ったのである。それに、小さな頃から名前として馴染んで来た万太からの連想でマンタにも憧れていた。

 学校を出てそれなりの職業に就き、ある程度満足出来るだけの収入も得た。中国人にせよ、主な取引先のある中国で若くて綺麗な妻も得た。振り返ってみれば、我が人生に大した不満はないのであるが、今一自由は無かったような気もする。

 いや、別に誰かから制限を受けていたわけではない。自由を謳歌する勇気が出なかったのである。だから、次はせめて母なる海の懐に抱かれて、マンタのように悠然と泳ぎ回ってみたかった。

『それには何時も観ている海遊館の水槽では困るんやぁ~。狭苦しいし、ジンベイザメマンボウなど、気の合わない奴らが一杯いるから・・・』

 勿論、勝手な思い込みかも知れないが、万太は思い入れたっぷりにじっくりと観た感じから、きっとそうだと信じているのである。

 そう言うわけで、万太は華麗と共に終(ついえ)の住処を久米島に求めてやって来た。

 

 時間の流れるのは早いものである。華麗と一緒に綺麗な海を眺め、美味しいものを食べて、好い空気を吸っている内に、半年があっと言う間に過ぎた。

 そしていよいよ駄目かと思われたとき、万太は華麗に、途切れ途切れの弱々しい声で、

「た、頼む。わしを約束していた場所に連れて行っておくれ! お、お迎えが、とうとうやって来たようや・・・」

 その声を聴き、華麗はおろおろしながらも、わざわざ遠く中国まで自分を迎えに来てくれた最愛の夫である万太の最後の頼みであるから、とばかりに気力を振り絞ってモーターボートを手配した。そして予め考えてあった約束のポイントまで行ってもらうことにした。

 

        約束の碧(みどり)の海に戯れる

        マンタと共に泳ぎたいかも

 

 約束の海は穏やかであった。若い頃から日中を行き来して忙しかった万太の生活からは考えられないぐらい静かで充実していた。

『二十歳そこそこのときに中国から連れて来た華麗も、若い若いと思っている内にもう50になる。この先日本で暮らして行くのは大変やろうから、何処へ行っても好い、と言ってある。財産もそれなりには遺してある。もう思い残すことはない。それに、あんまり華麗の心配ばかりしていると、華麗に乗り移ってしまうから、それでは重過ぎて可哀想や・・・』

 最期にまでそんな寒い駄洒落を考えてしまう自分が哀しく、頭を強く振り払ったら、急激に意識がぼやけて来た。

「い、ま、や! ・・・」

 気持ちの強さはともかく、弱々しい万太の声を漸く聴き取った華麗は、ちょうど辺りに数匹のマンタが泳いで来たことを知り、その内の何れかに乗り移れば好いかと素早く決断した。そして自分達が万太の目に入らないようにと思い、案内人兼操縦士の鮫田心に目配せし、ボートの反対側に寄った。

 それがいけなかったようである。ボートは思っていたよりも小さく、軽かった所為で、大きく傾(かし)いでしまったのだ。そして万太の視線も大きく逸れて、そこでこと切れた・・・。

 

 それから暫らくして、華麗は海岸の方から夜毎、海亀が哀し気に咆哮する声が聞こえて来るような気がしてならない。

『嗚呼、今日も産卵にやって来たのね。でも、もしかしたらボートが大きく傾いだあのとき、あの人の視線の先には海亀がいたのかも知れない・・・』

 そう思うと、中々久米島を離れられなかった。

 

 その頃、海遊館の何階分もを貫いた巨大な水槽の中では、お互いに仲の悪かったはずのジンベイザメがマンタやマンボウ、それに海亀達に目配せし、見物客が何処からでも見えるようにと、彼方此方に分かれて悠然と泳ぎ始めた。

 

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

 

 これもさっきアップした「ニートパソコン」と同じ頃、つまり15年ぐらい前に書いた与太話である。

 その頃どうも霊、脳、AI、ロボット等のことが頭に浮かんで来て、創作にもそれを取り入れたくなっていたようである。