先週も世界中の彼方此方で世界ランキングの変動に関係ありそうな男女ゴルフツアーが開催された。
今回は男子ツアーに付いて見ておく。
先ずは国内ツアーからであるが、6月20日(木)の朝から栃木県にある「西那須カントリー倶楽部(7036ヤード、パー72)」において選手会開催による国内男子ツアー、「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると、賞金総額は5000万円、優勝賞金は1000万円となり、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に53位タイまでに入っていた65名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
国内の男子ツアーは選手会
主催で開き熱くなるかも
なおライブ中継に付いてはインターネットテレビのABEMAにより4日間に亘って配信されていた。
さて、ピンマイクを付けて配信しながら見事優勝したのは世界ランキング226位の石川遼(32歳、175㎝、75㎏)で、トータル-21まで伸ばした。
なおこれがこのツアーにおいて通算19勝目となり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは188位まで上がっている。
石川遼マイクを付けてハッスルし
優勝までし流石なのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング672位の金子駆大(コウタ、21歳、177㎝、83㎏)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは525位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング719位のH・W・リュー(リュ・ヒョヌ、韓国、42歳、174㎝、78㎏)、世界ランキング1042位の田中裕基(ユウキ、21歳、171㎝)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはH・W・リューが631位まで上がり、田中裕基が830位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング772位でゲンちゃんこと(30歳、169㎝、75㎏)、世界ランキング829位の宇喜多飛翔(ツバサ、23歳、177㎝、83㎏)、世界ランキング876位の西山大広(タイコウ、26歳、165㎝、75㎏)、世界ランキング1825位の下家(シモケ)秀琉(スグル、22歳、180㎝、85㎏)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは時松隆光が716位まで上がり、宇喜多飛翔が746位まで上がり、西山大広が799位まで上がり、下家秀琉が1307位まで上がっている。
それからこのツアーの下部に当るABEMAツアーは残念ながらオープンウイークとなっていた。
次に海外のツアーに付いて見ておくと、6月20日(木)の朝から韓国・忠清南道(チュンチョンナムド)にある「ウージョンヒルズ・カントリークラブ(7326ヤード、パー72)」においてアジアンツアーと韓国男子ツアーが共催する、「コロン韓国オープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は14億ウォンとなっており、1ウォンを約0・115円とすれば、これは約1億6100万円であった。
なお日本人選手としては、世界ランキング222位で飛ばし屋の幡地隆寛(30歳、188㎝、98㎏)、世界ランキング267位の今平周吾(31歳、165㎝、67㎏)、世界ランキング336位の比嘉一貴(29歳、158㎝、70㎏)、世界ランキング342位の小木曽喬(27歳、178㎝、72㎏)が出場して、嬉しいことに4人共予選を通過していた。
このツアーからも全英オープンへの道が開けているようであるから、それもモチベーションとなったのであろうか!?
なお全体では、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に54位タイまでに入っていた67名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
アジアンも全英までの道開き
其れもやる気を引き出すのかも
さて優勝したのは世界ランキング419位のキム・ミンギュ(韓国、23歳、175㎝、78㎏)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは237位まで上がっている。
キムミンギュアジアンツアー優勝し
欧州ツアー繋がるのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング247位のソン・ヨンハン(宋永漢、韓国、32歳、179㎝、71㎏)で、トータル-8まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは210位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング249位のヤン・ユビン(韓国、22歳)、世界ランキング404位のカン・キュンナム(韓国、41歳、177㎝、70㎏)でトータル-7まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはヤン・ユビンが220位まで上がり、カン・キュンナムが353位まで上がっている。
単独5位に入ったのは世界ランキング450位のミゲル・タブエナ(フィリピン、29歳、168㎝、66㎏)で、トータル-6まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは400位まで上がっている。
そして小木曽喬はトータル+2で20位タイに入り、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは335位まで上がっている。
幡地隆寛と今平周吾は共にトータル+5で34位タイに入り、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは幡地隆寛が229位まで下がり、今平周吾が274位まで下がっている。
比嘉一貴はトータル+6で40位タイに入り、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは340位まで下がっている。
また6月20日の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のオランダにある「ザ・インターナショナル(6914ヤード、パー71)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「オランダ・オープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は250万ドルとなっており、1ドルを約160円とすれば、これは約4億円であった。
優勝賞金は約39.65万ユーロとなり、1ユーロを約171.1円とすれば、これは約6784万円であった。
なお日本人選手としては世界ランキング109位で海外ツアーにも積極的に挑戦して成果を見せ、体調不良から復調し始めている飛ばし屋の星野陸也(28歳、186㎝、80㎏)、世界ランキング118位で海外ツアーにも積極的に挑戦している金谷拓実(26歳、172㎝、75㎏)、世界ランキング168位で海外ツアーにも積極的に挑戦している桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)、世界ランキング314位でこのツアーを長く主戦場とし、旅人ゴルファーと呼ばれる川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)が出場して、星野陸也が予選を通過した。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に63位タイまでに入っていた74名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
そして川村昌弘はゴルフ、旅、交友関係等に付いて綴られた人気のコラム、「いま僕はココにいます」を「Vol.192 オランダ篇」に更新しており、旅程、ゴルフ場、ゴルフ仲間等に付いて興味深く綴っていた。
欧州の男子ツアーも日本人
複数が出て期待膨らみ
川村や旅やゴルフを楽しんで
様子コラムで窺えるかも
さて首位タイとなり、プレーオフを制して優勝したのは世界ランキング198位のグイド・ミリオッツィ(イタリア、27歳、180㎝)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは122位まで上がっている。
ミリオッツィプレイオフに勝ち力魅せ
ランク確り上げられたかも
首位タイとなり、プレーオフで負けて2位タイにとなったのは世界ランキング472位のジョセフ・ディーン(イングランド、30歳)、世界ランキング532位のマルクス・キンフルト(スウェーデン、27歳、183㎝、67㎏)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはジョセフ・ディーンが264位まで上がり、マルクス・キンフルトが327位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング96位のラスムス・ホイガールト(デンマーク、23歳、188㎝)、世界ランキング409位のアンドレア・パバン(イタリア、35歳、188㎝、84㎏)で、トータル-10まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはラスムス・ホイガールトが93位まで上がり、アンドレア・パバンが316位まで上がっている。
そして星野陸也はトータル-7で10位タイとなり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは103位まで上がっている。
予選落ちした選手の世界ランキングに付いては金谷拓実が120位まで下がり、桂川有人が175位まで下がり、川村昌弘が332位まで下がっている。
また6月20日(木)の21時頃から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・オクラホマ州にある「ジミー・オースチンOUゴルフクラブ(7487ヤード、パー72)」において米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアー、「コンプライアンス・ソリューソンズ・チャンピオンシップ」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は100万ドル、優勝賞金が18万ドルとなり、1ドルを約160円とすれば、これはそれぞれ約1億6000万円、約2880万円であった。
日本人選手としては世界ランキング289位で昨年はこのツアーを主戦場としていた大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)が出場していたが、残念ながら予選CUTの憂き目に遭っていた。
全体では70名の選手が決勝ラウンドへと進出していた。
さて優勝したのは世界ランキング470位のジョン・パク(米国、25歳)で、トータル-23まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは203位まで上がっている。
米国は下部のツアーもレベル高
勝てばランクが爆上がりかも
単独2位に入ったのは世界ランキング291位のジャクソン・スーバー(米国、27歳)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは199位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング158位のスティーブン・フィスク(米国、25歳)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは138位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング146位のハリー・ヒッグス(米国、32歳、188㎝、107㎏)、世界ランキング455位のデービス・シュル(米国、25歳)、世界ランキング560位のポール・ピーターソン(米国、35歳)、世界ランキング644位のベント・グラント(米国、28歳、178㎝、75㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはハリー・ヒッグスが136位まで上がり、デービス・シュルが374位まで上がり、ポール・ピーターソンが472位まで上がり、ベント・グラントが521位まで上がっている。
また6月20日(木)の20時05分頃から時差-13時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-14時間)の米国・コネチカット州にある「TPCリバー・ハイランズ(6835ヤード、パー70)」において、米国男子ツアーのシグニチャーイベント(昇格大会)、「トラベラーズ選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は2000万ドル、優勝賞金が360万ドルとなり、1ドルを約160円とすればそれぞれ約32億円、約5億7600万円であった。
なお選ばれし者の大会で、予選CUTはなかった。
日本人選手としては世界ランキング12位で自他共に日本のエースと認めるマスターズチャンピオンの松山英樹(32歳、180㎝、90㎏)が出場していた。
調子が上がって来てパリ五輪への出場に前向きであったり、電子ゲームとの融合を取り入れた新たな企画に参加を表明したり、前向きな姿勢が見えたので、先週も大いに楽しませて貰った。
なおライブ放送であるが、全国的に視られるテレビではCS放送のゴルフネットワークにより4日間に亘って放送され、土日にはBSーJapanextが加わった。
松山や肩の荷物が下りたのか
前向きな面見えて来たかも
さて首位タイとなり、プレーオフを1ホール目で制して見事逆転優勝したのは世界ランキング1位のスコッティー・シェフラー(米国、28歳、191㎝、91㎏)で、最終日5バーディーの-5、トータル-22まで伸ばした。
なおこれがこのツアーにおいて今季6勝目、通算12勝目となり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは1位を維持している。
今季はシグニチャーイベントだけでも4勝目となり、他の2試合もメジャー大会を含めて高額賞金大会なので、賞金総額が凄まじいことになっている。
シェフラーや高額試合勝ち重ね
総額えらく跳ね上がるかも
首位タイとなって、プレーオフで負けた結果、単独2位となったのは世界ランキング26位のトム・キム(本名キム・ジュヒョン、韓国、22歳、183㎝)で、トータル-22まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは16位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング64位のトム・ホウグ(米国、35歳、185㎝、79㎏)、世界ランキング34位のイム・ソンジェ(韓国、26歳、183㎝、90㎏)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはイム・ソンジェが28位まで上がり、トム・ホウグが47位まで上がっている。
そして松山英樹はトータル-12で23位タイとなり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは13位まで下がっている。
それから残念ながらサンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)はオープンウイークとなっており、オーストラリア男子ツアーはオフに入っている。
次に今週のゴルフの世界ランキングにおける男子日本人選手の変動に付いて触れておく。
先ず日本人の中で1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
13位 ↓ 1 松山英樹(32歳、180㎝、90㎏)
79位 ↑ 4 中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)
92位 ↑ 1 久常涼(21歳、175㎝、75㎏)
103位 ↑ 6 星野陸也(28歳、186㎝、80㎏)
120位 ↓ 2 金谷拓実(26歳、172㎝、75㎏)
160位 ↓ 1 蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、77㎏)
175位 ↓ 7 桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)
188位 ↑38 石川遼(32歳、175㎝、75㎏)
217位 ↓ 1 杉浦悠太(22歳、172㎝、74㎏)
229位 ↓ 7 幡地隆寛(30歳、188㎝、98㎏)
274位 ↓ 7 今平周吾(31歳、165㎝、67㎏)
288位 ↓ 4 木下稜介(32歳、174㎝、75㎏)
289位 ↓ 3 平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)
294位 ↓ 5 大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)
311位 ↓12 岩田寛(43歳、178㎝、74㎏)
332位 ↓18 川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)
335位 ↑ 7 小木曽喬(タカシ、27歳、178㎝、72㎏)
336位 ↓ 6 稲森佑貴(29歳、169㎝、68㎏)
340位 ↓ 4 比嘉一貴(29歳、158㎝、70㎏)
344位 ↑ 4 米澤蓮(24歳、174㎝、80㎏)
先週は国内も含めて彼方此方で開催され、その幾つかに日本人選手が出場して奮闘していたので、石川遼のようなまあまあ大きな変動もあり、それは以下でも変わらない。
その中から取り敢えず1100位までの範囲で20位以上上がった選手に付いて見ておこう。
国内男子ツアーにおいて単独2位に入った金子駆大(コウタ、21歳、177㎝、83㎏)は147位も上がって525位に、国内男子ツアーにおいて9位タイに入った勝俣陵(リョウ、28歳、174㎝、73㎏)は26位上がって679位に、国内男子ツアーにおいて5位タイに入ったゲンちゃんこと時松隆光(30歳、169㎝、75㎏)は56位上がって716位に、国内男子ツアーにおいて5位タイに入った宇喜多飛翔(ツバサ、23歳、177㎝、83㎏)は83位上がって746位に、国内男子ツアーにおいて15位タイに入った宮里優作(44歳、170㎝、70㎏)は22位上がって748位になっている。
また国内男子ツアーにおいて5位タイに入った西山大広(タイコウ、26歳、165㎝、75㎏)は77位上がって799位に、国内男子ツアーにおいて3位タイに入った田中裕基(ユウキ、21歳、171㎝)は212位も上がって830位に、国内男子ツアーにおいて9位タイに入った飛ばし屋の大岩龍一(26歳、182㎝、92㎏)は45位上がって879位に、国内男子ツアーにおいて9位タイに入った野呂涼(26歳、163㎝、66㎏)は91位上がって954位に、国内男子ツアーにおいて9位タイに入った砂川公佑(コウスケ、26歳、166㎝、74㎏)は147位も上がって1089位になっている。
今回は以下にもまだまだ大きな変動のあった選手がおり、たとえば国内男子ツアーにおいて5位タイに入った下家秀琉(スグル、22歳、180㎝、85㎏)は518位も上がって1307位に、国内男子ツアーにおいて15位タイに入った半田匠佳(タクヨシ、28歳、177㎝、83㎏)は265位も上がって1553位に、国内男子ツアーにおいて9位タイに入った河野祐輝(ユウキ、36歳、171㎝、75㎏)は497位も上がって1562位になっている。
要するに、国内の男子選手はそれだけ機会に恵まれず、機会があれば大きく浮上し得ると言うことであろうか!?