年が改まって半月ほど経ち、寒い日が続いている。
特に今夜から明朝に掛けて急激に冷えるようで、私が住む奈良県でも最低気温は氷点下になる模様である。
そして明後日から週末に掛けては天気予報に傘マークが並びがちになる。
ただ心配しなくても、国内ではまだ世界ランキングの変動に関係しそうな目ぼしいゴルフツアーが開催されることはない。
それに世界は広く、北半球でも天候、気温等、ゴルフツアーを開催するのに支障が無さそうなところもある。
また南半球は北半球と季節が逆になっているので、ゴルフツアーの開催に支障がないところも多い。
そんなわけで、先週も世界ランキングの変動に関係しそうなゴルフツアーが幾つか開催されたので、先ずその様子に付いて簡単に触れておきたい。
先ず男子に付いては1月11日(木)の朝から時差+2時間のオーストラリア・メルボルンにある「ヘリテージ・ゴルフ&カントリークラブ(7200ヤード、パー72)」においてオーストラリア男子ツアー、「ヘリテージ・クラシック」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は20万ドルとなっており、1オーストラリアドルを約96.9円とすれば、約1940万円であった。
なお日本人選手は出場していなかった。
さて優勝したのは世界ランキング1199位(先週時点。以下、特に断らない限り同様)のマシュー・グリフィン(オーストラリア、40歳、176㎝、76㎏)で、トータル-24まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは924位まで上がっている。
グリフィンや独走勝ちで力魅せ
ランクもグンと上げられたかも
2位タイに入ったのは世界ランキング1243位のジャック・カーター(オーストラリア、30歳)、世界ランキング1746位でアマチュアのクイントン・クロッカー(オーストラリア、21歳)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはジャック・カーターが1034位まで上がり、クイントン・クロッカーが1339位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング657位のケビン・ユアン(オーストラリア、26歳、180㎝、64㎏)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは639位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング341位のデービッド・ミクルジー(オーストラリア、27歳)、世界ランキング1593位のジチュア・グリーア(オーストラリア、22歳)で、トータル-15まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはデービッド・ミクルジーが341位まで上がり、ジチュア・グリーアが1411位まで上がっている。
また、1月11日(木)の昼頃から時差-5時間のアラブ首長国連邦ドバイにある「ドバイ・クリークリゾート(7059ヤード、パー71)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)の新設大会、「ドバイ招待」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は250万ドルとなり、1ドルを約145円とすれば、約3億6300万円であった。
また優勝賞金は約38.72万ユーロとなり、1ユーロを約159.5ユーロとすれば、これは約6176万円であった。
なお日本人選手は出場していなかった。
さて優勝したのは世界ランキング15位のトミー・フリートウッド(イングランド、32歳、76㎏)で、トータル-19と伸ばした。
なおこれがこのツアーにおいて通算7勝目となり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは11位まで上がっている。
強さ魅せフリートウッド七勝目
米欧股に健闘を魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング2位のロリー・マキロイ(北アイルランド、34歳、178㎝、73㎏)、世界ランキング81位のスリストン・ロウレンス(南アフリカ、27歳、180㎝、97㎏)、で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはロリー・マキロイが2位を維持し、スリストン・ロウレンスが67位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング73位のジョーダン・スミス(イングランド、31歳、178㎝、76㎏)で、トータル-16と伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは71位まで上がっている。
単独5位に入ったのは世界ランキング256位のフランチェスコ・モリナリ(イタリア、41歳、173㎝、72㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは206位まで上がっている。
また、1月12日(金)の2時10分頃から時差-19時間の米国ハワイ州にある「ワイアラエ・カントリークラブ(7044ヤード、パー72)」において米国男子ツアー、「ソニー・オープン・イン・ハワイ」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は830万ドル、優勝賞金が149.4万ドルとなり、1ドルを約145.2円とすれば、それぞれ約12億0520万円、約2億1690万円であった。
日本人選手としては世界ランキング50位で自他共に日本のエースと認める松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)、世界ランキング74位でDPワールドにおける優勝を含めた活躍によってここまで駆け上がって来た新鋭の久常涼(21歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング111位で元アマチュア世界ランキング1位に君臨し、アマチュア時代に国内男子ツアーにおいて2勝している蝉川泰果(タイガ、22歳、175㎝、77㎏)、世界ランキング114位で海外ツアーへの本格参戦を目指している金谷拓実(25歳、172㎝、75㎏)、世界ランキング250位の平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)、世界ランキング278位で学生時代にフィリピンでのゴルフ留学を経験し、昨季は米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアーを主戦場としていた桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)、世界ランキング335位の岩﨑亜久竜(アグリ、26歳、181㎝、86㎏)、世界ランキング1408位でアマチュアの中野麟太郎(20歳、184㎝、84㎏)が出場しており、松山英樹、久常涼、蝉川泰果、桂川有人が予選を通過していた。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に65位タイまでに入っていた82名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継であるが、テレビではCS放送のゴルフネットワークで4日間に亘って放送され、インターネットの動画配信サイトではUーNEXTで4日間に亘って配信されていた。
さて首位タイとなり、プレーオフを制して見事優勝したのは世界ランキング132位のグレイソン・マレー(米国、30歳、183㎝、75㎏)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこれがこのツアーでは通算2勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは46位まで上がっている。
グレイソン首位を維持してプレーオフ
確り制し勝ち切ったかも
首位タイとなり、プレーオフで負けて2位タイとなったのは世界ランキング16位のキーガン・ブラッドリー(米国、27歳、191㎝、86㎏)、世界ランキング52位のアン・ビョンフン(韓国、32歳、188㎝、109㎏)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはキーガン・ブラッドリーが16位を維持し、アン・ビョンフンが39位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング27位のラッセル・ヘンリー(米国、34歳、183㎝、82㎏)、世界ランキング185位のカール・ユアン(中国、26歳、178㎝、88㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはラッセル・ヘンリーが22位まで上がり、カール・ユアンが135位まで上がっている。
そして松山英樹、久常涼、蝉川泰果は3人共トータル-9まで伸ばして30位タイに入り、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは松山英樹が52位まで下がり、久常涼が75位まで下がり、蝉川泰果が110位まで上がっている。
桂川有人はトータル-1と少し伸ばしながらも74位タイとなり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは294位まで下がっている。
また1月14日(日)の夜から時差-14時間のバハマにある「サンダルス・エメラルド・ベイ・ゴルフクラブ(7027ヤード、パー72)」において米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアーの初戦、「ザ・バハマス・グレート・エクスーマ・クラシックatサンダルス・エメラルド・ベイ」が4日間の日程で開催され、今、進行中であるが、日没サスペンデッドが続いて予定が大分ずれている。
公式サイトによると賞金総額は100万ドルで、昨年実績の優勝賞金が18万ドルであるから、それぞれ約1億4500万円、約2610万円となる。
日本人選手としては世界ランキング338位で米国男子ツアーのシード権復活を目指す小平智(34歳、172㎝、70㎏)が出場しているが、初日から2ラウンドに亘る予選ラウンド終了時にトータルイーブンと伸ばせず、残念ながらCUTの憂き目に遭いそうである。
それから、国内男子ツアー、その下部に当たるABEMAツアー、アジアンツアーはシーズンオフで、サンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)はオープンウイークであった。
次に女子に付いては1月13日(土)から時差+2時間のオーストラリア・メルボルンにある「ラトロブ・ゴルフクラブ」においてオーストラリア女子ツアー(WPGAツアー、ALPGツアー等と称される)、「WPGAメルボルン・インターナショナル」が2日間の日程で開催されたようであるが、残念ながら結果は調べらなかった。
公式サイトによると賞金総額は5万ドルとなり、これは約485万円であった。
日本人選手としては世界ランキング925位で黄金世代の杉原彩花(25歳、175㎝)、新世紀世代の水野円琳(マリン、22歳、160㎝)がエントリーしていた。
それから韓国女子ツアー(KLPGAツアー)、国内女子ツアー、その下部に当たるステップアップツアー、欧州女子ツアー、その下部に当たるLETアクセスシリーズ、米国女子ツアー、その下部に当たるエプソンツアーはシーズンオフであった。
それから今回も、ゴルフの世界ランキングにおける日本人選手の変動に付いて触れておく。
先ず男子の世界ランキングが日本人の中で1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
52位 ↓ 2 松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)
75位 ↓ 1 久常涼(21歳、175㎝、75㎏)
92位 ↓ 3 中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)
94位 ↓ 4 星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)
110位 ↑ 1 蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、77㎏)
117位 ↓ 3 金谷拓実(25歳、172㎝、75㎏)
181位 ↓ 1 石川遼(32歳、175㎝、75㎏)
185位 ↓ 3 稲森佑貴(29歳、169㎝、68㎏)
200位 ↓ 5 今平周吾(31歳、165㎝、67㎏)
224位 ↓ 4 大槻智春(33歳、172㎝、94㎏)
230位 ↑ 1 比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)
244位 ー 谷原秀人(45歳、178㎝、80㎏)
254位 ↓ 4 平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)
261位 ー 永野竜太郎(35歳、181㎝、85㎏)
263位 ↓ 3 堀川未来夢(ミクム、31歳、176㎝、84㎏)
272位 ↓ 3 岩田寛(42歳、178㎝、74㎏)
293位 ↑ 3 鍋谷太一(27歳、177㎝、72㎏)
294位 ↓16 桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)
335位 ↓ 1 川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)
336位 ↓ 1 岩﨑亜久竜(アグリ、26歳、181㎝、86㎏)
続いて以下、1500位までの範囲で5位以上上がった選手に付いて見ておく。
新鋭の前田光史朗(23歳、173㎝、60㎏)は6位上がって653位に、飛ばし屋の小斉平優和(25歳、180㎝、85㎏)は5位上がって870位に、伊藤有志(29歳、167㎝、65㎏)は6位上がって1085位に、伊藤誠道(マサミチ、28歳、168㎝、78㎏)は7位上がって1211位に、重永亜斗夢(35歳、172㎝、60㎏)は15位上がって1221位になっている。
また海老根文博(48歳、177㎝、75㎏)は6位上がって1310位に、阿部裕樹(34歳、167㎝、66㎏)は6位上がって1310位に、徳元中(アタル、28歳、167㎝、62㎏)は11位上がって1312位に、矢野東(46歳、176㎝、73㎏)は5位上がって1324位に、片岡大育(ダイスケ、35歳、167㎝、71㎏)は5位上がって1472位になっている。
次に女子の世界ランキングが日本人の中で1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
17位 ― 畑岡奈紗(24歳、158㎝)
20位 ↓ 1 山下美夢有(22歳、150㎝、52㎏)
25位 ↓ 1 古江彩佳(23歳、153㎝、54㎏)
27位 ― 笹生優花(22歳、166㎝、63㎏)
34位 ↑ 1 岩井明愛(アキエ、21歳、161㎝、59㎏)
44位 ― 西郷真央(22歳、158㎝、57㎏)
49位 ー 櫻井心那(ココナ、19歳、166㎝、62㎏)
61位 ↑ 1 岩井千怜(チサト、21歳、162㎝、59㎏)
65位 ― 小祝さくら(25歳、158㎝、58㎏)
68位 ー 神谷そら(20歳、167㎝、60㎏、95期生)
69位 ー 西村優菜(23歳、150㎝未満 50㎏)
70位 ― 吉田優利(23歳、158㎝、58㎏)
74位 ↓ 1 稲見萌寧(モネ、24歳、166㎝、58㎏)
75位 ↓ 1 菅沼菜々(23歳、158㎝)
79位 ― 鈴木愛(アイ、29歳、155㎝)
82位 ― 勝みなみ (25歳、157㎝、57㎏)
88位 ― 上田桃子(37歳、161㎝、54㎏)
92位 ↑ 3 原英莉花(24歳、173㎝、58㎏)
93位 ↑ 1 青木瀬令奈(30歳、153㎝、50㎏)
95位 ↓ 2 菊地絵理香(35歳、157㎝、52㎏)
続いて以下、1100位までの範囲で5位以上上がった選手に付いて見ておく。
95期生の小林光希(ミツキ、21歳、161㎝)は7位上がって355位に、小林夢香(20歳、167㎝、64㎏)は5位上が手t427位に、アマチュアの中島月葉(16歳、168㎝)は5位上がって743位に、95期生の藤井未羽(19歳、155㎝、52㎏)は7位上がって794位に、但馬友(26歳、156㎝、60㎏)は5位上がって956位になっている。
またアマチュアの橋本美月(21歳、159㎝)は6位上がって1018位に、小川陽子(34歳、161㎝、57㎏)は5位上がって1065位に、95期生の小暮千広(20歳、160㎝、59㎏)は5位上がって1079位に、アマチュアの藤本愛菜(16歳、160㎝)は10位上がって1082位に、岡村優(26歳、167㎝、62㎏)は5位上がって1088位になっている。
それから今週開催予定で、世界ランキングの変動に大きく関係しそうなツアーとしては、先ず男子に付いて見ておくと、先週と同様にオーストラリア男子ツアー、DPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、米国男子ツアー、米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアーがある。
なお国内男子ツアー、その下部に当たるABEMAツアー、アジアンツアーはシーズンオフで、サンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)はオープンウイークとなっている。
次に女子に付いてはオーストラリア女子ツアー(WPGAツアー、ALPGツアー等と称される)、米国女子ツアーが開催される予定である。
なお韓国女子ツアー(KLPGAツアー)、国内女子ツアー、その下部に当たるステップアップツアー、欧州女子ツアー、その下部に当たるLETアクセスシリーズ、米国女子ツアーの下部に当たるエプソンツアーはシーズンオフとなっている。