先週も世界中の彼方此方で世界ランキングの変動に関係ありそうな男女ゴルフツアーが開催された。
今回は男子ツアーに付いて見ておこう。
先ずは国内ツアーからであるが、5月29日(水)の朝から埼玉県にある「太平洋クラブ・江南コース(7224ヤード、パー72)」において国内男子ツアーの下部に当たるABEMAツアー、「太平洋クラブチャレンジトーナメント」が3日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は1500万円、優勝賞金は270万円となり、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に55位タイまでに入っていた71名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継に付いては、インターネットの動画配信サイトABEMAにより3日間に亘ってたっぷりと配信されていた。
国内の男子の下部はABEMAにて
たっぷりライブ楽しめたかも
さて、見事このツアーにおける初優勝を果たしたのは世界ランキング1976位(先週時点。以下、特に断らない限り同様)の北村晃一(39歳、172㎝、70㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは1103位まで上がっている。
北村や長い奮闘結果勝ち
此れからの道開けるのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング1037位で新鋭の吉本翔雄(ショウタ、23歳、167㎝、67㎏)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは858位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング1786位で新鋭の植木祥多(ショウタ、24歳、173㎝、76㎏)、世界ランキング2431位で新鋭の鳥海(トリウミ)颯汰(ソウタ、23歳、171㎝、83㎏)、世界ランキング3351位でアマチュアの福住修(シュウ、21歳、168㎝)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは植木祥多が1462位まで上がり、鳥海颯汰が1683位まで上がり、福住修が1820位まで上がっている。
それから国内男子ツアーは残念ながらオープンウイークとなっている。
次に海外のツアーに付いて見ておくと、5月30日(木)の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のドイツ・ハンブルグにある「グリーンイーグル・ゴルフコース(7882ヤード、パー73)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「ヨーロピアン・オープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は250万ドルとなり、1ドルを約156円とすれば、これは約3億9000万円であった。
また優勝賞金は約39.3万ユーロとなり、1ユーロを約170円とすれば、これは約6680万円であった。
日本人選手としては世界ランキング84位で学生時代はアマチュア世界ランキング1位に君臨し、既にこのツアーにおいて優勝している中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)、世界ランキング173位で積極的に海外ツアーに参戦し、既にこのツアーにおいて優勝している桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)、世界ランキング300位で長期に亘ってこのツアーのシード権を保持している旅人ゴルファーの川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)が出場しており、嬉しいことに3人共予選を通過した。
なお全体では前半2ラウンドに亘る予選ラウンド終了時に59位タイまでに入っていた70名の選手が後半2ラウンドに亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから川村昌弘がゴルフ、旅情、交友関係等に付いて綴る人気のコラム、「いま僕はココにいます」が「Vol.190 ドイツ編」に更新されていた。
レンタカーでの移動、ゴルフ場、食事等に付いて写真を添え、興味深く綴られていた。
川村やドイツでの旅楽しんで
コラム更新楽しめたかも
さて単独で首位を維持して、見事このツアーにおける初優勝を決めたのは世界ランキング224位のローリー・カンター(イングランド、34歳、188㎝、80㎏)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の成績を踏まえて、世界ランキングは114位まで上がっている。
カンターや経験重ね初勝利
新たな地平見えて来るかも
2位タイに入ったのは世界ランキング106位のスリストン・ロウレンス(南アフリカ、27歳、180㎝、97㎏)、世界ランキング438位のベルンド・ウィースバーガー(オーストリア、38歳、188㎝、86㎏)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはスリストン・ロウレンスが92位まで上がり、ベルンド・ウィースバーガーが239位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング203位のジュリアン・ゲリエ(フランス、38歳)、世界ランキング242位のニコラス・ノーゴー・ミュラー(デンマーク、32歳)で、トータル-10まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはジュリアン・ゲリエが177位まで上がり、ニコラス・ノーゴー・ミュラーが203位まで上がっている。
単独6位に入ったのは中島啓太で、トータル-9まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは86位まで下がっている。
そして桂川有人はトータルイーブンと伸ばせず、34位タイとなり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは174位まで下がっている。
川村昌弘はトータル+9まで落として65位タイとなり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは300位を維持している。
また5月30日(木)の19時45分頃から時差-13時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-14時間)の米国・ノースカロライナ州にある「ラリー・カントリークラブ(7394ヤード、パー70)」において、米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアー、「UNCヘルス・チャンピオンシップ」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は100万ドル、優勝賞金は18万ドルとなり、これはそれぞれ約1億5600万円、約2810万円であった。
日本人選手としては世界ランキング491位で米国男子ツアーのシード権復活を目指す小平智(34歳、172㎝、70㎏)、世界ランキング545位で昨年はこのツアーを主戦場としていた大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)が出場して、大西魁斗が予選を通過した。
大西や何とか通過通過して
後の活躍期待膨らみ
さて、見事このツアーにおける初優勝を果たしたのは大西魁斗で、トータル-8まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは284位まで上がっている。
大西や期待に応え優勝し
今後活躍期待膨らみ
単独2位に入ったのは世界ランキング307位のマックス・マクグリービ(米国、29歳)で、トータル-7まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは226位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング670位のネルソン・レデスマ(アルゼンチン、33歳)で、トータル-5まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは487位まで上がっている。
そして小平智は世界ランキングが507位まで下がっている。
また、5月30日(木)の19時45分頃から時差-13時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-14時間)のカナダ・オンタリオ州にある「ハミルトン・ゴルフ&カントリークラブ(7084ヤード、パー70)」において、米国男子ツアー「RBCカナディアン・オープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額が940万ドル、優勝賞金が169.2万ドルとなり、1ドルを約156円とすれば、それぞれ約14億7000万円、約2億6400万円であった。
日本人選手としては世界ランキング87位で今年からこのツアーを主戦場としている久常涼(21歳、175㎝、75㎏)が出場しており、無事予選を通過した。
それから全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に55位タイまでに入っていた69名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ放送であるが、全国的に視られるテレビではCS放送のゴルフネットワークにより4日間に亘って放送され、土日にはBSーJapanextが加わった。
またインターネットの動画配信サイトU-NEXTにより4日間に亘って配信されていた。
久常涼エース認める実力で
予選通過後期待膨らみ
さて、見事このツアーにおける初優勝を決めたのは世界ランキング76位のロバート・マッキンタイア(スコットランド、27歳、178㎝)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは39位まで上がっている。
ロバートや父との絆初勝利
新たな道が開けるのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング91位のベン・グリフィン(米国、28歳、185㎝、84㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは70位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング109位のビクトル・ペレス(フランス、31歳、196㎝、95㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは84位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング3位のロリー・マキロイ(北アイルランド、35歳、178㎝、73㎏)、世界ランキング26位のトム・キム(本名トム・ジュヒョン、韓国、21歳、183㎝)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはロリー・マキロイが3位を維持し、トム・キムが22位まで上がっている。
そして久常涼はトータル-3まで伸ばして35位タイに入り、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは91位まで下がっている。
それから残念ながらサンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)、アジアンツアーはオープンウイークとなっており、オーストラリア男子ツアーはオフに入っている。
次に今週のゴルフの世界ランキングにおける男子日本人選手の変動に付いて触れておく。
先ず日本人の中で1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
15位 ー 松山英樹(32歳、180㎝、90㎏)
86位 ↓ 2 中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)
91位 ↓ 4 久常涼(21歳、175㎝、75㎏)
105位 ↓ 2 星野陸也(27歳、186㎝、80㎏)
119位 ↓ 2 金谷拓実(26歳、172㎝、75㎏)
151位 ↓ 1 蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、77㎏)
174位 ↓ 1 桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)
217位 ↑ 1 幡地隆寛(30歳、188㎝、98㎏)
219位 ↓ 3 杉浦悠太(22歳、172㎝、74㎏)
253位 ↑ 1 石川遼(32歳、175㎝、75㎏)
280位 ↓ 3 木下稜介(32歳、174㎝、75㎏)
281位 ↑ 1 今平周吾(31歳、165㎝、67㎏)
284位 ↑261 大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)
300位 ー 川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)
302位 ↓ 5 平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)
327位 ↓ 6 稲森佑貴(29歳、169㎝、68㎏)
341位 ↓ 6 谷原秀人(45歳、178㎝、80㎏)
347位 ー 永野竜太郎(35歳、181㎝、85㎏)
348位 ↓10 比嘉一貴(29歳、158㎝、70㎏)
353位 ↑ 1 佐藤大平(30歳、174㎝、72㎏)
先週は国内も含めて彼方此方で開催され、その幾つかに日本人選手が出場して奮闘していたので、大西魁斗のような大きな変動もあり、それは以下でも変わらない。
その中から1500位までの範囲で20位以上上がった選手に付いて見ておこう。
ABEMAツアーにおいて単独2位に入った吉本翔雄(ショウタ、23歳、167㎝、67㎏)は179位上がって858位に、ABEMAツアーにおいて19位タイに入った上井邦浩(41歳、180㎝、78㎏)は25位上がって1016位に、ABEMAツアーにおいて19位タイに入った伊藤有志(29歳、167㎝、65㎏)は28位上がって1018位に、ABEMAツアーにおいて31位タイに入った大嶋港(ミナト、19歳、158㎝、80㎏)は23位上がって1059いに、ABEMAツアーにおいて優勝した北村晃一(コウイチ、39歳、170㎝、72㎏)は873位上がって1103位に、ABEMAツアーにおいて12位タイに入った照屋佑唯智(ユウイチ、28歳、167㎝、78㎏)は46位上がって1219位になっている。
またABEMAツアーにおいて6位タイに入った松本将汰(29歳、171㎝、65㎏)は90位上がって1231位に、ABEMAツアーにおいて単独8位に入った宇佐美祐樹(35歳、175㎝、75㎏)は93位上がって1258位に、ABEMAツアーにおいて23位タイに入った徳元中(アタル、28歳、167㎝、62㎏)は27位上がって1280位に、ABEMAツアーにおいて12位タイに入った日高将史(38歳、170㎝、66㎏)は61位上がって1318位に、ABEMAツアーにおいて3位タイに入った植木祥多(ショウタ、24歳、173㎝、76㎏)は324位上がって1462位に、ABEMAツアーにおいて12位タイに入った村上拓海(タクミ、24歳、177㎝、75㎏)は62位上がって1476位になっている。