9月も中旬となり、大分過ごし易くなった。
私が住む奈良県でも朝夕は多少涼しく感じられ、寝易くなっている。
台風や台風になりそうな熱帯低気圧が付近にないのも好い。
先週は台風13号の発生、接近があり、場所によってはかなりの被害が出ているので、私が注目しているゴルフツアー、野球等に大きな影響が出ていなかったからと言って、安易に喜んでいるわけにも行かなかった。
それが今週はそんな心配をしなくても好さそうだ。
ちょっと調べてみると、これから週末に向かって、快晴が続くわけではないが、全国的に雨風に悩まされる日は無さそうである。
気温の方は朝夕、2、3度下がっただけではあるが、それでも大分楽である。
ゴルフの他にもうひとつ、そんなに変わらないレベルで気になっている野球の方は日米共に終盤の佳境に入っており、中盤まで十二分に楽しませて貰ったメジャーリーグではエンゼルスが大失速し、二刀流の大谷翔平が遂にダウンして、実質的にもう終戦と言う感じが続いている。
頭脳スポーツと殊更に言われ出した将棋の方では第71期王座戦五番勝負の第2局が昨日行われ、大熱戦を繰り広げた結果、挑戦者の藤井聡太竜王名人が後手番で、何と214手での勝利となった。
これで1勝1敗とタイに戻り、改めて三番勝負となるから、まだまだ緊張感を楽しめそうである。
粘り強く受け続ける永瀬拓也王座を悪く言う人がいるが、多少変わってはいても、そんな棋士が居ても好いじゃないか!?
また、藤井聡太竜王名人が今回の五番勝負で結果的に負けて、タイトル戦の連勝、そして八冠への記録が途切れても好い。
彼が第一人者であることには変わりないし、これからも十分に楽しませてくれるはずである。
話がこれから触れようと思っているゴルフから大分ずれた。
私の悪い癖であるが、それだけ生活に楽しみを持っていると思って貰おう。
なんて、ちょっと偉そうだったなあ。フフッ。
それはまあともかく、今日の日中を見ても、多少は涼しくなったものの、まだまだ残暑厳しく、外での運動に応えるのはあまり変わらない。
相変わらず熱中症の注意報が出ているし、プロのゴルフツアーでも熱中症に悩まされないがプレイを続けたり、棄権に至っているケースも散見される。
ただ世界は広く、彼方此方様々な状況にある。
たとえばオーストラリア、南アフリカ等の南半球にある国では我が国と反対の季節になっている。
そんな中、先週も世界中の彼方此方で世界ランキングの変動に関係しそうな男女ゴルフツアーが開催された。
その中から今回は男子ツアーの様子に付いて簡単に触れておきたい。
先ずは国内ツアーから見ておくと、9月6日(水)の朝から兵庫県にある「ライオンズカントリー倶楽部(7065ヤード、パー71)」において国内男子ツアーの下部に当たるABEMAツアー、「PGM Challenge2023」が3日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は1500万円、優勝賞金は270万円となっており、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に62位タイまでに入っていた72名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
男子の場合、予定としては60位タイまでとなっていても、今回のように多少の配慮があり、多めに上がることも見られるので、この辺りはホッとさせられた。
このツアーも女子ツアーよりは穏やかにせよ、新鋭の台頭が見られ、更に国内男子ツアーへと上がって行く機会ともなっているので、引き続き注目してみたい。
なおライブ中継はインターネットの動画配信サイトABEMAにより3日間に亘ってたっぷりと配信された。
国内の男子下部でも新鋭が
台頭始め胸弾むかも
さて、単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング1124位の今野大喜(ダイキ、26歳、170㎝、80㎏)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこのツアーにおける念願の初優勝で、プロ初優勝でもあり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは899位まで上がっている。
今野大喜苦労重ねて初勝利
今後の飛躍期待するかも
2位タイに入ったのは世界ランキング935位で韓国系の平本世中(セジュン、23歳、176㎝、75㎏)、世界ランキング2424位の伊藤誠道(マサミチ、28歳、168㎝、78㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは平本世中が839位まで上がり、伊藤誠道が1619位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング599位で好調を維持している新鋭の生源寺龍憲(タツノリ、25歳、162㎝、65㎏)、世界ランキング1414位の日高将史(マサシ、37歳、170㎝、60㎏)、世界ランキング2218位の古田幸希(コウキ、31歳、174㎝、78㎏)で、トータル-15まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは生源寺龍憲が581位まで上がり、日高将史が1320位まで上がり、古田幸希が1803位まで上がっている。
また、9月7日(木)の7時頃から韓国にある「クラブ72CC・オーシャンコース(7175ヤード、パー72)」において、国内男子ツアー、アジアンツアー、韓国男子ツアーが共催する「新韓(シンハン)東海(ドンヘ)オープン」が4日間の日程で開催された。
国内男子ツアーの公式サイトによると、賞金総額は約1億4100万円、優勝賞金は約2540万円であった。
前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に63位タイまでに入っていた83名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
女子に比べるとゆっくりではあるが、このツアーにも新鋭の台頭が観られることが増え、ちょっと楽しみであった。
それに今回は外国人選手が一気に増えたから、厳しくはなったが、活躍した時の楽しみも大きかった。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビではCS放送のゴルフネットワークによって4日間に亘って放送された。
時差が無い分、寝不足を気にせずに楽しめて好かった。
国内の男子ツアーも若手等が
台頭始め期待膨らみ
国内の男子ツアーが韓国で
外国人も増えて楽しめ
さて、首位タイとなり、プレーオフを制して見事優勝したのは世界ランキング549位の高君宅(コウ・グンテク、韓国、23歳)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこれがツアー3勝目で、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは329位まで上がっている。
コウグンテクプレーオフ勝ち三勝目
今後の飛躍期待膨らみ
首位タイとなり、プレーオフで負けて単独2位となったのは世界ランキング301位で我が国から見ればその活躍からもう少し馴染みのあるパチャラ・コンワットマイ(タイ、24歳、180㎝、78㎏)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは243位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング124位で学生時代はアマチュア世界ランキング1位に長く君臨し、アマチュア時代に国内男子ツアーにおける優勝もした新鋭の中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)、世界ランキング338位で実力派中堅外国人選手をリードするひとり、国内男子ツアーに参戦しているアンソニー・クウェイル(オーストラリア、29歳、193㎝、82㎏)、世界ランキング454位のリチャード・T・リー(カナダ、32歳、180㎝)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは中島啓太が120位まで上がり、アンソニー・クウェイルが308位まで上がり、リチャード・T・リーが405位まで上がっている。
そして世界ランキング323位で新鋭の平田憲聖(ケンセイ、22歳、170㎝、70㎏)はトータル-15まで伸ばして9位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは315位まで上がっている。
世界ランキング299位で実力派中堅選手をリードするひとり、スイングや体格の改造に余念がない石川遼(31歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング525位で前選手会長の源ちゃんこと時松隆光(30歳、169㎝、75㎏)は共にトータル-14まで伸ばして11位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは石川遼が291位まで上がり、時松隆光が507位まで上がっている。
世界ランキング322位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、海外ツアーにおける活躍で自信を付けて好調を維持している永野竜太郎(35歳、181㎝、85㎏)、世界ランキング643位の阿久津未来也(28歳、180㎝、76㎏)はともにトータル-13まで伸ばして19位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは永野竜太郎が319位まで上がり、阿久津未来也が629位まで上がっている。
次に海外ツアーを見ておくと、アジアンツアーに付いては上記のように、国内男子ツアー、韓国男子ツアーと共催で開催された。
また9月7日(木)の午後から時差-8時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-9時間)のアイルランドにある「ザKクラブ(7441ヤード、パー72)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「ホライゾン・アイルランドオープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は600万ドルとなっており、1ドルを約147円とすれば、これは約8億8200万円で、国内男子ツアー等に比べると結構高額となり、当然のようにその分フィールドが厚くなっていた!?
米国男子ツアーの今シーズンが終わり、年始から始まるように変更された来シーズンまでのいわば調整期間で、少し空いているのも関係したのかも知れない。
そして優勝賞金は約95.1万ユーロとなり、1ユーロを約158円とすれば、これは約1億5000万円であった。
日本人男子選手としては世界ランキング145位で実力派若手選手をリードするひとり、積極的に海外ツアーに参戦している飛ばし屋の星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)、世界ランキング148位で昨年は賞金王に輝き、今季からDPワールドツアーに本格参戦している比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)、世界ランキング162位で積極的に海外ツアーに参戦して一定の成果も出している新鋭の久常涼(20歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング307位で長期に亘ってこのツアーのシード権を保持している旅人こと川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)が出場しており、星野陸也、比嘉一貴が予選を通過した。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に62位タイまでに入っていた90名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なお、川村昌弘に付いてはゴルフと旅に付いての近況を語る人気のコラム、「いま僕はココにいます」が「Vol.173 アイルランド編」に更新されていた。
今回はスイスからアイルランドまでの約1200㎞程の移動で、何時もに比べると短い。
そして綺麗なゴルフ場、民泊で借りた家等の写真が添えてあり、アイルランドの雰囲気がちょっと味わえた。
ただ、物価の高騰と言うか、円安の影響と言うか、欧州での活動費は結構大変なようである。
欧州の男子ツアーに日本人
複数が出て期待膨らみ
旅人のアイルランドのツアーでは
物価高騰悩ましいかも
さて、単独首位に抜け出て見事優勝したのは世界ランキング158位のビンセント・ノーマン(スウェーデン、25歳、185㎝、82㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこれがこのツアーにおける2勝目で、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは76位まで上がっている。
ノーマンや見事逆転優勝し
今後の飛躍期待膨らみ
単独2に入ったのは世界ランキング252位のヒュルリー・ロング(ドイツ、28歳、180㎝)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは141位まで上がっている。
3位タイに入ったのは、世界ランキング37位で全英オープンチャンピオンのシェーン・ローリー(アイルランド、36歳、185㎝、102㎏)、世界ランキング46位のライアン・フォックス(ニュージーランド、36歳、178㎝、98㎏)、世界ランキング102位のスリストン・ロウレンス(南アフリカ、26歳、180㎝、97㎏)、世界ランキング195位のグラント・フォレスト(スコットランド、30歳、180㎝、75㎏)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはショーン・ローリーが32位まで上がり、ライアン・フォックスが43位まで上がり、スリストン・ロウレンスが83位まで上がり、グラント・フォレストが155位まで上がっている。
そして、星野陸也はトータル-11と伸ばして7位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは130位まで上がっている。
比嘉一貴はトータル-3まで伸ばして61位タイに入り、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは150位まで下がっている。
それからサンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)、オーストラリア男子ツアー、米国男子ツアー、その下部に当たるコーンフェリーツアーは残念ながらオープンウイークとなっていた。
なお、今週の男子世界ランキングにはまあまあの変動があったので、日本人選手の中で世界ランキングが1~20番目の選手に付いて以下に簡単に書き留めておく。
順位 変動 氏名
33位 ↑ 2 松山英樹(31歳、180㎝、90㎏)
119位 ↑ 1 金谷拓実(25歳、172㎝、75㎏)
120位 ↑ 4 中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)
130位 ↑15 星野陸也(27歳、186㎝、76㎏)
143位 ↓ 3 蝉川泰果(タイガ、22歳、175㎝、77㎏)
150位 ↓ 2 比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)
165位 ↓ 3 久常涼(21歳、175㎝、75㎏)
206位 ↓ 6 稲森佑貴(28歳、169㎝、68㎏)
217位 ↓ 8 今平周吾(30歳、165㎝、67㎏)
220位 ↓ 7 桂川有人(24歳、167㎝、70㎏)
229位 ↓ 5 岩田寛(42歳、178㎝、74㎏)
253位 ↓ 7 堀川未来夢(ミクム、30歳、176㎝、84㎏)
266位 ↓ 3 大槻智春(33歳、172㎝、94㎏)
272位 ↑ 6 谷原秀人(44歳、178㎝、80㎏)
291位 ↑ 8 石川遼(31歳、175㎝、75㎏)
294位 ↓ 5 大西魁斗(24歳、177㎝、70㎏)
295位 ↓ 8 河本力(リキ、23歳、183㎝、86㎏)
306位 ↑ 1 川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)
315位 ↑ 8 平田憲聖(22歳、170㎝、70㎏)
319位 ↑ 3 永野竜太郎(35歳、181㎝、85㎏)
次に、先週は以下の日本人男子選手の世界ランキングの変動に関係しそうなツアーが幾つか開催され、実際にまあまあの変動が見られたので、1200位までの範囲で10位以上上がった選手に付いて見ておく。
国内男子ツアーにおいて11位タイに入った時松隆光(30歳、169㎝、75㎏)は18位上がって507位に、ABEMAツアーにおいて4位タイに入った新鋭の生源寺龍憲(25歳、162㎝、65㎏)は18位上がって581位に、国内男子ツアーにおいて19位タイに入った阿久津未来也(28歳、180㎝、76㎏)は14位上がって629位に、国内男子ツアーにおいて25位タイに入った竹安俊也(30歳、175㎝、77㎏)は18位上がって673位に、国内男子ツアーにおいて25位タイに入った塚田陽亮(ヨウスケ、38歳、173㎝、80㎏)は19位上がって713位になっている。
またABEMAツアーにおいて7位タイに入った新鋭の金子駆太(コウタ、21歳、177㎝、83㎏)は28位上がって818位に、PGAツアーカナダにおいて29位タイに入った岡田絃希(ゲンキ、25歳、177㎝、70㎏)は10位上がって872位に、ABEMAツアーにおいて優勝した今野大喜(ダイキ、26歳、170㎝、80㎏)は225位上がって899位に、ABEMAツアーにおいて9位タイに入ったベテランの内藤寛太郎(ヒロタロウ、41歳、172㎝、77㎏)は18位上がって1119位になっている。
それから今週は国内男子ツアー、サンシャインツアー、DPワールドツアー、米国男子ツアー、コーンフェリーツアーの開催が予定され、オーストラリア男子ツアー、アジアンツアー、ABEMAツアーは残念ながらオープンウイークとなっている。