3月23日(木)の夜から時差-16時間の米国アリゾナ州にある「スーパースティション・マウンテン・ゴルフ&カントリークラブ(6526ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「ドライブ・オン選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は175万ドルとなっており、1ドルを約130.8円とすると、約2億2900万円となる。
日本人選手としては世界ランキング20位でプラチナ世代を代表し、海外でも安定したプレイを見せて来た古江彩佳(22歳、153㎝、54kg)、世界ランキング29位で新世紀世代を代表し、2020年に全米女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング40位で黄金世代をリードするひとり、2019年に全英女子オープンで優勝した渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング41位でプラチナ世代をリードするひとり、今年からこのツアーのメンバーに加わった西村優菜(22歳、150㎝、50㎏)、世界ランキング55位で黄金世代をリードするひとり、今年からこのツアーのメンバーに加わった飛ばし屋の勝みなみ(24歳、157㎝、57㎏)、世界ランキング518位の上原彩子(39歳、158㎝、55㎏)が出場し、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子、勝みなみが予選を通過している。
全体では予選ラウンド終了時点で65位タイまでに入っていた76名の選手が残り2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
日本人選手予選を通過する
メンバー増えて胸弾むかも
さて、首位タイに入ってプレーオフを制し、見事優勝したのは世界ランキング14位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)で、最終日5バーディー、1ボギーの-4、トータル-20と伸ばし、結果として首位を維持したことになる。
最終日も第3日目に引き続いて全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-16からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-17と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して、3バーディーの-3、トータル-20と伸ばした。
なおこれがこのツアーで通算3勝目となるそうな。
セリーヌや確り伸ばし首位を維持
セリーヌや首位を維持して強さ魅せ
首位タイに入ってプレーオフの結果、単独2位となったのは世界ランキング22位のジョージア・ホール(イングランド、26歳、165㎝)で、最終日1イーグル、7バーディー、2ボギーの-7、トータル-20と爆発的に伸ばし、結果として5位上げてことになる。
最終日はトータル-13からスタートして前半では3バーディー、2ボギーの-1、 トータル-14と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して1イーグル、4バーディーの-6、トータル-20と大きく伸ばした。
ジョージアや爆発魅せて二位となり
ジョージアや後半加速強さ魅せ
ジョージアや二位に入って強さ魅せ
単独3位に入ったのは古江彩佳で、最終日7バーディーの-7、トータル-19と爆発的に伸ばして16位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-12からスタートして前半では第2、3ホールと連続バーディーを決め、続く4ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでもバーディーを決めたので、結局3打伸ばし、トータル-15として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第14ホールでもバーディーを決めて、続く2ホールをパーで凌いだ後、第17、18ホールと連続でバーディーを決めたので、結局後半では更に4打伸ばし、トータル-19としてホールアウトした。
この時点では単独首位に立っていたが、後続が迫っていたので、優勝までは難しいのかなあとは思っていた。
それでも、そこまで期待させる伸ばし様、流石ではないか!?
そして、国内女子ツアーも含めて出場した試合で3連続3位と言うのも凄い!
古江彩佳爆発魅せて三位入り
古江彩佳ボギー打たずに三位入り
古江彩佳三位に入り強さ魅せ
単独4位に入ったのは世界ランキング65位でチェ・ヘジンと共に安定した力を見せて来たアン・ナリン(韓国、27歳、167㎝)で、最終日5バーディーの-5、トータル-18と伸ばして3位上げて来た。
最終日はトータル-13からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-15と伸ばし、後半に入ってからも3バーディーの-3、トータル-18と順調に伸ばしている。
アンナリン大きく伸ばし上げて魅せ
アンナリン下がっても上げ力魅せ
アンナリン四位に入り力魅せ
5位タイに入ったのは世界ランキング39位のアリー・ユーイング(米国、30歳、168㎝)、世界ランキング3位で復活して来たコ・ジンヨン(韓国、27歳、165㎝)で、トータル-17まで伸ばした。
アリー・ユーイングは最終日6バーディー、1ボギーの-5と大きく伸ばして14位上げて来た。
最終日はトータル-12からスタートして前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-15と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-17と順調に伸ばしている。
ユーイング大きく伸ばし上げて魅せ
ユーイングぐんぐん上げて五位となり
ユーイング五位に入って強さ魅せ
コ・ジンヨンは最終日5バーディー、1ボギーの-4と伸ばして2位上げて来た。
最終日はトータル-13からスタートして、前半では3バーディーの-3、トータル-16と伸ばし、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-17と少し伸ばしている。
コジンヨン確り伸ばし上げて魅せ
コジンヨン最後は上げて五位となり
コジンヨン五位に入って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
渋野日向子は最終日6バーディー、3ボギーの-3、トータル-16と伸ばして7位タイを維持した。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-13からスタートして、前半では第2ホールでバーディーを決め、続く第3ホールでボギーを叩いたが、空かさず第4ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く2ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでバーディーを決めて、1つ空いて第9ホールではボギーを叩いたので、結局1打伸ばし、トータル-14として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは第11ホールでバーディーを決め、続く第12ホールではボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでバーディーを決め、1つ空いて第17ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では更に2打伸ばし、トータル-16としてホールアウトしている。
3日続けての爆発力とはならなかったが、普通に終えられた安定感が今までの渋野日向子とはひと味違う!?
ともかく好い顔で終えられた大会となった。
渋野日向子確り伸ばし七位維持
渋野日向子七位維持して強さ魅せ
渋野日向子七位に入りまた期待
また、世界ランキング11位のリリア・ヴ(米国、25歳、165㎝)、世界ランキング16位のチャーリー・ハル(イングランド、27歳、168㎝)、世界ランキング536位のマディー・シェリク(カナダ、26歳、160㎝)も3人とも最終日-3、トータル-16と伸ばして7位タイを維持した。
リリアヴや確り伸ばし七位維持
リリアヴや七位維持して強さ魅せ
リリアヴや七位に入り強さ魅せ
チャーリーハル確り伸ばし七位維持
チャーリーハル七位維持して強さ魅せ
チャーリーハル七位に入り強さ魅せ
マディーシェリク確り伸ばし七位維持
マディーシェリク七位維持して力魅せ
マディーシェリク七位に入り次期待
世界ランキング53位で昨年末米国女子ツアーの予選会にトップ合格した新鋭のユ・ヘラン(韓国、22歳、176㎝)、世界ランキング76位のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ、28歳、155㎝)は共に最終日-1、トータル-16と少し伸ばしながらも5位下がって7位タイとなった。
ユヘランや伸ばしながらも五位下がり
ユヘラン伸ばし足りずに五位下がり
ユヘランや七位に入り力魅せ
ジュタヌガーン伸ばしながらも五位下がり
ジュタヌガーン伸ばし足りずに五位下がり
七位入り力を魅せたモリヤかな
世界ランキング4位で天才少女と呼ばれ、欧州女子ツアーとこのツアーで既に複数回優勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、20歳、162㎝)は最終日-2、トータル-14と伸ばし、3位上げて16位タイに入った。
ティティクルやじわりと伸ばし上げて魅せ
ティティクルや決勝で上げ強さ魅せ
ティティクルや上位に入り強さ魅せ
世界ランキング12位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、28歳、168㎝)は最終日-4、トータル-13と伸ばし、16位上げて23位タイに入った。
マグワイヤー確り伸ばし上げて魅せ
マグワイヤー下がっても上げ強さ魅せ
マグワイヤー中位に入り意地を魅せ
そして、笹生優花は最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-13と伸ばし、8位上げて23位タイに入った。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-10からスタートして、前半では第2ホールでバーディーを決め、続く第3ホールではボギーを叩いたが、1つ空いて第5ホールでバーディーを決めて取り返し、残りの4ホールをパーで凌いだので、結局1打伸ばし、トータル-11として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは4ホールをパーで凌いだ後、第14ホールではボギーを叩いたが、空かさず第15ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
1つ空いて第17、18ホールと連続でバーディーを決めたので、結局後半で更に2打伸ばし、トータル-13としてホールアウトしている。
持ち前の爆発力を発揮とまでは行かなかったが、最後に安定したプレイを見せることが出来て、好かった、好かった。ホッ。
本人も言っているように、世界中から猛者が集まるこのツアーで安定したプレイを見せれば、まあまあの位置に止まると言うことであろう。
その辺りを見通しているだけではなく、自分の言葉で語れる彼女はやはり賢いプレイヤーなのではないか!?
笹生優花確り伸ばし上げて魅せ
笹生優花下がっても上げ強さ魅せ
笹生優花中位に入り意地を魅せ
世界ランキング18位のジェニファー・カプチョ(米国、25歳、168㎝)は最終日イーブン、トータル-12と伸ばせず、15位下がって34位タイとなった。
世界ランキング24位のハナ・グリーン(オーストラリア、26歳、168㎝)は最終日-3、トータル-10と伸ばし、8位上げて48位タイに入った。
ハナグリーン確り伸ばし上げて魅せ
ハナグリーン下がっても上げ強さ魅せ
ハナグリーン最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング8位で我が国でも人気のあるダンボことチョン・インジ(韓国、28歳、175㎝)は最終日-1、トータル-10と少し伸ばしながらも9位下がって48位タイとなった。
チョンインジ伸ばしながらも九位下げ
チョンインジ伸ばし足りずに九位下げ
世界ランキング2位のネリー・コルダ(米国、24歳、178㎝)は最終日+1、トータル-9と少し落とし、26位も下がって57位タイとなった。
世界ランキング23位で安定したプレイを見せて来たチェ・ヘジン(韓国、23歳、167㎝)は最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず1位下がって68位タイとなった。
そして勝みなみは最終日2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-3と伸ばせず、単独で74位を維持した。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-3からスタートして、前半では6ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでバーディーを決め、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局1打伸ばし、トータル-4として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは、3歩オールをパーで凌いだ後、第13ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでボギーを叩き、1つ空いて第18ホールでもボギーを叩いたので、結局後半では1打落とし、トータル-3としてホールアウトしている。
笹生優花も言うように世界中から猛者等が集まる最高峰のこのツアーは流石に厳しが、多少崩れても初戦から予選を通過し、その後も大きく崩れなかったのは流石ではないか!?
要するに手に合わなくは無く、慣れて来れば大化けするかも知れないから、この後も注目してみたい。
勝みなみスコア維持して順位維持
次に機会に期待を繋ぎ
ともかく、日本人選手が複数名出場するのが当たり前となり、今回のように、時には複数名が上位に入ることもあるようになって、益々目が離せなくなって来た!?
ただ、ライブ中継が今のところWOWOWしかなく、しかも結構高いから、視たいけど、どうしようか、年金生活者は迷うわけさ。フフッ。
勝みなみ最後の意地はお預けに
今後爆発期待するかも