2月23日(木)の10時頃から時差-2時間のタイにある「サイアムCC・パタヤ・オールドコース(6576ヤード、パー72)」において米国女子ツアーのアジアシリーズの一戦、「ホンダLPGAタイランド」が4日間の日程で開催され、その最終日が日曜日に終わった。
公式サイトによると賞金総額は170万ドルとなっており、1ドルを約136.3円とすると、これは約2億3171万円となった。
また優勝賞金は25.5万ドルとなり、約3476万円となった。
なお、予選落ちの無い試合となっていた。
日本人選手としては世界ランキング10位で黄金世代を代表し、自他共に日本のエースと求める畑岡奈紗(24歳、158㎝)、世界ランキング26位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイが売りの古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング36位で新世紀世代をリードするひとり、2020年の全米女子オープンの覇者で飛ばし屋の笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング40位で黄金世代をリードするひとり、2019年全英女子オープンの覇者で交友関係が広く人気者の渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング84位で93期生を代表し、ステップアップツアー、国内女子ツアーにおいて93期生では逸早く優勝している岩井千怜(チサト、20歳、162㎝、59㎏、岩井ツインズの妹)、世界ランキング130位で93期生をリードするひとり、ステップアップツアーでは岩井千怜に続いて優勝している岩井明愛(アキエ、20歳、161㎝、59㎏、岩井ツインズの姉)、世界ランキング392位でスーパーアマチュアの馬場咲希(17歳、175㎝)が出場していた。
なお、ライブ中継に付いては今のところWOWOW一択となっていた。
さて、単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング33位のリリア・ヴ(米国、25歳、165㎝)で、最終日8バーディーの-8、トータル-22と爆発的に伸ばして3位上げて来た。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-14からスタートして、前半ではいきなり4バーディーの-4、トータル-18と確り伸ばし、後半に入ってからも4バーディーの-4、トータル-22と順調にのばした。
なおこれが嬉しいツアー初優勝で、この試合の結果、世界ランキングは12位まで上がっている。
リリアヴや爆発魅せて首位奪い
リリアヴや後半上げて強さ魅せ
リリアヴや逆転勝ちで強さ魅せ
単独2位に入ったのは世界ランキング470位で飛ばし屋の新鋭、ナッタクリッタ・ウォンタウェーラプ(タイ、20歳、170㎝ぐらいか?)で、最終日7バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの-1、トータル-21と少し伸ばしながらも1位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-20からスタートし、前半では4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-19と少し落としたが、後半に入ってからは加速して、3バーディー、1ボギーの-2、トータル-21と伸ばした。
身長に付いては或る記事に160㎝なんて書いてあったが、写真を見る限り馬場咲希より少し低く、がっちりしていて、馬場咲希を上回る飛距離を持つのが納得出来る感じで、170㎝前後に思える。
仲の好いアタヤ・ティティクルの身長が162㎝で、並ぶと馬場咲希との差より大きいから、このことからも170㎝前後と言うのが妥当であろう。
昨年はアマチュアで活躍し、この試合には予選会をトップ通過しての出場と言うから、今回の活躍はフロックでも何でもない!?
なおこの試合の結果、世界ランキングは91位まで上がっている。
追い抜かれウォンタウェーラプ二位となり
後伸ばしウォンタウェーラプ力魅せ
二位となりウォンタウェーラプ力魅せ
単独3位に入ったのは世界ランキング4位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーと米国女子ツアーでは優勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、19歳、162㎝)で、最終日5バーディー、1ボギーの-4、トータル-20と伸ばしながらも、1位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-16からスタートし、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-16と伸ばせなかったが、後半に入ってからは加速して4バーディーの-4、トータル-20と確り伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは4位を維持している。
ティティクルや伸ばしながらも一位下げ
ティティクルや伸ばし足りずに一位下げ
ティティクルや三位に入り強さ魅せ
4位タイに入ったのは世界ランキング32位のマヤ・スタルク(スウェーデン、23歳、175㎝)、世界ランキング14位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)で、トータル-17まで伸ばした。
マヤ・スタルクは最終日4バーディー、1ボギーの-3と伸ばして4位を維持した。
最終日はアウトスタートでトータル-14からスタートし、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-16と伸ばして、後半に入っても、1バーディーの-1、トータル-17と少し伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは24位まで上がっている。
スタルクや確り伸ばし四位維持
スタルクや四位維持して強さ魅せ
スタルクや四位に入り強さ魅せ
セリーヌ・ビュティエは最終日3バーディー、1ボギーの-2と伸ばしながらも1位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル-15からスタートし、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-15と伸ばせなかったが、後半に入ってからは加速して、2バーディーの-2、トータル-17と伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは13位まで上がっている。
セリーヌや伸ばしながらも一位下げ
セリーヌや伸ばし足りずに一位下げ
四位入り強さを魅せるビュティエかな
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング5位のコ・ジンヨン(韓国、27歳、168㎝)は最終日-8、トータル-16と爆発的に伸ばし、21位も上げて6位タイに入った。
コジンヨン爆発魅せて六位入り
コジンヨン大きく上げて強さ魅せ
コジンヨン六位に入り強さ魅せ
世界ランキング11位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、28歳、168㎝)は最終日-7、トータル-16と爆発的に伸ばし、14位上げて6位タイに入った。
マグワイヤー爆発魅せて六位入り
マグワイヤー下がっても上げ強さ魅せ
マグワイヤー六位に入り強さ魅せ
世界ランキング1位でかつては天才少女と呼ばれて10代の内に世界ランキング1位まで上り詰め、少し低迷した後に復活して来たリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)、世界ランキング2位で昨年鎖骨下静脈に出来た血栓除去手術を経て復活したネリー・コルダ(米国、24歳、178㎝)は共に最終日-3、トータル-16と大きく伸ばし、1位上げて6位タイに入った。
リディアコや確り伸ばし上げて魅せ
リディアコや最後まで上げ強さ魅せ
リディアコや六位に入り強さ魅せ
ネリーコルダ確り伸ばし上げて魅せ
ネリーコルダ下がっても上げ強さ魅せ
ネリーコルダ六位に入り強さ魅せ
世界ランキング9位のキム・ヒョージュ(韓国、27歳、165㎝)は最終日-2、トータル-15と伸ばしながらも、3位下がって10位タイとなった。
キムヒョージュ伸ばしながらも三位下げ
キムヒョージュ伸ばし足りずに三位下げ
キムヒョージュ十位に入り強さ魅せ
世界ランキング31位のアンナ・ノードクイスト(スウェーデン、35歳、183㎝)は最終日-1、トータル-15と少し伸ばしながらも、6位下がって10位タイとなった。
伸ばしても足りずに下がるアンナかな
伸ばしてもノードクイスト三位下げ
十位入り強さを魅せたアンナかな
世界ランキング13位のリン・シユ(中国、26歳、168㎝)は最終日-6、トータル-14と大きく伸ばし、12位上げて15位タイに入った。
リンシユや大きく伸ばし上げて魅せ
リンシユや後半上げて強さ魅せ
リンシユや上位に入り強さ魅せ
そして笹生優花は最終日1イーグル、4バーディー、4ボギーの-2、トータル-12と伸ばしながらも、5位下がって20位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-10からスタートして、前半では2ホールをパーで凌いだ後、第3ホールでバーディーを決め、続く第4、5ホールと連続でボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでバーディーを決めたので、結局イーブンで、トータル-10のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでイーグルを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第14、15ホールと連続でバーディーを決めたが、続く第16、17ホールと連続でボギーを叩いたので、結局後半では2打伸ばし、トータル-12としてホールアウトした。
最終日の伸ばし合いにも付いて行けなかったが、それでも渋野日向子、馬場咲希と同じ組で気持ち好く回れたのか、大崩れせず、好かった、好かった。ホッ。
なおこの試合の結果、世界ランキンキングは36位を維持している。
笹生優花伸ばしながらも五位下がり
笹生優花伸ばし足りずに五位下がり
笹生優花上位に入り強さ魅せ
また畑岡奈紗は最終日4バーディー、2ボギーの-2、トータル-11と伸ばしながらも、3位下がって23位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-9からスタートして、前半では第2ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて、第4ホールでバーディーを決めて取り返し、残りの5ホールをパーで凌いだので、結局イーブンで、トータル-9のまま後半へと繋いでいる。
後半ではいきなり第10ホールでバーディーを決め、1つ空いて、第12ホールでもバーディーを決め、続く4ホールをパーで凌いだ後、第17ホールでボギーを叩いたが、空かさず第18ホールでバーディーを決めて取り返し、結局2打伸ばし、トータル-11としてホールアウトした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは10位を維持している。
畑岡奈紗伸ばしながらも三位下げ
畑岡奈紗伸ばし足りずに三位下げ
畑岡奈紗中位に入り意地を魅せ
世界ランキング12位のチャーリー・ハル(イングランド、26歳、168㎝)は最終日イーブン、トータル-11と伸ばせず、12位下がって23位タイとなった。
世界ランキング8位で我が国でも人気のあるダンボことチョン・インジ(韓国、28歳、175㎝)は最終日-2、トータル-10と伸ばして27位タイを維持した。
チョンインジじわりと伸ばし順位維持
チョンインジ中位維持して意地を魅せ
チョンインジ中位に入り意地を魅せ
そして、渋野日向子は最終日1イーグル、3バーディー、4ボギーの-1、トータル-10と少し伸ばしながらも、7位下がって27位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-9からスタートして、前半では第2ホールでバーディーを決めたが、続く第3ホールでボギーを叩いたので伸ばせず、続く3ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでバーディーを決めたが、続く第8ホールでボギーを叩いたので伸ばせず、結局伸ばせず、トータル-9のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第14ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後第17ホールでもボギーを叩いたが、空かさず第18ホールでイーグルを決めて取り返し、バウンスバック!
結局後半では1打伸ばし、トータル-10としてホールアウトした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは39位まで上がっている。
渋野日向子伸ばしながらも七位下げ
渋野日向子伸ばし足りずに七位下げ
渋野日向子中位止まり意地を魅せ
世界ランキング18位で安定したプレイが売りの新鋭、チェ・ヘジン(韓国、23歳、167㎝)は最終日イーブン、トータル-10と伸ばせず、12位下がって27位タイとなった。
そして馬場咲希は最終日4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-9と伸ばせず、14位下がって34位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-9からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第4、5ホールと連続ボギーを叩いたが、空かさず第6ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く2ホールをパーで凌いだ後、第9ホールでダブルボギーを叩いたので、結局2打落とし、トータル-7として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでバーディーを決め、続く4ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでもバーディーを決め、残りの3ホールをパーで凌いだので、結局後半では2打伸ばし、スタート時点のトータル-9に戻してホールアウトした。
世界の猛者等の伸ばし合いには加われず、前半では落としたが、後半に伸ばして来るのは流石ではないか!?
なおこの試合の結果、世界ランキングは328位まで上がっている。
馬場咲希やスコア伸ばせず大分下げ
馬場咲希中位に入り力魅せ
馬場咲希や中位に入りランク上げ
また岩井明愛は最終日5バーディー、1ボギーの-4、トータル-8と伸ばし、11位上げて38位タイに入った。
最終日はインスタート(第10ホールから)で、トータル-4からスタートして、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-6と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-8と順調に伸ばした。
なおこの試合の結果、世界ランキングは125位まで上がっている。
岩井明愛確り伸ばし上げて魅せ
岩井明愛最後も上げて力魅せ
岩井明愛中位に入り意地を魅せ
世界ランキング17位で昨年大病による欠場を経て復帰したダニエル・カン(米国、30歳、168㎝)は最終日+1、トータル-8と少し落とし、10位下がって38位タイとなった。
世界ランキング19位のハナ・グリーン(オーストラリア、26歳、168㎝)は最終日-3、トータル-7と伸ばし、5位上げて44位タイに入った。
ハナグリーン確り伸ばし上げて魅せ
ハナグリーン最後も上げて意地を魅せ
世界ランキング7位でカナダの妖精と呼ばれて来たブルック・ヘンダーソン(カナダ、25歳、163㎝)は最終日+1、トータル-7と少し落とし、17位下がって44位タイとなった。
そして古江彩佳は最終日5バーディーの-5、トータル-5と大きく伸ばし、15位上げて49位タイに入った。
最終日はインスタートでトータルイーブンからスタートして、前半では3バーディーの-3、トータル-3と伸ばし、後半に入ってからも、2バーディーの-2、トータル-5と順調に伸ばしている。
なおこの試合の結果、世界ランキングは28位まで下がっている。
古江彩佳大きく伸ばし上げて魅せ
古江彩佳確り上げて強さ魅せ
古江彩佳最後は上げて意地を魅せ
また岩井千怜は最終日2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-2と伸ばせず、2位下がって60位タイとなった。
最終日はインスタートで、トータル-2からスタートして、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-2と伸ばせず、後半に入ってからも1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-2と伸ばせなかった。
なおこの試合の結果、世界ランキングは83位まで上がっている。
岩井千怜スコア伸ばせず二位下がり
岩井千怜猛者等に交じり奮闘し
順位下げてもランクは上がり
世界ランキング15位のジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)は最終日+5、トータル-2と大きく落とし、23位も下がって60位タイとなった。
そして世界ランキング3位のミンジー・リー(オーストラリア、26歳、165㎝、男子ゴルファーのミンウ―・リーは弟)は最終日イーブン、トータルイーブンと伸ばせず、3位下がって単独67位となった。