11月11日(金)の夜から時差-14時間の米国フロリダ州にある「ペリカンゴルフクラブ(6341ヤード、パー70)」において米国女子ツアー、「ペリカン女子選手権」が3日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
本来は4日間の日程で開催される予定であったが、ストーム(嵐、暴風雨。ハリケーンとの記述もある)接近の予報によって初日の分がカットされ、3日間の日程に変更された。
公式サイトによると元の賞金総額は200万ドルで、1ドルを約140.4円とすると、それぞれ約2億8100万円となり、予選ラウンド終了時に58位タイまでに入っていた70名の選手が最終日1日に短縮された決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
国内女子ツアーと同様とすればその75%が記録上の賞金となるのであろうが、米国女子ツアーではどうされるのであろうか!?
ともかく、優勝賞金は30万ドルとなっていたから、約4210万円となる。
日本人選手としては世界ランキング22位でプラチナ世代を代表し、ツアールーキーながら安定したプレイを特徴としている古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング32位で新世紀世代を代表し、多少波が大きいながら飛距離と爆発力を特徴としている笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)が出場しており、共に予選を通過しているから、最終日まで期待が繋がった。
2人共先週は国内で開催された米国女子ツアー、「TOTOジャパンクラシック」に出場し、日曜日まで活躍していたので、ちょっと体力的な心配されたが、残り試合も少なくなって来たこの時期、何とか乗り切れたようである。
古江彩佳小柄ながらも強壮で
安定プレイ得意なのかも
笹生優花爆発力と飛距離大
力負けせず乗せられるかも
なお、ライブ中継に付いてはWOWOWとGOLFTVで全日に亘ってたっぷりと放送されていたが、GOLFTVの方は日本への配信が12月で中止されるらしく、これから海外ツアーのライブ中継を視るのが難しくなる!?
もっとも、国内女子ツアーを視られるところが増え、海外ツアーを視ることが減ったので、続けようかどうか迷っていたので、それで好い気もして来た。
月々支払うところが増えると、結構な負担になって来る。
要するに、塵も積もれば山となる、と言うやつだなあ。フフッ。
さて、単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング4位で鎖骨下静脈に出来た血栓の手術から復活して来たネリー・コルダ(米国、24歳、178㎝)で、最終日7バーディー、1ボギーの-6、トータル-14と大きく伸ばして4位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-8からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、続く5ホールをパーで凌いだ後、第7、8ホールと連続でバーディーを決めたので、結局3打伸ばし、トータル-11として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでもバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16、17ホールと連続でバーディーを決めたが、続く第18ホールでボギーを叩いたので、結局後半でも3打伸ばし、トータル-14としてホールアウトした。
今週は調子が上がらず、4月に上記血栓の手術を受けて6月に復帰し、漸くここまで上げて来たから、喜びも一入であろう。
なお、これが米国女子ツアーにおいて今年初勝利で、この大会では連覇となる。
そして通算では8勝目となり、この試合の結果、世界ランキングは1位に返り咲いている。
ネリーコルダ大きく伸ばし勝って魅せ
ネリーコルダ連日上げて勝って魅せ
ネリーコルダ逆転勝利強さ魅せ
単独で2位を維持したのは世界ランキング7位で心優しき飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国、27歳、180㎝)で、最終日6バーディー、2ボギーの-4、トータル-13と伸ばした。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-9からスタートして、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5~8ホールと4連続でバーディーを決めたので、結局4打伸ばし、トータル-13として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは、第11、12ホールと連続でボギーを叩いてしまったが、空かさず第13ホールでバーディーを決めて少し取り返し、バウンスバック!
続く第14ホールでもバーディーを決め、残りの4ホールをパーで凌いだので、結局後半では伸ばせず、トータル-13のままホールアウトしている。
前半に一気に伸ばして首位争いに加わり、後半には落としたり、伸ばせなかったり、この辺りは如何にも彼女らしい戦い振りではないか!?
なお、この試合の結果、世界ランキングは7位を維持している。
まあ、強いと言えば強いからね。
トンプソン確り伸ばし二位を維持
トンプソン前半伸ばし二位を維持
トンプソン二位に入って強さ魅せ
単独3位に入ったのは世界ランキング81位で新鋭のアライセン・カーパズ(米国、24歳)で、最終日3バーディー、2ボギーの-1、トータル-11と少し伸ばしながらも2位下がった。
最終日はトータル-10からスタートして、前半では1ボギーの+1、トータル-9と少し落としたが、後半に入ってからは加速して3バーディー、1ボギーの-2、トータル-11と伸ばしている。
念願の初優勝とは前年ながらならなかったが、それでも後半に盛り返す実力は見せられた!?
なお、この試合の結果、世界ランキングは54位に上がっている。
カーパズや伸ばしながらも二位下がり
カーパズや伸ばし足りずに二位下がり
カーパズや三位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング20位のハナ・グリーン(オーストラリア、25歳、168㎝)は最終日-5、トータル-9と大きく伸ばし、16位上げて4位タイに入った。
ハナグリーン大きく伸ばし上げて魅せ
ハナグリーン最後は上げて強さ魅せ
ハナグリーン四位に入り強さ魅せ
世界ランキング33位のアリー・ユーイング(米国、30歳、168㎝)は最終日-1、トータル-8と少し伸ばして7位タイを維持した。
ユーイング少し伸ばして七位維持
ユーイング実力発揮七位維持
ユーイング七位維持して強さ魅せ
世界ランキング130位で飛ばし屋のマリア・ファシ(メキシコ、24歳、175㎝)は最終日+1、トータル-8と少し落とし、5位下がって7位タイとなった。
世界ランキング21位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、27歳、168㎝)は最終日-2、トータル-7と伸ばし、3位上げて10位タイに入った。
マグワイヤーじわりと伸ばし上げて魅せ
マグワイヤー連日上げて強さ魅せ
マグワイヤー十位に入り強さ魅せ
世界ランキング42位のマヤ・スタルク(スウェーデン、22歳、175㎝)は最終日+2、トータル-7と落とし、8位下がって10位タイとなった。
そして笹生優花は最終日3バーディー、1ボギーの-2、トータル-6と伸ばし、7位上げて13位タイに入った。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-4からスタートして、前半では5ホールをパーで凌いだ後、第6ホールで漸くバーディーを決め、残りの3ホールをパーで凌いだので、結局1打伸ばし、トータル-5として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第13、14ホールと連続でバーディーを決め、残りの4ホールをパーで凌いだので、結局後半では更に1打伸ばし、トータル-6としてホールアウトしている。
この3日間を見ても、ここ暫らくを見ても、ショットが安定し、パーオン率が上がっているそうな。
そして今回も3日間でボギー3つと結果にその効果が出ていた!?
なお、この試合の結果、世界ランキングは32位を維持している。
笹生優花最後まで上げ強さ魅せ
笹生優花安定武器に上位入り
笹生優花上位に入り強さ魅せ
世界ランキング14位で小柄ながら飛ばし屋のキム・セヨン(韓国、29歳、160㎝)は最終日-5、トータル-5と大きく伸ばし、41位も上げて17位タイに入った。
キムセヨン大きく伸ばし上げて魅せ
キムセヨン大きく上げて強さ魅せ
キムセヨン上位に入り強さ魅せ
世界ランキング9位のキム・ヒョージュ(韓国、27歳、165㎝)は最終日+2、トータル-5と落とし、10位下がって17位タイとなった。
世界ランキング8位で落ち着いた優しげな様子から日本でも人気の高い、ダンボことチョン・インジ(韓国、28歳、175㎝)は最終日イーブン、トータル-4と伸ばせず、2位下がって22位タイとなった。
世界ランキング3位でかつては天才少女と呼ばれて長期に亘って世界ランキング1位に君臨し、一時調子を落としていたが、確り復活しているリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)は最終日イーブン、トータル-3と維持し、1位上げて26位タイに入った。
リディアコやスコア維持して上げて魅せ
リディアコや最後は上げて強さ魅せ
リディアコや中位に入り意地を魅せ
世界ランキング11位のジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)は最終日イーブン、トータル-2と維持し、5位上げて31位タイに入った。
ジェニファーやスコア維持して上げて魅せ
ジェニファーやじわじわ上げて強さ魅せ
ジェニファーや中位に入り意地を魅せ
世界ランキング36位のアンナ・ノードクイスト(スウェーデン、35歳、183㎝)は最終日+3、トータル-2と落とし、18位下がって31位タイとなった。
世界ランキング29位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ、33歳、165㎝)は最終日+5、トータル-1と大きく落とし、28位も下がって37位タイとなった。
世界ランキング27位のメガン・カン(米国、25歳、155㎝)、世界ランキング37位のマリーナ・アレックス(米国、32歳、160㎝)は共に最終日+1、トータルイーブンと少し落とし、5位下がって48位タイとなった。
そして、古江彩佳は最終2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの+2、トータルイーブンと落とし、12位下がって48位タイとなった。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-2からスタートして、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決め、1つ空いて第6ホールでもバーディーを決めたが、1つ空いて第8ホールではボギーを叩いたので、結局1打伸ばし、トータル-3として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでボギーを叩き、続く7ホールをパーで凌いだ後、第18ホールではダブルボギーを叩いたので、結局後半では3打落とし、トータルイーブンとしてホールアウトしている。
流石に疲れが出たか、好いところがあまりなく終わったような感じであったが、泣いても笑っても残り1試合となり、その最終試合出場権を得ているので、最後まで応援したい。
なお、この試合の結果、これまでの蓄積もあるのか、世界ランキングは22位を維持している。
古江彩佳最後疲れが出て来たか
気持ち切り替え次回に期待
古江彩佳最後は下がり悔しさを
糧と出来るか次回に期待
そして、世界ランキング13位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)は最終日+2、トータル+2と落とし、4位下がって62位タイとなった。